現ドライバでは最大3 つのFireface UCX Ⅱを同時使用できます。その場合、全ユニットは 同期している必要があります。つまりワードクロック経由であれAutoSync モードであれ、 正しい同期情報を受け取らなければいけません。
●1台のFirefaceのクロックモードをマスターに設定している場合、他のすべてをスレー
ブに設定し、例えばワードクロックをマスターから供給させることで同期させます。す
べてのユニットのクロックモードをSettings ダイアログにてそれぞれ設定する必要が
あります。
● すべてのユニットが同期信号を得ていれば(すべてのSettingsダイアログで[Sync]
と表示されていれば)、すべてのチャンネルが同時に使用できます。
Windowsの場合、ASIOドライバはすべてのユニットを1 つのデバイスとして認識するため、ASIO では特に便利に操作できます。
Macの場合でも、OS X でお使いの場合は、一つのオーディオ・アプリケーション内で複数のオーディオ・デバイスを使用することができます。これは、複数のデバイスを一つにするCore Audio の機器セット機能で行います。
ドライバは、すべてのFireface を番付して認識します。シリアルナンバーの若い番号のものが常にFireface(1)となります。以下の点にご注意ください:
● Fireface(1)の電源をオフにすると、Fireface(2)が最初のFirefaceとして
Fireface(1)となります。再び元のFireface(1)の電源を入れるとFireface(2)
に速やかに変わります。
● ドライバは、WDMデバイスの番付をコントロールできません。したがって、特に
Windows セッションの最中にFireface を複数電源オンにした場合、WDMデバイス
(2)がユニット(1)にマッピングされるようなことが起こるかもしれません。その場合、すべてのFireface をリブートすることで問題は解決するはずです。
注意:TotalMix はFireface のハードウェアの一部です。最大で3つのミキサーが使用できますが、それぞれは独立しているため、データを互いにやり取りすることはできません。
したがって、すべてをまとめるグローバルミキサーとして使用することはできません。
複数台のFireface UCX Ⅱを使用する場合、USB バスがオーバーロードする可能性があります。これを防ぐには、すべてのユニットを別々のUSB バスに接続してください。
詳しくは付属のガイドをご参照ください。