“少なくとも音楽には国境は要らない” エリック・サティが託したヴィジョンが生誕150年の年に再生する。旅する音楽ユニットKy ─ 仲野麻紀とヤン・ピタールが奏でる、これが21世紀のボーダーレス・ミュージック!
Ky『Désespoir agréable』 192kHz/24bitで RME Premium Recordings よりリリース
素晴らしい二人の演奏家達による極めてプライベートな音世界。暖かさと迫力を共存させた録音も特筆に値する。まだ成長過程と思わせるところが良い。15年後の彼らの演奏を聞いてみたい。 ── 久保田麻琴(音楽プロデューサー)
Ky(キィ)は、パリ市立音楽院ジャズ科の同窓生、仲野麻紀 (alto sax, metal-clarinet, vocal)とヤン・ピタール (oud, guitar) によるユニット。自然発生的な即興演奏を軸に、エリック・サティの楽曲を自由自在に演奏。
『Ky』とは、フランス語でのフォネティック [ki] = Qui “誰” という意味と音を持ちます。 日本語のフォネティック [キ] にも、 たくさんの意味があります。木、気、季、希、樹、己、期...etc.
10年間演奏してきたサティの楽曲から選りすぐりの5曲を収めたPart 1と、Kyの演奏の軸となる即興演奏をベースとしたオリジナル曲と伝統曲のPart2で構成された本作は、フランス・ブルターニュ地方にある古い教会でレコーディングされ、心地よい残響空間の中で二人の微細な息遣いまでをもらすことなく収録。各々の音は出会い、まず、今この生きた空間での即興をコンセプトに、エリック・サティの作品を様々な楽器で演奏します。演奏者は旅し、音楽も聴き手と共に旅をする。それは、~musique vagabonde~ 旅する音楽。
なお、Ky『Désespoir agréable』は、通常のWAVに比べ、時間軸精度が高い話題のMQAフォーマットでもお楽しみいただけます。演奏者の仲野麻紀さんも、WAVに比べてMQAの方が実際に歌っているときの内耳からくる骨伝導も含めた音に近いとコメントしています。アーティストもお墨付きの音源を、皆様も是非お楽しみください。
アルバム情報
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