Fireface UFXシリーズ、Fireface UCX、Fireface UC、Babyface ProなどのRMEオーディオ・インターフェイスでReaperをご利用いただく際の、基本的な設定方法を解説します。 本セットアップ・ガイドでは、Reaper 6の設定画面を使用しますが、異なるバージョンのReaperをご使用の場合も、インターフェイスや、メニューの名称は一部異なりますが、基本的な操作方法は類似していますので、同様にご参考にしていただけます。 また、本ガイドはドライバがすでに正しくインストールされ、RMEのオーディオ・インターフェイスが正常に動作していることを前提に作成しています。インストール手順については、製品に同梱されているインストールガイド、またはマニュアルをご参照ください。
ご注意: 本ガイドは設定時のご参考情報として公開させていただいております。本ガイドの内容について弊社サポートへお問い合わせ頂きましてもご回答致しかねますので、あらかじめご了承の程お願いいたします。 各製品のご使用方法に関しましては、お取り扱いメーカー様、または販売代理店様までご確認ください。
新規Reaperプロジェクトを作成します
「Options」メニュー (Windows)、もしくは「Reaper」メニュー(Mac)から「Preferences…」を選択します
表示される環境設定画面でオーディオ入出力デバイスを選択します
Windowsの場合:
Macの場合:
Reaperで使用する入力チャンネルと出力チャンネルを選択します
Windowsの場合
例)上図の設定では、入力チャンネルとして「1:Analog 1(1)」~「8:Analog 8(1)」が、出力チャンネルとして「1:Analog1(1)」~「10:SPDIF coax.R(1)」がReaperで使用できます。
Macの場合
入出力チャンネルの設定は不要です。「Audio Device:」で選択したRMEインターフェイスの入出力がReaper内で使用できます。
次に使用するサンプル・レートを設定します。
Windowsの場合:
Macの場合:
注意:ReaperのPreferences(初期設定)ダイアログのオーディオ・デバイス設定内(「Audio」 > 「Device」 )にある「Request sample rate:」のチェックボックスを有効にすると、ここで設定した値がサンプル・レートとして優先されます。RMEインターフェイスを使用する場合はこのチェックボックスは有効にせず、RME Settingsダイアログでサンプル・レートを設定してください。
最後に、ブロック・サイズ(レイテンシー)を設定します
Windowsの場合:
Reaperで使用するバッファー・サイズの値をRMEインターフェイスのSettingsダイアログで選択します。
Macの場合:
ヒント:ブロック・サイズを小さい値に設定するとレイテンシー(音の遅れ)が小なくなります。しかし、その分コンピューターへの負荷が高くなり、ブロック・サイズが小さすぎると音が歪んだりクリップしたりする原因となります。尚、ライブなどでリアルタイムにパフォーマンスする場合には、256 sample以下に設定すると音の遅れを最小限に押さえることができます。現在のブロック・サイズ設定によるレイテンシー値は、プロジェクト・ウインドウのタイトル・バー(Windows)またはメニュー・バー(Mac)の右端にサンプル・レートやブロック・サイズと共に表示されます。
タスクトレイ(Windows) もしくはDock(Mac)に表示されているTotalMix FXアイコンをクリックすると、チャンネル・ルーティングを自在に行えるRME TotalMix FXミキサーを起動できます。Reaperの任意のオーディオ出力をTotalMix FXミキサー経由で再びReaperに戻すループバック機能や、柔軟なルーティング機能を用いたモニタリングやマルチチャンネル出力など、Reaperを更に便利に活用できるツールです。
TotalMix FXの詳細については、Totalmix FXのページをご覧ください。
以上でRMEオーディオ・インターフェイスをReaperで使用する際の基本的なセットアップが完了しました!