DURecでは、高いサンプル・レートやチャンネル数が増加すると、データ転送量も増加し、USB媒体の性能によっては、UFXが備える内部バーファーよりも長い時間書込み処理が中断することにより、データの損失が生じることがあります。
お使いのメディアで使用できる最大チャンネル数を測定するには、48 kHzで全76 チャンネルを有効にします。この設定では最も高いデータ処理量(10.7 MB/s)となり内部バッファーは最小になります。ほとんどのハードドライブでは、エラーなしで空き容量がなくなるまで録音できますが、エラーが表示された場合は、エラーが表示されなくなるまでチャンネル数を徐々に減らしていきます。
ヒント:192 kHzで15チャンネルは、96 kHzで30チャンネル、48 kHzで 60チャンネルに相当します(8.4 MB/s)。
より実用的な例は、48 kHzで全30入力と2 つのサブミックス(合計 34チャンネル)の録音です。4.8 MB/sであれば、質の良いUSBメモリであれば問題なく録音できます。ディスプレイ上のUSB Load、Max Write Timeやエラー表示によって、特定の USBメモリの限度を素早く確認することができます。
ヒント:再生の場合は、上述のパフォーマンスの問題は通常影響しません。
例として、エラー・フリーで最大の転送バンド幅を扱うことのできる USB フラッシュ・ドライブは SanDisk 社のエクストリーム プロ フラッシュメモリーです。その他の弊社でテスト済みのUSBメディア製品は以下をご確認ください。
FAQ:DURec(Direct USB Recording)でテスト済みのUSBメディア製品を教えてください。