The Sound of Taketomi Island-Okinawa
「日本のルーツミュージック・シリーズ」第一弾
The Sound of Taketomi Island-Okinawa 録音機材の発達と小型化により、ミニマムなシステムであっても以前では考えられないほどのクオリティで録音を行うことが可能になった今の時代ならではのハイレゾリューション録音を、日本を代表するトップ・エンジニアが、その場の空気も含め、ありのままにアーカイブする「日本のルーツミュージック・シリーズ」。記念すべき第一弾は、沖縄は竹富島の伝統歌のユンタをオリジナルの歌詞で23番まで録音した貴重な音源。「竹富島のありのまま」を現代の最高音質にてアーカイブした作品です。 本作品は、数々の受賞歴を有し、海外からの評価も高いUNAMAS レーベルとのコラボレーションによって実現しました。 録音は、UNAMASレーベルの主催者であるMick Sawaguchi氏。 竹富島の大自然、波の音、木々のせせらぎを空気感たっぷりにキャプチャーしたフィールド録音はPCM 192 kHz/24 bit で行われ、萬木 忍氏の唄と三線演奏はPCM 192 kHz/24 bit ならびにDSD 11.2 MHzの二つの異なるシステムにて行われました。UNAMASレーベルからは、4 chサラウンドで収録されたフィールド・レコーディングと、萬木氏の唄と演奏をミックスし「サラウンド・スケープ」シリーズとしてリリース。 そして、今回RME Premium Recordingsからリリースされた本作品は、同じ演奏をDSD 11.2 MHzにて収録し、PCMにて収録されたフィールド・レコーディングの音源とをミックスしたものとなります。なお、PCMでの録音は、サラウンドの特性を生かし、自然音との融合を目指した空気感の多いマイキング、そして、DSDは、音楽重視でしっかりした 近接音メインのマイキングとなっており、この2作品を聞き比べることにより、同じ演奏を異なるコンセプトと技術で録音された音源を聞き比べることができる貴重な音作品となっています。 ※ 録音に関する詳細は、別途こちらの記事をご覧ください。
収録曲
M-01 Hamabata(浜辺)-----14’58”
M-02 Usukaji(そよ風)------11’51”
M-03 Kaji(風)----10’09”
M-04 Hikinuyu(月夜)---13’40”
アルバム概要
The Sound of Taketomi Island-Okinawa
演奏:萬木忍(唄、三線、銅鑼)、幸枝(フルート、オカリナ、囃子)、根原格(島太鼓、囃子) 収録:2017年2月13日〜16日 沖縄県竹富町 録音:Mick Sawaguchi、Seiji Murai ミックス・マスタリング: Mick Sawaguchi (Mick Sound Lab)
大地が奏でる自然音と伝統音楽を融合した 『The Sound of Taketomi Island-Okinawa』(ライナーノーツより) Junichiro Yamasaki (insideout ltd.) 真っ青な珊瑚の海に浮かぶ宝石のような島、このアルバムの舞台となった竹富島である。隆起サンゴ礁でできた平坦なこの島は、平屋の赤瓦、珊瑚の石垣、珊瑚を砕いた白砂の道といった沖縄の原風景を今なお残している。沖縄の他のどこよりも「琉球に来た」ということを実感させられる土地である。竹富島は、豊かな自然や景観だけでなく、多くの民謡、古謡、芸能、伝承、風習など、八重山地方の伝統文化を大切に継承している島としても有名である。
アーティスト・プロフィール
萬木忍(唄、三線、銅鑼) 幸枝(フルート、オカリナ、囃子) 根原格(島太鼓、囃子)
エンジニア・プロフィール
Mick Sawaguchi (ミック沢口) |
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