BISクラシック録音 - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
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RMEの歴史、技術背景、MADI開発の秘話を、創業メンバーであり開発者の1人でもあるマティアス・カーステンズが語る。

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Case Study

RME MADI導入事例

IMAGICA東京映像センター

IMAGICA東京映像センター試写室では、映画に携わる多くのプロフェッショナルが、その厳しい目と耳で出来上がった映画を公開にむけてチェックするために、毎日のように関係者に対して試写が行われています。この日本映画にとって非常に重要なリファレンスとなる試写室でも、RMEのディバイスが活躍しています。デジタル・シネマ・ユニット・テクニカル・オペレート・チームの髙橋修一氏にお話を伺いました。

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RME Users
導入事例

BISクラシック録音

BIS
クラシック音楽に国境はありません。スウェーデンのレーベル「BIS」は現在世界中の国々を飛び回ってレコーディングを行っています。30年前は、会社の録音機材を車のトランクに軽く収めることができ、近所のスカンジナビア周辺を廻っていましたが、今日では500kgもの機材を飛行機に載せ、シンガポール、サンパウロ、英国の田舎町の教会、神戸の学生チャペル、ラハティの木製シベリウスホールなどを飛び廻っています。

BIS は様々な顔を持つレーベルです。名高い古楽のレーベル(Emma Kirkby、Dan Laurin、Bach Collegium Japan、London Baroqueなど)であると同時に、ライブコンテンポラリーミュージックのレーベル(Kalevi Aho、Sally Beamish、James MacMillanなど)、また優秀なスカンジナビア音楽レーベルでもあります。

私たちBISは2003年までに5チャンネルサラウンドのレコーディングを数点しかリリースしていませんでしたが、CEOであるRobert von Bahrは、BISが今後音楽業界での重要な地位を維持していくためには、この新しいフォーマットを採用していくことが不可欠であることに気がつきました。

これは、HIFIオーディオファンやクラシック音楽愛好者の技術的な興味を満たすためでもあり、同時に我々の既存アーティストやワールドクラス・アンサンブル「ミネソタオーケストラ」との初めての共演を可能な限り良いコンディションで録音するためでもありました。

その後、最新のシステムを導入しリリースされたOsmo Va¨nska¨指揮による9つのベートーベン交響曲のSACDは高く評価される結果となりました。

また、バッハ・カンタータシリーズの録音においてもCDではなくSACDでリリースされ、この録音を聞いたバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の創立者でありリーダーの鈴木雅明氏は、RMEのマイクプリアンプ/DAコンバーター「Octamic D」によって再現された神戸の松蔭チャペルのアコースティック音のクリアなサウンドに驚かれました。

年間60タイトル以上(ほとんどがオーケストラを含む)のCDやSACDを、フルタイムのトーンマスター/プロデューサー6名とパートタイム6名のスタッフだけで作ることは容易ではありません。これを達成するためにはスムーズなワークフローが常に要求されます。(過去には年間90のレコーディングを行ったこともあります!)BISは他の会社とは違って、マルチトラックレコーディングに頼ることは許されません。どのようなクラシック音楽であっても現場でミックスを作れることが必要で、オーケストラでは2名、室内楽では1名のプロフェッショナルで実現させる必要があります。

サラウンドサウンド用に2つ目のコントロールルームを用意し、3人目のエンジニアを雇い、現場でモニター、ミックスを行うことを検討したこともありましたが、このやり方ではうまくいかない事にすぐに気がつきました。すでに複雑な作業環境下で、プロデュースするトーンマスターと2つ目のコントロールルームとの間で、互いに壁の向こう側の様子を判断することができないのです。

BIS にとって最も重要なのは、クオリティーの面でも手に入れられる最高のプロフェッショナル機材を使用して、32〜40本のマイクを完全にリミックスすることでした。それは、新しい5チャンネルフォーマットの音質を向上させるだけでなく、一般的なステレオCDにおいて最も自然なサウンドを収録するためにも重要でした。これはBISにとってだけでなく、ほとんどのリスナーにとっても同様に重要なことです。また、編集されたマルチトラックをアーカイブすることが、今後の新しいフォーマットにおいてリミックスできることにも繋がります。

私たちは2004年にコンピュータベースの録音システムについて調査した際に可能性のあるシステムを発見し、導入に踏み切りました。BISにとってMADI フォーマットの優位性や可能性は明確でした。MADIは長い間存在したフォーマットでしたがモバイルレコーディングを行うには当時のMADI機材は価格が高く、大きく重すぎるという問題点がありました。そこで、この問題を解決したRMEのハードウェアとSequoia/Samplitudeソフトウェアを組み合わせることで理想的なレコーディング/編集システムを構築することができたのです。
BIS
プロコフィエ・コンチェルトを演奏するFreddy Kempf
今日BISのオーケストラ録音セットアップにはMADIサポートするRME Micstasyが3台と、OctaMic、およびOctaMicをMADI回線にインサートするためのADI-648が導入されています。全てのRME MADIデバイスはHDSP MADIインターフェイスが搭載されたPCからリモートコントロールすることができます。Audio Service SchierbeckerのMADIインターフェイスを搭載するYAMAHA 02R96によって全てのクラシックレコーディングに必要なミキシング作業を行い、HDSP MADIへ信号を戻すことができます。

各オーケストラのレコーディングは音楽教育を受けたトーンマスター(プロデューサー、エンジニア)の2名が行いますが、我々は現場においてできる限りのミキシング作業を行いたいと考えます。よって通常は2台の内の1台のコンピューターにポストフェーダー録音を行い、このバージョンをポスプロとします。これによって、編集後に5チャンネルミックスとステレオミックスを制作と両バージョンのダイナミック調節することができ、作業時間を大幅に短縮できます。そして最終ミックスは標準化されたコンディションの一番大きなミキシングスタジオで行うことができます。バックステージのドレスルームや教会の聖具室でモバイルレコーディングを数多くこなされた皆様にはこのありがたさがよくお分かりになると思います!
Åkersberga(スウェーデン)にあるBISレコード社のStudio 3
Åkersberga(スウェーデン)にあるBISレコード社のStudio 3
1つ残念なのは、既存のカードがまだ完璧に動作しているので、最新のモバイル録音システム「HDSP MADIface」を導入できないとこです。

RME MADIシステム導入ご相談・お見積もり

今回ご紹介した事例も含め、最小限の機材での高品質なコンサート収録から中継などを含む大規模な収録システム、さらには、放送局やスタジオへのMADIシステム導入まで、システム設計のお手伝いをさせて頂きます。お気軽にお問い合わせください。

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