CCモード iPad App紹介 - オーディオ測定 - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
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Fireface UCX & iPad オーディオ測定App

Fireface UCXは、CC(クラス・コンプライアント)モードにすることで、Apple iPad Camera Connection Kit経由でiPadに接続して、オーディオ入出力デバイスとして利用することが可能となっています。

そこで、この記事ではお勧めのiPad Appをご紹介していきます。 

※本稿でご紹介するAppは実際にFireface UCXで動作の確認を行っておりますが、個別の動作の保証・サポート等をご提供するものではございません。

 

オーディオ測定系App

iPad Appにはオーディオ測定のためのAppが幾つかのディベロッパー(制作者)からリリースされていて、簡単な動作のものから本格的な計測を前提としたものまでが存在しています。ここではFireface UCXで使うことを前提に、ある程度以上の機能や精度を搭載したAppに絞ってご紹介します。

ほとんどのAppはiPad、iPhoneに標準搭載されたマイクやライン入力で使うように設計されていますが、外部のオーディオ・デバイスで使用することを目的としたものもあります。Fireface UCXを接続することで、標準のライン入力よりも遥かに高精度な計測を行うことができるのは、測定系Appにとって大きなメリットであると言えます。

なお、この原稿を書いている時点では大半のAppはInput 1、もしくはInput 1/2のステレオ入力のみ利用することができるようになっています。

AudioTools

開発: Studio Six Digital

¥1,700

http://itunes.apple.com/jp/app/audiotools/id325307477

http://www.studiosixdigital.com/

測定系ではもっとも定番として知られているAppで、開発元のStudio Six DigitalはニューヨークのAESにも出展するなど、完全にプロユースを意識したAppです。iPhone/iPadの両方に対応しているほか、Studio Six DigitalではiPhone/iPadのドック・コネクタに直接つなぐことができるオーディオ・デバイスも販売しています。

Appを購入すると標準でSPLメーターやスペクトル・アナライザー、オーディオ・スコープやオシレーター等の機能が利用でき、さらにアドオンとしてFFTアナライザーをはじめとするさまざまな追加機能を購入することができます。1つ1つの機能が十分に高い精度で提供されている上に、上述のとおりあらかじめ外部のオーディオ・デバイスを利用することが想定されているため、Fireface UCXでも違和感なく使うことが可能です。

頻繁にアップデートが供給されているのも魅力で、新しいアドオンも次々と追加されています。現時点において最も機能が豊富に用意された測定系Appと呼べるでしょう。

iAnalyzer

開発: Phyar Studio

¥1,700

http://itunes.apple.com/jp/app/ianalyzer/id335449113

http://phyar.cn/

このiAnalyzerはFFTアナライザーをベースとしたAppで、1画面内に収められた複数のグラフ表示が一斉にリアルタイムで反応するため、見た目の華やかさでは突出した完成度を誇ります。オーディオ・ファンの方で、どの測定系Appを購入するか迷っている場合はまずこちらをお勧めします。

操作は非常に簡単で、画面中央右のほうにある「Mic ON/OFF」というボタンでリアルタイム表示のON/OFFを行います。また、画面下の「Record」を押せば録音を行うことができ、ここで録音した音の再生もアナライザーで確認することが可能です。録音したオーディオの波形を左右にドラッグすることで、アナライザー表示を見ながら再生ポジションを移動させることもできるなど、アナライザー機能に特化している分、非常に優れたAppとなっています。

なお、「iAnalyzer Lite」という無料のお試し版もリリースされています。このLite版はiPhone用となっているためiPadでも使えますが画面の表示解像度がiPhoneサイズに限定されるほか、FFTアナライザー表示の設定変更が不可、録音は1ファイルまでといった制限があります。リアルタイム表示の反応速度などは通常版と同じですので、こちらを試して気に入ったらフル・バージョンを購入しても良いかもしれません。

iAnalyzer Lite(無料)

http://itunes.apple.com/us/app/ianalyzer-lite/id342456044

Analyzer

開発: DSP Mobile

¥850

http://itunes.apple.com/jp/app/analyzer/id454225351

http://dspmobile.com/2011/05/analyzer/

スペクトル・アナライザー(俗に言うスペアナ)で、解像度の高いものが欲しい場合はこのAppがお勧めです。機能としてはSPLメーターとスペクトル・アナライザーのみですが、アナライザーのバンド幅とブロック・サイズが非常に細かい値まで選べるようになっています。A~Cウェイトの切り替えやLeq(騒音レベル)表示にも対応するなど、測定系Appでも実戦向きのひとつであると言えます。

興味深いところでは、このAppにはiPhone/iPad標準搭載のマイクやApple製イヤフォン用に周波数特性を補正する機能が別売りのアドオンとして用意されています。これを使えば本体のみでも適切な結果を得られると言うもので、言い換えればアドオンなしの状態ではデジタル・フラットで設計されているということになります。

また、入力音のミュートを「解除」することができます。測定系Appでは比較的珍しい機能ですが、例えばFireface UCXにマイクで入力した音をヘッドフォンでモニターON/OFFしながら計測するといった用途が可能で、単機能ながら細かいところに手の届いた設計のAppです。

Spectrogram HD

開発: Pete Schwamb

¥1,100

http://itunes.apple.com/jp/app/spectrogram-hd/id380057554

スペクトログラムという表示を行う、異色のAppです。このスペクトログラムは横軸が時間、縦軸が周波数となっていて、周波数ごとの音量の時間軸での変化を色で追うことができるようになっています。このSpectrogram HDでは、周波数表示のリニア/Logカーブの切り替えが可能です。通常はLogモードで使うことをお勧めします。

必要とする方は限られてくるものと思われますが、欲しい人にはこれ以外の選択肢は無いと言えるAppです。

Music Pitch Spectrum

開発: HotPaw Productions

¥700

http://itunes.apple.com/jp/app/music-pitch-spectrum/id382450544

最後は少々変わりダネのAppをご紹介します。スクリーンショットを見て頂ければ分かるとおり、Music Pitch Spectrumは平均律のピアノの音階に合わせた表示を行うスペクトル・アナライザーです。最大4音までのピーク部分を検知してセント単位で音程を表示する機能もあり、一般的なチューナーと比較して驚くほど高精度かつ豊富な情報を得られるAppとなっています。

惜しいことに、表示範囲が7オクターブでピアノ(88鍵)に僅かに足りません。調律に使うには不十分ですが、シンセサイザー等の複雑な音の倍音成分の視認や、和音の解析には便利なAppと言えるでしょう。

※ 掲載の情報は2012年3月時点のものです。