2017年5月14日、ピアノが主役のコンサートイベント、豪華アーティストたちによる一日限りの競演を通して上質な音楽をお届けする「ならピ♪~Nara Piano Friends」が、奈良県大和郡山市DMG MORIやまと郡山城ホールにて開催されました。
5回目となる今回は、岡本真夜さん・西村由紀江さんをはじめとする豪華アーティストの皆様が出演され、RME・FERROFISH製品を使用したサンプリング・レート192kHzでの収録が行われました。
NEUMANN KMD133D/KM184D・三研マイクロホンCO-100Kをピアノ前やステージ、会場フロントL/R、そして会場後方のL/Rなどに設置しRME DMC-842Mに入力。 RME DMC-842Mからアナログ出力し、ミキサーからの8チャンネルも含めたアナログ16chをFERROFISH A32へ入力、MADIへコンバートしRME MADIface XTへ。
バックアップとしてRME MADIface USBも用意し、それぞれをノートパソコンに接続しました。
過去「サントリー1万人の第九」でデジタル・マイクを使用したのですが非常に良かったので、今回8本導入しました。FERROFISHのA32は実証実験などで使用する機会があり、アナログ/デジタルのコンバーターとして多入力/多フォーマットに対応しており、RMEとの組み合わせに非常に便利な製品だと思いました。
「ならピ♪」は今回で5回目となりますが、今回は会場を移し、DMG MORIやまと郡山城ホールでの開催となりました。Nara Piano Friendsという題目の通り、ピアノ所有率トップクラスを誇る奈良で生まれた、ピアノが主役のコンサートイベントです。豪華アーティストたちによる一日限りの競演を通して、上質な音楽をお届けする、ピアノを愛する人、ピアノに憧れる人、ピアノとともに生きる人が集まるピアノの祭典です。
音声中継車では48kHzの環境にて64ch収録を行いましたが、会場の臨場感をより忠実に収録出来るように、また、今後の音声のハイレゾ化も見据えて、限られたチャンネルのみですが、192kHz環境での収録を試みました。今回、収録初使用であったデジタル・マイクの取扱いは同期やケーブルなどの面でアナログとは別の配慮が必要な部分もありました。しかし、デジタルマイクとRMEの DMC-842MやFERROFISH A32、RME MADIface XTの組み合わせで192kHz収録を小スペースで簡単に録音が可能なことを実感しました。
今回収録された「Dear Piano Friends.親愛なるピアノ仲間たちへ〜ならピ♪♯5」は、2017年6月11日(日)24:50よりMBS毎日放送にて放送されました。