Fireface 800
28チャンネル 24ビット/192kHz FireWireオーディオインターフェイス価格:オープンプライス
- Keysリーダーズ・アワード2006: "ベストスタジオインターフェイス" Electronic Musicianエディターズ・チョイス・アワード2006
- TECアワード2005:Technical Excellence & Creativityアワード(Outstanding Technical Achievement, デジタル・コンバーター・テクノロジー部門)ノミネート
- Mix Magazine 'Certified Hit'
製品概要
28チャンネル入力/28チャンネル出力の録音/再生、192kHzのサンプリングレート、 FireWire800を導入したハイエンド/ハイ・パフォーマンス/ハイ・スピード仕様のFireWireオーディオインターフェイス 「Fireface 800」は、 数あるFireWireインターフェイスの中でも最もパワフルで高いスペックを誇ります。発売から現在に至るまで、FireWireオーディオインター フェイスのリファレンスモデルとして評価されています。
妥協のないス ペックを実現するためにRMEが独自に開発したFireWireオーディオ技術によって、他に類を見ないパフォーマンスを発揮しています。また、ADI- 8シリーズに搭載されるアナログテクノロジー、OctaMicのマイクロフォンテクノロジー、Hammerfall DSPシリーズのTotalMixテクノロジー、長い歳月を費やし磨かれた信頼性の高いドライバーを引き継ぐことにより、比類なきクオリティーを誇るオー ディオインターフェイスが誕生しました。
主な機能
- 最速のFireWireテクノロジー
- 超低レイテンシー:1.0ms(48サンプル)
- 高品位AD/DAコンバーター:全入出力24ビット/192kHz
- Class-Aディスクリート駆動高品位マイクプリアンプ x4系統:OctaMicと同等の音質
- Hi-Z楽器レベル入力 x 1系統:ギターやベースに最適なチューブゲインとスピーカー・エミュレーション装備
- すべての設定がリアルタイム変更可能
- ADATオプティカル(S/MUX対応)経由で8チャンネル 24bit/96 kHz録音・再生
- インテリジェントなマスター/スレーブクロック自動切換え
- SteadyClock技術による高度なジッター抑制
- ハードウェア内で計算されるピーク/RMSメーター
- ハードウェアベースでデジタル信号を測定するソフトウェア「Digicheck」
- TotalMix:42bit内部処理1568チャンネルミキサー
- Bitclock PLLによりADAT動作の可変速度時(バリ・ピッチ)においてもトラブルフリー
- 遅れの無いサブミックスと完全なASIO ダイレクトモニタリング
- サンプル単位での正確な配列を保ち、チャンネル間のスワッピングを防止するSyncAlign
- 入力信号の同期状態を監視し、結果を表示するSyncCheck
入出力
- マイク入力(XLR、1/4" TRS兼用) x 4系統
- Hi-Z楽器入力(1/4" TS) x 1系統
- アナログ・ライン入力(1/4"TRS) x 8系統:入力1はHi-Z入力と切替、入力7/8はマイク入力と切替
- アナログ・ライン出力(1/4"TRS) x 8系統
- ヘッドフォン/モニター出力(1/4"TRS) x 1系統
- ADATオプティカル入出力(TOSLINK) x 2系統 (もしくはSPDIFオプティカル)
- SPDIFコアキシャル入手力 x 1系統(AES/EBU対応)
- 高速MIDI入出力 x 1系統
- ワードクロック入出力 x1 系統
- FireWire 800(IEEE1394b)端子 x 2系統
- FireWire 400(IEEE1394a)端子 x 1系統
主な特長
FireWireオーディオテクノロジー
Fireface 800に搭載されるによって、他社製品では実現することのできなかった強力な仕様や性能を可能にしています。- リアルタイムで、サンプリング周波数をロック
- リアルタイムで、録音/再生中のサンプリング周波数をロック
- 外部信号からも自動的にロック/同期
- 極端なバリピッチにも追従(ダブル/クアド・スピードでも同様)
- SteadyClockが外部信号からほぼゼロまでジッター抑制
- Fireface 800やコンピュータの再起動後に設定を維持
- AVC、mLanのようにヘッダー情報CIP(Common Isochronous Packet format)を送信せず、プロトコルのオーバーヘッドを軽減
- 業界唯一のWindows XP SP2上のFireWire速度問題がフィックスされたドライバ
- ASIOドライバで動作中、リアルタイム、オンザフライでレイテンシー変更
- GSIFドライバで動作中、リアルタイム、オンザフライでレイテンシー変更
- ハードウェアベースでデータパケットをチェック、ドロップアウトを修正
- すべての入力/再生チャンネルでリアルタイムのモニタリング(入力18チャンネル x 18チャンネルAUXセンド)
- ハードウェアベースでPeak/RMS値を計測
- Windows / Macintoshで完全に機能が同一 RME FireWireオーディオテクノロジーの詳細
DSPミキサー
Fireface 800はDSPベースでコンピュータのCPUに負荷をかけない、RME独自のTotalMix技術に基づいたパワフルなデジタルリアルタイムミキサー 「TotalMix」を装備。28入力、28出力チャンネルを各28物理出力へ自由自在にルーティング、ディストリビュートすることができます。また最大 14の独立したサブミックスを作成でき、柔軟なモニタリング環境を作成することができます。ルーティングのコピー&ペースト、フェーダーの同時操作やグ ルーピング、操作性に優れたマトリックス画面など、様々な機能を装備します。ミキサーは完全MIDIコントロールも可能(スタンドアローン動作時も同 様)。さらに全オーディオチャンネルに搭載されるRMS、ピークレベルメータはDSPハードウェア処理によってCPUへの負荷をかけません。- 42bit精度でDSP処理される内部ミキサー
- 外部ミキサー、ケーブル接続なしで、入力/再生全チャンネルをゼロレイテンシーミキシング
- ディレイなしのサブミックス作成(ヘッドフォンミックス): 最大14系統の完全独立ステレオサブミックスが可能。
- ルーティング設定のコピー&ペースト、フェーダーのグルーピング機能、マトリックスウィンドウ
- 無制限の入出力ルーティング(自由な活用とパッチベイ機能) :計1568通り
- ゼロCPUロード
- マトリクスウィンドウでのワンクリック・ルーティング
- MIDIコントローラーからのコントロール(スタンドアローンでも対応):Mackie Controlプロトコル
RMEコンバーターテクノロジー
RMEは最高級のコンバーターを採用し、定評の高い独自のアナログ設計による最適化された回路を導入することで、高いサウンドクオリティーを実現しています。世界中のレコーディングやライブで仕様されるRMEデバイスのクオリティーをFirefaceは持ち合わせます。アナログI/O
アナログ入出力は各8系統ずつ搭載。ソフトウェアからリファレンスレベル(-10 dBV、+4 dBu、Lo/HiGain)を設定することができます。設定はアナログドメインに即座に適応され、最適なダイナミックレンジを設定できます。最新のAD /DAコンバーターチップを搭載し、最大192kHz、119dBAのダイナミックレンジの再生が可能です。高性能マイクプリアンプ
楽器入力
Fireface 800の楽器用HI-Z(ハイ・インピーダンス)入力は、特にギターとベースに最適化さ れています。ソフト・クリッピング機能は、-10dBFS上からのレベルを制限し、フル・オーバ ーロード時にチューブのような歪みが得られます。ディストーション(サステイ ン)を増加させる、[ドライブ]や、低域、高域ノイズを除去し緩やかにサウンドを整える[スピーカーエミュレーション]機能も装備します。デジタル入出力
ADATオプティカルI/Oは、インサートとして利用するエフェクトデバイスをはじめ、ミキシングコンソール、その他外部コンバーター等に接続可能。もちろんアナログチャンネルと同時に16チャンネルの入出力を利用できます。ADI-8 DS、ADI-8 QS、OctaMic Dを別途利用することで、26チャンネルのアナログ入出力環境を装備させることもできます。 AES/EBUもサポートするSPDIFコアキシャルI/Oは、192kHzまで対応。SPDIF信号をオプティカル入出力に切り替える事もできます。柔軟なスタンドアローン動作
Fireface 800には、内部にフラッシュメモリを搭載し、コンピュータを再起動してもTotalMixを含むすべての設定がリコールされます。また、設定された Fireface 800は、コンピュータに接続さずにスタンドアローンのAD/DAコンバーター、ヘッドフォンミキサー、フォーマットコンバーター、楽器/マイクプリアン プ、モニタリングミキサーなどとして、様々な用途にご利用頂く事ができます。ジッター抑制機能「SteadyClock」
Fireface 800には、RMEが誇るシンク/クロック技術「SteadyClock」が搭載されます。これによってFieface 800は、スタジオ全体のシンクリファレンスとしてご利用いただけます。SteadyClockは、クロック信号をリフレッシュしてジッターを取り除き、最適な質でAD/DAコンバージョンを行います。従って、リファレンスクロックの質に左右されない驚くべき音質を保証します。SteadyClockによってユニットは独自のサンプリングレートでコントロールできます。設定画面では、ビデオ/オーディオ業界で最も頻繁に使われるサンプリングレートの設定が可能。さらにリアルタイムで、+/- 4% と +/- 0.4%間のサンプリングレート調節できる2つのフェーダーも搭載されます。3台までの同時使用
Fireface 800には、ハブとしても活用できるようにFireWire 800ポートを2つ、FireWire 400ポートを1つ搭載します。1台のコンピュータで最大3台のFireface (Fireface 400、Fireface 800)を同時使用することができます。プロオーディオ&ホームオーディオ
Fireface 800は様々なデジタル機器との互換性が持てるように最適化されています。これによって、業務用デジタル機器との接続はもちろん、ホームシアターシステムやステレオシステムとPCを接続し、PCからDolby AC-3、DTSフォーマットのDVDをサラウンドで再生したり、PC上の音楽データをトップクラスのクオリティーで音楽鑑賞を楽しむことができます。ホームオーディオセットアップガイド Windows
ホームオーディオセットアップガイド Macintosh
設定画面「Fireface Setteings」
Fireface Settings画面では、Fireface 800の機能をストレスなくコントロールすることができ、様々なステータスを単純かつ明確に表示します。複数のデジタルソースが接続されれている際、それぞれが正確にロックし同期されていることは必修です。RMEのSyncCheck機能はすべての入力信号をチェックしそれらのステータスを表示します。また最新のIntelligent Clock Controlによってすべてのクロックとステータスを簡単にコントロールすることができます。
すべての設定は、リアルタイムで反映されますので、アプリケーションを再起動したり、OKのクリックやダイアログを閉じる必要はありません。
オーディオ解析&マルチチャンネルレコーダー「DIGICHECK」
- Level Meter:
ピークレベル測定、RMSレベル測定、オーバー検知、位相相関測定、ダイナミックレンジ測定、S/N比測定、RMS/Peak 差(ラウドネス)測定、継続Peak測定、入力チェック0dBFS以上のレベル用オーバーサンプリング・モード。24bit、2/8/18ch対応。 - Hardware Level Meter:
レベルメーター。Hammerfall DSPのハードウェアで計算処理されるためCPU負荷はほぼゼロ。 - Spectral Analyser:
アナログ・バンドパスフィルターを使用した独自の10/20/30 バンド表示。192kHz対応。 - Vector Audio Scope:
オシロスコープ。真空管の典型的な残像を表示するユニークな角度計。対比メーターとレベルメーター付。 - Totalyser:
Spectral Analyser、レベルメーターおよびVector Audio Scope が一つのウィンドウ機能に。 - Bit Statistics & Noise:
オーディオ信号の実際の解像度、エラーやDCオフセットを表示。dB/dBA単位のSN比およびDC計測機能付。 - Channel Status Display:
S/PDIFおよびAES/EBUチャンネル・ステータス データの詳細な分析と結果表示。 - Completely Multi-client:
計測ウィンドウはすべてのチャンネルで入出力に関わらずいくつでも開くことができます。
Global Record:
モノラル、ステレオ、マルチチャンネルレコーダー。入力、出力ソースの録音に対応
技術仕様
アナログ AD, ライン入力 1-8, リア
ライン入力 7-10, フロント 下記を除き上記ADと同一:
マイクロフォン 下記を除き上記ADと同一:
楽器用(Hi-Z入力) 下記を除き上記ADと同一:
DA, ライン出力 1- 8 (リア)
下記を除き上記ADと同一:
|
デジタル
AES/EBU - SPDIF
ADATオプティカル
Word Clock
MIDI
一般
|
動作環境
Windows
- Pentium III 866MHz以上(デュアルCPU対応) 、256MB以上のRAM ※1
- Windows 2000 SP4以降、XP SP1以降、XP 64 bit Edition、Vista Home / Premium / Ultimate
- FireWire 400(IEEE1394a)またはFireWire 800(IEEE1394b)ポート x1基 ※2
- デバイスドライバ:ASIO 2.0、GSIF2、MME、WDM(すべてマルチクライアント対応)
Mac
- PowerMac G4 Dual 867以上、IntelMac、256MB以上のRAM ※1
- Mac OS X 10.3以降、およびx86
- FireWire 400(IEEE1394a)またはFireWire 800(IEEE1394b)ポート x1基 ※2
- デバイスドライバ:Core Audio、Core MIDI
※1 オーディオ・アプリケーションの動作環境に従った十分なCPUとメモリが必要です市販のPCIまたはPCMCIA FireWire(IEEE1394)インターフェイス
※2 Fireface 800を2台以上接続する場合は、FireWire 800での接続が必要です
※2 Fireface 800を2台以上接続する場合は、FireWire 800での接続が必要です
ご注意
Microsoft は、Windows XP SP2から、FireWire 800を正式にサポートしています。しかし、安全のためドライバを変更しています。これにより、市販のFireWire 800機器のなかには、データ転送速度が著しく低下する場合があります。Microsoft社は、既知の現象として認識しています。Fireface 800は、この問題を完全にフィックスし、FireWire 800/400伝送に完全に対応しています。しかし、市販のFireWire 800機器にはドライバの対応が遅れている機器がありますので、併用される場合には、Windows XP OSの簡単な設定が必要です。設定方法は上記リンクをご覧ください。市販のPCIまたはPCMCIA FireWire(IEEE1394)インターフェイス
FireWire 400TI(テキサス・インストゥルメント)社製のコントロールチップを備えたFireWire 400ポート増設用PCI/PCMCIAカードを推奨します。
FireWire 800
TI(テキサス・インストゥルメント)社製のコントロールチップを備えたFireWire 800ポート増設用PCIカードを推奨します。いくつかのメーカーが供給するカードには、チップの電圧に関する物理的な設計ミスがあるため、正常動作いたしません。TI社が仕様上要求している1.85〜1.95Vに満たない1.8V設計のカードがこれに該当します。各メーカーにお問い合わせいただきご確認いただくか、弊社で動作確認を行った下記インターフェイスのご使用を推奨いたします。
- Lacie / FireWire 800 PCI Card
- Lacie / FireWire 800 PC Card
- Logitec / LHA-FW801
- Buffalo / IFC-PCI4IB
- Lacie/d2 FW800用HDDシリーズ
PCMCIAタイプではFireWire 400の転送スピード以上のパフォーマンスを得られない場合があります