HDSPシリーズ、HDSPeシリーズ、Firefaceシリーズに搭載されるTotalMixは、様々な機能を搭載し、現場のあらゆるシチュエーションでも柔軟に対応できる優れたミキサー、ルーターです。
第3回目となるTotalMixガイドでは、外部エフェクトをTotalMIxに挿入する方法を説明します。
また、本ガイドはドライバがすでに正しくインストールされ、インターフェイスが正常に動作していることを前提に作成しています。インストール手順については、製品に同梱されているインストールガイド、またはマニュアルをご参照ください。
RMEインターフェイスに外部エフェクトを接続して、シンガーのモニタリングヘッドフォンのボーカルにリバーブを追加します。以下で説明する方法はアナログミキサーを使用した場合とまったく同じです。ボーカルの信号はリバーブへ出力され(AUXセンド)、リバーブのかかった信号(100%Wet)がステレオ入力で戻り(Effect Return)、モニター信号にミックスされます。
Submixビューを有効化
「Submix」ボタンをクリックして、サブミックスビュー・モードを有効にします(Submixボタンが緑に点灯)。
ボーカル(入力1)を直接ヘッドフォン(例:Fireface400、出力7/8)へルーティング
3列目のヘッドフォン出力7/8(PH L /PH R)を選択して、ヘッドフォン出力のサブミックス画面に切り替えます。7/8以外の出力が淡色表示されます。 1列目の入力1(In 1)フェーダーを上げると、ボーカル入力が直接ヘッドフォン出力7/8へルーティングされます。
空いている出力とリバーブ本体を接続
ケーブルでRMEインターフェイスの空いている出力(例:出力4)からリバーブ本体の入力へ接続します。
TotalMixの3列目の出力3/4を選択し、出力3/4のサブミックス画面に切り替えます。3/4以外の出力が淡色表示されます。1列目の入力1のフェーダーを約0dBまでドラッグして、パンを完全に右に振ってください。 入力1のボーカルが出力4へルーティングされ、リバーブ本体へ送られます。
リバーブ本体の入力レベルを適切なレベルに調節します。
リバーブ本体から空いている入力へ接続
ケーブルでリバーブ本体の出力からRMEインターフェイスの入力(例:5/6)へ接続します。
TotalMixのレベルメーター(1列目、入力5/6)を見ながら、リバーブの出力レベルを調節します。
ヘッドフォンのリバーブを調整
3列目の出力7/8(PHL / PH R)をクリックし、ヘッドフォンのリバーブ効果が大きめに聞こえるように1列目の入力5/6のフェーダーを調整します。
3列目の出力4を再度クリックし、オリジナルのボーカル信号とリバーブがシンガーにとって最適にミックスされるまで、入力1のフェーダーを下げていきます。
ヒント:上記の方法はアナログミキサーで行う場合と全く同じですが、アナログミキサーの場合はAUXバスはポスト・フェーダーである点が唯一異なります。 ポスト・フェーダーの場合は、オリジナルの信号のレベルを変えるとエフェクトの量(ここではリバーブ)も変わるため、どちらも常に同じ比率を持ちます。しかし、TotalMixでもマウスの右クリックでこの方法を使用できます!右クリックでフェーダーをドラッグすると、現在の入力または再生チャンネルのすべてのルーティングが相対的に変更されます。 これはアナログミキサーのAUXポスト・フェーダーと同一の機能です。
上記の例と同様に、エフェクトを録音経路内にインサートすることができます。
Submixビューを有効化
TotalMixの「Submix」ボタンをクリックして、サブミックスビュー・モードを有効にします(Submixボタンが緑に点灯)。
空いている出力とリミッター本体を接続
ケーブルでRMEインターフェイスの空いている出力(例:出力4)からリミッター本体の入力へ接続します。
TotalMixの3列目の出力3/4を選択して、出力3/4のサブミックス画面に切り替えます。出力3/4以外は淡色表示されます。
1列目のボーカル入力1のフェーダーを約0dBまでドラッグして、パンを完全に右に振ってください。 入力1のボーカルが、出力4へルーティングされ、リミッターへと送られます。
リミッター本体の入力レベルを適切なレベルに調節します。
リミッター本体から空いている入力へ接続
ケーブルでリミッター本体の出力からRMEインターフェイスの空いている入力(例:入力5)へ接続します。TotalMixのレベルメーター(1列目、入力5)を見ながら、リミッター本体の出力レベルを調節します。
以上でリミッターを通したボーカル信号がインターフェイスの入力に送られます。あとは録音するDAWでこの入力を選択するだけです!