Bloom of Sound 2020

2020年4月29日、販売開始

MQA-CD & Blu-ray Audio (MQA-CD: 176.4kHz/24bit、Blu-ray: 192kHz/24bit)

購入

※ Blu-rayディスクの詳細に関してはこちらをご覧ください
またMQA-CDは通常のCDプレイヤーでの再生が可能です。詳細に関しては こちらをご覧ください。


「日本プロ音楽録音賞」受賞作品のみを集めた珠玉の作品集

RME Premium Recordingsの第14番目のリリースとなる本作品は、ハイレゾ・サラウンド音源の黎明期よりハイクォリティな作品をリリースし続けている音楽レーベル「UNAMAS」とのコラボレーションアルバムとなりました。過去に「UNAMAS」レーベルからリリースされている数ある作品の中から、日本で最も権威のあるプロフェッショナルな音楽録音賞である「日本プロ音楽録音賞」において受賞した作品のみを集めた、珠玉の作品集となっています。

2013年から2019年までの全受賞作品6タイトル(2015年からは5年連続受賞。そのうち2作品は最優秀賞)を網羅したこのアルバムは、「ART」「Technology」「Engineering」という3つの要素を融合させ、常に録音芸術シーンを牽引しつづけているMick Sawaguchi氏の録音に対する情熱に溢れています。細部にまで注意が払われ、現場の空気を余すことなく捉えた録音は、まさにイマーシブオーディオ作品のリファレンスとしてふさわしい仕上がりになっています。

日本プロ音楽賞とは:音楽文化と産業の発展の一翼を担う録音エンジニアが制作し応募した音楽録音作品について、エンジニアが有する音楽に対する感性、技術力等を評価し顕彰することでエンジニアの技術の向上と次世代エンジニアの発掘を図ることを目的する、日本で最も権威のあるプロフェッショナルのための音楽録音賞。一般社団法人日本オーディオ協会、日本レコーディングエンジニア協会、一般社団法人 日本音楽スタジオ協会、一般社団法人日本レコード協会が合同で主催。1994年に第1回がスタートし、2019年には第26回を迎えた歴史あるアワードです。

収録曲

  1. Voice Check
  2. Concerto No.3 in F Major.RV 293 AutumnUNAHQ 2015 ViVa Four Seasons - UNAMAS Strings Sextet
  3. Sonata for Strings NO1 in G Major AndanteUNAHQ 2014 Touch of Contrabass - UNAMAS Strings Quartet
  4. Theme from Schindler's ListUNAHQ 2014 Touch of Contrabass - Ippei Kitamura
  5. Franz Schubert No-14 in D minor Death and the Maiden AllegroUNAHQ 2009 Death and The Maiden - UNAMAS Strings Quintet
  6. Contrapunctus 01UNAHQ 2007 The Art of Fugue - UNAMAS Fugue Quintet
  7. Contrapunctus 14UNAHQ 2007 The Art of Fugue - UNAMAS Fugue Quintet
  8. Jour NaissantUNAHQ 2003 Reimei - Jun Fukamachi
  9. FugaceUNAHQ 2003 Reimei - Jun Fukamachi
  10. Nature surroundBonus Track - Mick Sawaguchi

※01はBlu-rayのみ収録

 

収録概要

黎明 (Reimei)

70年代より作・編曲家/キーボーディストとしてポップスから映画音楽、ミュージカルまで、多岐に渡る活動で日本の音楽シーンを牽引し続けた孤高のピアニスト故深町純氏。

氏の最後のレコーディング作品となる「黎明 (Reimei)」は、2010年7月7日、日東紡音響サウンド・ラボ試聴室で録音されました。録音は「楽譜無し、リハーサル無し」で行われ、その「即興一期一会録音」による溢れんばかりの旋律と美しい音色から同氏の真の音楽家としての姿を垣間見る事ができます。

深町純(ピアノ)

UNAMAS LABELサイトで確認する

The Art of Fugue - 次世代ハイレゾ・サラウンド音源、UNAMASの新たなる挑戦

エンジニア/プロデューサーのミック沢口氏が主宰するレーベル UNAMAS から、今年(2015年)生誕330年を迎えるバッハの晩年の難曲として名高い「The ART of FUGUE ─ フーガの技法」がリリースされます。次世代ハイレゾ・サラウンド音源として昨年軽井沢大賀ホールにて収録され、画期的な録音手法とその高いサウンド・クォリティにより、リリースから1年が経過した現在でも高い人気を誇る「The Four Seasons(UNAHQ2005)」。その UNAMAS レーベル「クラシック・シリーズ」待望の第2作となる「The ART of FUGUE ─ フーガの技法」は、前作以上に音楽的、技術的にハイレゾ・サラウンドにふさわしい取り組みを導入し、従来のイメージを打ち破る新たな「ART of FUGUE」に仕上がっています。

UNAMAS Fugue Quintet:田尻順(第1ヴァイオリン)、竹田詩織(第2ヴァイオリン)、萩谷金太郎(ヴィオラ)、内田佳宏(チェロ)、北村一平(コントラバス)

続きを読む

Death and the Maiden / Dimensions - UNAMASレーベル「軽井沢大賀ホール レコーディング プロジェクト」─「ART」「Technology」「Engineering」の融合

ハイレゾ・サラウンド音源の黎明期よりハイクォリティな作品をリリースし、シーンを牽引しつづけてきたUNAMASレーベルから、「クラシック・シリーズ」の第3作として、シューベルト第14作目にして晩年の名曲と言われる「死と乙女 ─ Franz Schubert No.14 in D minor:Death and the Maiden(UNAHQ2009)」がリリースされました。今回もレコーディングの根幹となるMADIシステムの構築に際しては、RMEのMADIマイクプリアンプやMADIオーディオ・インターフェイスが活躍、以前にもまして「ART」「Technology」「Engineering」の融合が図られた、まさに Hi-Res音楽と呼ぶにふさわしいアルバムに仕上がっています。

UNAMAS Strings Quintet:田尻順(第1ヴァイオリン)、竹田詩織(第2ヴァイオリン)、木畠幸法(チェロ)、伊藤裕(チェロ)、北村一平(コントラバス)

続きを読む

『Touch of Contra Bass』〜ハイト・マイクと低域を探求し続けるUNAMASレーベルの新たな到達点〜

ハイエンドHD MicstasyをはじめとするRMEのシステムが採用されたUNAMAS Strings Quartetによる「Sonata for Strings NO-1 in G-Major Andante」のこだわり抜いた録音の全貌をお見せします。

UNAMAS Strings Quartet:北村一平(コントラバス)、田尻順(ヴァイオリン)、竹田詩織(ヴァイオリン)、中村楓子(ヴァイオリン)、多井千洋(ヴィオラ)、西谷牧人(チェロ)、菅野紗綾(コントラバス)

続きを読む


ViVa The Four Seasons - 大賀ホールにおけるイマーシブ・オーディオ制作の集大成

ハイレゾ・サラウンド音源の黎明期よりハイクォリティな作品をリリースし、シーンを牽引しつづけるUNAMASレーベルの「クラシック・シリーズ」。その「クラシック・シリーズ」で初めてリリースされた作品が『The Four Seasons』でした。

2014年の『The Four Seasons』録音から6年、マイキング手法も機材構築面でも大幅な試行錯誤を重ね大賀ホール録音の集大成として、『ViVa The Four Seasons』が制作されました。

UNAMAS Strings Sextet:竹田詩織(ヴァイオリンソロ)、田尻順(第1ヴァイオリン)、中村楓子(第2ヴァイオリン)、青木篤子(ヴィオラ)、西谷牧人(チェロ)、北村一平(コントラバス)

続きを読む

マイキングで全てを完結し、何も足さない・何も引かないマスター制作

UNAMASレーベルは、音楽の持つダイナミックレンジを損なうことなく「何も足さない、何も引かない」マスター制作のための入念なレコーディングとMIXを信条としており、ここに収められた作品も、もちろんNo EQ/No Comp。楽器の音、マイクの音、機材の音、すべて「生(き)の音」となっております。

ハイレゾ高音質を可能とする最新デジタル技術の導入

真のハイレゾ作品は、昔の技術で収録された作品の焼き直しなどではなく、最新のデジタル機材を使用して現時点においてもっとも汎用性が高く、かつ、高解像度のフォーマットを通じてのみ作成されるべきという考えに基づき、このディスクに収められている作品は、ほぼすべてMADI機器を使った録音システムで収録されています。 MADIとは、光ケーブルを使い、ステージ上での演奏を鮮度の高い状態のまま劣化なく長距離伝送することが可能なデジタル伝送規格の一種です。

この特性を生かすことにより、ステージ上など演者にできるだけ近い場所にマイク・プリアンプを設置しデジタル変換を行うことが可能になり、結果として音質向上に大きく貢献することができます。現代のレコーディングにおいて音の劣化に最も影響するアナログ信号の伝送経路を極力短くし、ステージ上での演奏を鮮度の高い状態のまま収録することができるこのシステムを構築しているのは、「Micstasy」ならびに「DMC-842」といったマイクプリアンプをはじめとする、ドイツのプロフェッショナル・オーディオ・ブランド「RME」のMADIシリーズです。

なお、本作品のクラシック音楽の録音では11.1チャンネルのイマーシブ・オーディオを前提とし、ベースチャンネルは7.1として収録されています。メインのマイクロフォン(5チャンネル) は、デジタル・マイクロフォンを導入し、Left、Right、Center、Surround Left、Surround Right、LFEで構成。ハイト(上部)スピーカー用のマイクロフォンは、4チャンネルで構成しています。さらに、レコーディングに使用する機器電源はバッテリーを使ったり、各機材にもEMCノイズ対策を徹底的に施し厳重なノイズ対策を施しています。

ディスク概要

本アルバムは、Blu-RayディスクとCDの2枚組となっており、Blu-Rayプレイヤーをお持ちでない方は、通常のCDプレイヤーでも作品を楽しめるようになっています。

Blu-rayディスクは、ミュンヘンのmsmスタジオが、Lindberg Lydと共同で開発した「Pure Audio Blu-ray」フォーマットにて制作されています。

各曲が以下のそれぞれのフォーマットで収録されており、リモコンの青・赤・緑・黄の色ボタンにより、再生中に希望の再生フォーマットを"on-the-fly"で切り替えることができるため、例えば、2チャンネルと5.1チャンネルの聞こえ方の違いや、イマーシブの再生環境をお持ちの方は、Dolby AtmosとAuro 3Dというフォーマットの違いを聴き比べることができます。

  • 2ch ステレオ(192kHz/24bit)
  • 5.1ch サラウンド DTS-HD Master Audio(192kHz/24bit)
  • 11.1ch Dolby Atmos
  • 11.1ch Auro 3D(96kHz/24bit)

Blu-Rayのオーサリングには、全て、192kHz/24bitのデータを元に、それぞれのフォーマットが対応しているサンプリングレートにコンバートしたデータを使用しています。

付属のCDはMQAでマスタリング処理され、CDプレイヤーで再生可能なハイレゾ作品です。 お使いの再生機がMQAに対応している場合は自動的にデコードされ、PCM 176.4kHz/24bitにて作品を楽しむことができます。MQAに対応していない再生機器をお使いの場合でも、通常のCDフォーマットである44.1kHz/16bitにて作品をお楽しみいただくことができます。


MQAの詳細は、こちらをご覧ください。

エンジニア・プロフィール
Mick Sawaguchi (ミック沢口)
Mick Sawaguchi (ミック沢口)
1971年千葉工業大学電子工学科卒、同年NHK入局。ドラマミキサーとして「芸術祭大賞」「放送文化基金賞」「IBCノンブルドール賞」、「バチカン希望賞」など受賞作を担当。1985 年以降はサラウンド制作に取り組み、海外からは「サラウンド将軍」と敬愛されている。2007年より高品質音楽制作のためのレーベル「UNAMASレーベル」を立ち上げ、2011年には「UNAMAS-HUG / J」を 新たにスタートし24bit/192kHzでの高品質音楽配信による制作を行う。2013年の第20回日本プロ音楽録音賞で初部門設置となったノンパッケージ部門2CHで深町 純『 黎 明 』(UNAHQ - 2003)が優秀賞を受賞し、その後、第22回、第23回、第24回、第25回、第26回と、日本プロ音楽録音賞を5年連続受賞という快挙を成し遂ける...。ハイレゾ時代のソフト制作が如何にあるべきかを体現し、シーンを牽引し続けている日本が世界に誇るプロデューサー、レコーディングエンジニア。