第57回NHK紅白歌合戦 - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
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導入事例

第57回NHK紅白歌合戦

BIS
2006 年12月31日 大晦日恒例、1年を締めくくる日本最大級の音楽テレビ番組、第57回NHK紅白歌合戦の受信公開イベントとして、紅白歌合戦の会場である NHKホール横に併設された、「NHKみんなの広場ふれあいホール」にて、紅白歌合戦のスーパーハイビジョンおよび22.2マルチチャンネル音響同時上映と同時にNHK大阪放送局へのスーパーハイビジョンおよび22.2マルチチャンネル音響IP光伝送を行い、同時公開を行なう公開実験が実施されました。

本イベントにおいて、NHK放送センター内スタジオで演奏を行なうオーケストラ演奏をNHK放送センター内スタジオとふれあいホール間を光ファイバーケーブル接続し、MADIにて70チャンネルを越えるマルチチャンネル伝送を行い、多くのRME MADIデバイスが使用されました。

放送センター内スタジオから送られたおよそ75チャンネルのMADI信号をふれあいホールに設置されたRME MADI Bridgeにてスプリッティングし、マスターDAWとして用意されたFAIRLIGHT Dream Satelliteにて96ch同時録音を行いながら、2台のADI-6432でAES/EBUシグナルに変換し、ミキシングコンソールとして用意された Digidesign ProTools HD + D-ContorolとYAMAHA PM1Dへと伝送。

MADI伝送のハブとして使用されたADI-6432とMADI Bridge

マスターDAWのFAIRLIGHT Dream Satelliteとサラウンドミックスの録音に使用されたFAIRLIGHT Merlin

ミキシングエンジンとして使用されたDigidesign Pro Tools HD

22.2チャンネルミックスされた信号を再びAES/EBUシグナルでADI-6432に入力、MADI変換したものを、RME MADI Bridgeにてスプリッティングし、ダウンミックスデータをFAIRLIGHT Marlinにて録音しながら、ふれあいホール階上に用意された、22.2チャンネル再生用パワーアンプおよびスーパーハイビジョンおよび22.2ch音声データエンコーダーへとディストリビュートしました。


ふれあいホール会場での再生に使用されたADI-6432

ふれあいホール会場での再生に使用されたパワーアンプ群

エンコーダー室に設置されたADI-6432

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