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PCオーディオ設定ガイド Windows編
Windows PCにFirefaceを接続することで、トップクラスの音質で迫力のある音楽鑑賞をすることができます。本ガイドでは、オーディオの流れと Firefaceの設定方法を理解し、「iTunes」をFireface 400 と一般的なホームオーディオアンプで楽しむ方法を解説します。
- ケーブルを正しく接続する
- Windows PC を設定する
- Fireface 400を設定する
本ガイドはドライバがすでに正しくインストールされ、Firefaceが正常に動作していることを前提に作成しています。インストール手順については、製品に同梱されているインストールガイド、またはマニュアルをご参照ください。 また、本ガイドはアップル社の「iTunes」がコンピュータに正しくインストールされ、正常に動作していることを前提に作成しています。
ご注意:
本ガイドは設定時のご参考情報として公開させていただいております。本ガイドの内容について弊社サポートへお問い合わせ頂きましてもご回答致しかねますので、あらかじめご了承の程お願いいたします。各製品のご使用方法に関しましては、お取り扱いメーカー様、または販売代理店様までご確認ください。
Step 1:コンピューターの電源を入れる前にFireface 400とコンピューターが(Fireface 400に同梱の)FireWireケーブルで接続してください。必要な場合、同梱の6ピン - 4ピン変換アダプタをご使用します。
Step 2:Fireface 400付属のACアダプタをコンセントに接続し、Firefaceに接続します
FirefaceはFireWire経由でコンピュータから電源を供給できる様に設計されていますが、お使いのPCの機種によっては十分な電源が供給されない場合や電源供給に対応していないことがあります(ほとんどのノートPCに搭載されるFireWire端子は4ピン仕様で電源供給に対応しません)。よくわからない場合には、ACアダプタでFireface 400をお使いいただくことをお勧めいたします。
Step 3:Fireface 400の背面の「POWER」スイッチを、ACアダプタをお使いの場合には「EXT.」に、FireWire経由で電源供給する場合には「BUS」に設定します。
以下の画面を参照
Step 4:次に、アンプとFireface 400を接続します。
アナログケーブルで接続する場合
お使いのアンプに合った端子からフォン端子へ接続するケーブルを用意します。通常、家庭用のアンプにはRCAピンの入力端子が搭載されていますので、その場合はフォン ⇔RCAケーブルをご用意ください。 Firefaceの「BALANCED LINE OUTPUTS」端子の「1」をアンプの「Left (L)/白」へ、 「2」を「Right(R)/赤」へ接続します。
Tips . アナログで接続する場合は、なるべく短いケーブルをご利用されることをお進めいたします。長いアナログケーブルはノイズの原因となります。
デジタルケーブルで接続する場合
お使いのアンプにデジタルのオーディオ入力端子が搭載されている場合、光ファイバーケーブル(TOSLINK)ケーブルで、Fireface 400 の 「ADAT OUT」端子と接続することができます。
注意:光ファイバー接続は、SPDIFフォーマットを使用しますが、家庭用のアンプに搭載されるデジタル入力端子は「TOSLINK」と呼ばれる形状の端子が使われるため、Fireface の「ADAT」端子と接続し、ADAT端子からSPDIF信号を送る設定をします。FirefaceのSPDIF端子は、家庭用アンプに搭載されるアナログRCA入力と同じ形状の端子ですが、「SPDIF」出力とアナログのRCA端子を繋いでも音はなりませんのでご注意ください。
Step 5:アンプの入力モード(光ファイバーケーブル入力、Line、AUX等)が正しく選択されていることを確認し、コンピュータの電源を入れます
コンピュータを立ち上げる際、および各機材の電源投入時、ケーブルの抜き差しを行う際は、必ずアンプのボリュームを最小にしておくことをお勧めします。ボリュームがあがっている場合、接続されたスピーカーから大きな音が出ることがあり、スピーカーを破損することがあります。
Step 6:コンピュータが立ち上がったら、まずWindowsのオーディオ設定を行います。
「コントロールパネル」の「サウンドとオーディオデバイス」を開きます。
Step 7:「サウンドとオーディオデバイス」画面の「オーディオ」タブをクリックし、「音の再生」の「既定のデバイス」覧で音声の出力先を選択します
アナログケーブルで接続する場合は「Fireface 400 Analog (1+2)」、デジタルケーブルで接続する場合は「Fireface 400 SPDIF」を選択します。
Step 8:上記の設定が完了したら、「サウンドとオーディオデバイス」のプロパティー画面を閉じます
アナログケーブルで接続する場合、(Fireface Settings、TotalMixの設定が初期状態であれば)以上の手順でiTunesの音がFireface 400から出力されます。 iTunesを立ち上げて、音が出力されることを確認してください。
Step 9:デジタルケーブルで接続する場合、Fireface 400の設定をします
画面右下にあるシステムトレイのRME「Fireface Settings」アイコンをクリックし、Fireface Settings画面を起動します。
補足
Dolby Digital (AC-3) /DTS対応のアンプでDVDなどのサラウンド音声を迫力ある音質で楽しむことができます。
Dolby Digital (AC-3) /DTSの再生には、それぞれのデコーダーを搭載するアンプが必要になります。FirefaceをはじめとするRMEのオーディオインターフェイスには、それらをデコードする機能は搭載されません。
デジタルケーブルを使用して「iTunes」の場合と同様に上記の手順でFireface 400とアンプを接続し、各設定を行います。
Fireface Settings画面内「SPDIF Out」覧の「Non-Audio」にチェックを入れます。これで、Dolby Digital (AC-3) / DTSのデジタル信号を対応アンプへ「パススルー」することができます。
お使いのDVD再生ソフトウェアの音声出力の設定画面(もしくはWindows XPの「サウンドとオーディオデバイス」画面)にて、出力端子が「Fireface 400 SPDIF」に設定されていることをご確認ください。
ソフトウエアの操作に関する正式な手順は、ソフトウエアに付属する取り扱い説明書をご参照ください。このガイドの内容を参考に設定を行なった結果、万一不具合が生じましても当方では、一切の責任を負いかねます。ご理解の程お願いいたします。
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