こんにちはシンガーソングライターの辻敦尊(つじあつたか)です。今回より数回に渡ってPro Tools 9 とFireface UFXを組み合わせたシステムの活用法またはTipsなどをご紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
まずはじめに今回は初回という事もあるので、僕がなぜPro Tools 9にFireface UFXを組み合わせて利用しているのか!という辺りからご紹介しておきましょう。
理由その1: | 高音質で多チャンネルを装備したオーディオインターフェースであるから! |
理由その2: | IEEE1394とUSB2.0のデュアルインターフェース仕様であるから! |
理由その3: | ダイレクトUSBレコーディング機能を搭載しているから! |
理由その4: | コンプレッサーやエキスパンダーまでをも搭載したTotalMix FXを利用できるから! |
理由その5: | MIDIもヘッドフォン出力もそれぞれ2系統ずつ装備しているから! (しかも1Uという省スペースデザイン) |
他にもいくつか理由はあるのですが、ちょっと挙げただけでもこんなにメリットはあるんです。ちなみに自分のスタジオ内で使用する時には主にデジタルミキサー(24Bit/192kHz対応)として、ノートPCと一緒に持ち出して使用する時にはオーディオインターフェース&バックアップMTRとして活用しています。一台で何役もこなしてくれるFireface UFX導入してから数ヶ月経ちますが今ではもう欠かせないアイテムの一つとなっています。
それではそろそろ本題に入っていきましょう!
今回のテーマはズバリ!"DURec™(ダイレクトUSBレコーディング)で記録したマルチトラックデータをPro Tools 9へ読み込む場合の手順説明"です。
もともとシンプルに操作できる様 設計されているのですが、実際に操作してみるとつまずいてしまう人も中にはいるかもしれません、またはこれから購入を考えている人の中で具体的イメージをもっとつかんでいたいと思う人などもいるでしょう。今回ご説明する事でそうした人達の少しでも参考になってくれれば嬉しいです。
☆今回の説明を進めていく上でいくつか前提としておきたいポイントがあります。下記前提ポイントを確認の上、読み進めていく様にしてください。
前提ポイントその1: |
記録されたマルチトラックデータのトラック構成はステレオトラック×2、モノラルトラック×4となっています。 |
前提ポイントその2: |
マルチトラックデータのトラック並び順は下記の通りとなっています: |
1トラックが1つめのステレオトラックのLチャンネル |
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前提ポイントその3: |
記録されたマルチトラックデータはPro Tools 9がインストールされたパソコンのデスクトップ上にコピーを済ませた状態となっています。 |
前提ポイントその4: |
マルチトラックデータと読み込むセッションのサンプルレートは同じに設定しています。 |
さぁいよいよ手順の説明に入っていきます。
最後に実に簡単な操作で利用できるUSBダイレクトレコーディングのマルチトラックデータ。アイデア次第で色々と活用できると思います。僕はバンドリハーサル時にダイレクトUSBレコーディングで各パートをマルチレコーディングしておき、そのデータを後からPro Tools上に読み込ませて各パートのアレンジ見直し作業などに活用しています。
※参考情報:DURec™(ダイレクトUSBレコーディング)を行う手順については本サイトの下記ページをご覧下さい。
RMEチュートリアル:Fireface UFX:DURec™(ダイレクトUSBレコーディング)機能
シンガーソングライターとしての活動を中心としながら、作詞家、作曲家、アレンジャー、プロデューサー、映像や舞台の音楽監督、サウンド・デザイナー、ボイストレーナー、ライターなどとしても活躍中!シンセサイザーやコンピューターを用いた音楽制作では定評が高い。
日本シンセサイザープログラマー協会 理事(JSPA)
オフィシャル・サイト http://www.at-music.net/