DURecでは、高いサンプル・レートやチャンネル数が増加すると、データ転送量も増加し、USB媒体の性能によっては、RMEデバイスが備える内部バッファーよりも長い時間書込み処理が中断することにより、データの損失が生じることがあります。
お使いのメディアで使用できる最大チャンネル数を測定するには、192 kHzで最大録音可能チャンネル数である16チャンネル分を有効にします。Fireface UCX IIにおける、より実用的な例は、192 kHzで全14の入力と1つのサブミックス(合計 16チャンネル)の録音です。 この設定では最も高いデータ処理量(8.8 MB/s)となり内部バッファーは最小になります。 ほとんどのハードドライブでは、エラーなしで空き容量がなくなるまで録音できますが、エラーが表示された場合は、エラーが表示されなくなるまでチャンネル数を徐々に減らしていきます。
ディスプレイ上のUSB Load、Max Write Timeやエラー表示によって、特定の USBメモリの限度を素早く確認することができます。
なお、192 kHzで15チャンネルは、96 kHzで30チャンネル、48 kHzで 60チャンネルに相当します(8.4 MB/s)。
また、再生の場合は、上述のパフォーマンスの問題は通常影響しません。