ADI-2シリーズ - ファームウェア・アップデートにより強化された機能群 - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
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ADI-2 Series
ファームウェア・アップデートで強化された機能

ァームウェア・アップデートにより強化された機能群

exclamationこの記事は2022年1月20日更新のファームウェアで追加された機能を元に作成しています。

ADI-2シリーズの概要

2016年にRMEがリリースしたADI-2 Proは、個人でも手軽にPCM768 kHz/DSD11.2 MHzの録音・再生環境を作れ、他に類を見ないほどの低インピーダンス、高出力、SN比120 dBというノイズ・フリーなヘッドフォン出力、ジッターを極限まで抑制し最高精度のクロックを提供するSteadyClockなど、数々の革新的な機能を搭載。以降、レコーディングの現場はもちろんのこと、スタジオでのマスタリングやヴァイナル・リッピング、そして自宅でのプリアンプ、ヘッドフォン・アンプとして、その無垢なサウンドと高い柔軟性を誇る接続性により、プロフェッショナルからホーム・ユースを問わずあらゆるシーンで高い評価を受け、世界中で数々の賞を受賞しました。

ADI-2 DACは、ADI-2 Proの一部の機能を見直し、オーディオに初めて触れるというユーザーであっても使いやすいシンプルな操作性と最高の音質を両立した、最上位のDAC / ヘッドフォン・アンプとして誕生しました。また、ADI-2 DAC FSは、一般的なオーディオ・インターフェイスには搭載されないマスタリング・グレードのリファレンス・クラス・ハイエンドDAコンバーターを搭載するため、これを既存の制作システムに追加することで、従来では実現が難しかった精密、正確なバランスをとるためのトップ・クラスのモニター環境を構築することできます。

ファームウェアのアップデートについて

RMEは製品の操作性の向上、機能の追加、修正を目的としたファームウェア・アップデートを行っています。ADI-2 Pro / ADI-2 DACの最新ファームウェアはhttps://synthax.jp/drivers.htmlよりダウンロードしてください。

ファームウェア・アップデートの手順についてはダウンロードページ、またはユーザーガイド「インストールと操作」の章をご確認ください。

exclamationWindowsをお使いの場合はMADIfaceシリーズ用ドライバーがインストールされていることをご確認ください。

ファームウェアのアップデートについて

強化された機能

1.USB Loopback機能

すべてのアナログ出力をUSB経由でループバック録音できる機能がADI-2 Proにも追加されました(ADI-2 DACは2021年7月時点のファームウェアで搭載)。1/2、3/4、5/6の最大3つのステレオ・チャンネルをループバックに設定できます。ループバック信号はPre FXとPost FXに加え、Post FX には EQ 有効時にオーバーロードを防ぐために-6 dBのオプションがあり、USB信号を6 dB下げることによってヘッドルームを確保することができます。

この機能により、Mac環境でもDIGICheckで再生データを確認することができるようになりました。Windows環境でも、元の再生データに加え、DSP処理後の再生データをDIGICheck やその他のASIO アプリケーションで確認できます。

USB Loopback機能

2.トグル機能の新オプション(ADI-2 Pro)

トグル機能は、VOLUMEノブを1秒以上押し続けることで、出力ソースの切り替えができます。SETUP - Options - Phonesの「Toggle Ph/Line」で設定します。最新ファームウェアで追加された「Line/Digit.」を選択することで、リアパネルのライン出力とデジタル出力の切り替えが可能です。ヘッドフォン接続時には、ヘッドフォン出力とデジタル出力が切り替わります。

もう一つの新たなオプション「all plugged」は接続中のすべてのアナログ出力を順番に切り替えられる機能です。使用中のPH 1/2とPH 3/4が検出され、XLRと出力を切り替えることができます。ヘッドフォンをPH 1/2に接続中はXLRとPH 1/2が切り替わり、PH 3/4に接続中はXLRとPH 3/4が切り替わります。いずれの端子にも接続している場合は3つの出力が順番に選択されます。

トグル機能

3.水平レベル・メーターの新機能

スペクトラム・アナライザーの下の水平レベル・メーターに新たに「Post FX dBu」オプションを追加しました。これを選択した場合、ピーク・レベルをdBu値で確認できます。また、メーター内にマーカーが追加されました。

水平レベル・メーター

4.Bass/Treble設定とパラメトリックEQプリセットの保存

メインの5パラメトリックEQにBass/Treble設定を組み合わせて、7バンドEQとして使用できる機能です。。EQボタンを2回押してEQ Enable/Presetsメニューを表示し「Load B/T w. Preset」をONにすることで、Bass/Treble設定は常にパラメトリックEQプリセットに保存されます。また、BassとTrebleは”BB / BT”としてEQグラフに表示され、直接EQグラフからコントロールできます。

Bass/Treble機能

5.リモコンでのEQプリセット操作

キー・リマップ機能を用いて本体またはリモコンのボタンにEQプリセットを割り当てることができます。リモコンを用いて離れた場所から簡単にプリセットを切り替えることが可能です。SETUP - Options - Remap Keys/Diagnosisから設定できます。

リモートEQプリセット操作

 

ADI-2 Pro / ADI-2 DACの最新ファームウェア・アップデートによって追加された新機能の一部を抜粋して紹介します。この記事に載っていない追加された他の機能の詳細は上記のビデオをご参照ください。

exclamationビデオ公開時より更にアップデートされている機能があります。

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