Pulse16 MX +24
16チャンネル アナログ<> MADI / ADATコンバーター
Ferrofish Pulse16 MX +24は、プロフェッショナルなスタジオやライブの現場で安定した妥協のないパフォーマンスを実現するためにデザインされた、16チャンネルのバランス・アナログ入出力と、4系統のADAT入出力、64チャンネルのオーディオを伝送可能なMADIオプティカル入出力を搭載する極めてコストパフォーマンスに優れたAD/DAコンバーターです。Pulse16 MXの機能に加えて、最大のリファレンス・レベルが+24dBuまで設定が可能になります。
MADIオーディオ・インターフェイスと組み合わせることで空間オーディオなどのマルチ・チャンネル録音再生システムを構築することが可能です。
最大4台のPulse16 MXをMADIを用いてデイジーチェーン接続することで、64のアナログ入力と64の出力を48 kHzで伝送することも可能です。
最大192 kHzに対応するPulse16 MX +24は、洗練されたアナログ・アンプや強力なジッター除去回路に加え、48 kHz使用時も192 kHz使用時も高い分解能を備えた原音に忠実な音質を実現します。さらにハイエンドAD/DAコンバーターを採用し、プロフェッショナル品質のAD/DAコンバージョンを実現します。
1Uサイズの本体には、16系統のバランス・アナログ入力と16系統のバランス・アナログ出力を搭載。フロントパネルのヘッドフォン出力からは全ての入出力信号をモニタリング可能です。
Pulse16 MX +24はMADIオプティカル・マルチモード端子、Pulse16 MX +24 Single ModeはMADIオプティカル・シングルモード端子を標準搭載し、最大64チャンネル(@48kHz)の入出力が可能です。4系統のADAT入出力は最大16chをサポートし、SMUX/2モードで96 kHzに対応します。
デジタル同期を確立させるワードクロックは、BNC端子、もしくはADAT、MADI経由で送受信可能です。
さらにPulse16 MX +24にDante入出力を搭載したPulse16 DX +24もご用意しております。
Pulse16 MX +24の多彩な入出力は、とても柔軟なデジタル・フォーマットコンバーターおよびシグナル・ルーターとして機能します。
オーディオ信号は全てのアナログおよびデジタル・フォーマットに自由に変換でき、さらに8チャンネル単位で複数フォーマットで同時に出力できます。
Ferrofish製品は連続して接続させることで膨大なチャンネル数を驚くほど少ないラックスペースに収めることができます。
フロントパネルに備える2つのTFTスクリーンには、インプットとアウトプットすべてのチャンネル・ゲイン、出力レベル、ルーティング、モニタリング、クロックなどの搭載される全ての設定を表示することができ、各チャンネルの様子をすべて目視で確認できます。ヘッドフォン出力からは、単一チャンネル、ステレオペア、サブミックス毎のモニタリングが可能なため、Pulse16 MX +24を経由することで、現場におけるすべての信頼性とメンテナンス性が向上します。
Pulse16 MX +24は、複数の方法でリモート操作できますので、長距離伝送が必要なライブ録音や放送、設備音響などで理想的なセットアップが可能です。
MIDIをはじめ、MIDI-over-MADI経由でアラート・メッセージを含むリモートコントロールが可能です。リモートコントロール・ソフト「RemoteFish」はウェブサイトから無償でダウンロードでき、複数のFerrofishデバイスの入出力、モニタリング、ルーティングなどの全ての機能を操作できます。
Pulse16 MX +24は、CVオプションを追加することで全ての出力がDCカップリングに対応し、16チャンネルのCV/Gateのコントロールに対応させることができます。これによりDAWのプラグインからモジュラー・システムのコントロールが可能になります。
*本オプションは、出荷時に組み込む必要があります。お持ちのPulse16 MXに追加することはできませんので、ご注意ください。
アナログ入力: |
アナログ出力: |
MADI入出力 × 1 |
ADAT入出力 × 4系統 |
MIDI(5-pin DIN): |
ワードクロック入出力(BNC) × 1 |
ヘッドフォン端子 |
MADI対応オーディオインターフェイスと組み合わせることで高品位なマルチチャンネルのシステムを高いコストパフォーマンスで導入できます。マイクプリアンプなどの信号をADAT回線で受け、MADIを経由して録音/再生が可能です。アウトボードのエフェクターに個別にセンド/リターンするための十分なアナログ入出力を搭載します。MADI1系統につき48 kHzで64チャンネルの伝送に対応するため、4台のPulse16 MX +24を接続させることも可能です。
近年導入が増えているイマーシブ対応スタジオでは、多くのFerrofish AD/DAコンバーターが採用されています。メインとなるDAWのマシンとはDanteまたはMADIに対応するオーディオインターフェイスで接続が可能です。Dolby Atmos、Sony 360 Realty Audio、Auro 3Dに対応する十分なチャンネル数を搭載します。Pulse16 MX +24を2台導入することでNHK 22.2フォーマットにも対応する32チャンネルAD/DAコンバーターとして活用いただけます。
MADI対応オーディオインターフェイスと組み合わせることで高品位なライブ録音システムを構築可能です。PAからのアナログもしくはMADIの信号をPulse16 MX +24で受け、追加のアンビエンスマイク入力をプリアンプからADAT経由で受け取り、Pulse16 MX +24に搭載される内部マトリックス機能を使ってMADI回線にまとめて伝送することが可能ですので、さまざまなシチュエーションの会場でも安心なシステムです。
スポーツなどの試合会場にイマーシブのモニタリング環境を設置したイベントや収録現場におていてPulse16 MX +24は高品位なマルチチャンネルのシステムを高いコストパフォーマンスで導入できます。MADIオプティカルは1系統につき64チャンネルのオーディオ信号を最大2000mまで伝送することができます。観戦するイベント会場では、会場のMCマイク信号を含め、イマーシブでのモニターが可能です。豊富なアナログ出力によって、別途会場からのストリーミング配信へミックスダウンを送る用途に使用できます。
AC アダプター、Pulse16 MXユーザー・ガイド(日本語)
ADAT入出力
MADI入出力
ワード・クロック
MIDI入出力
出力 (アナログ)
入力 (アナログ)
オペアンプ
|
ディスプレイ
ヘッドフォン
PLL
内部クロック
ヒューズ
電源
消費電力
寸法
重さ
温度
湿度
|
※仕様は予告なく変更になる場合がございます。