ADX-16
ADAT長距離伝送双方向トランスミッター/レシーバー
Cat5 のネットワークを介して、ADAT 信号を圧縮、劣化させることなく最大100m までの双方向の伝送を可能にします。本製品の登場によって、MADI、Dante などの長距離伝送対 応のネットワーク・オーディオ機器に買い換えずに、既存の ADAT 対応デバイスで長距離伝送を可能にします。
ADX-16は、ADAT Lightpipe® やS/PDIF®、その他のプロトコルによるTOSLINK® オプティカル・インターコネクト接続の距離制限(5m)、そしてプラスチック光ファイバー・ケーブル(POF)の脆弱性を解決するために開発されました。制限距離より長いオプティカル・ケーブルも入手可能ですが、オプティカル信号が大幅に減衰しデジタル信号の0と1を適切に識別することが難しくなるため、接続の信頼性が保証されません。これにより、クリック・ノイズやポップ・ノイズ、クラックル・ノイズの原因となります。
ADX-16 はオプティカル信号を電気信号に変換し、伝送距離最大100 メートルのCat5 ケーブルによるロスレス伝送を行うことで上記の問題を解決します。また、1 本のケーブルによる双方向信号接続(双方向のTOSLINK 接続)に加え2台のADX-16 間で電源が共有されるため、必要なケーブルが少ないことも特徴です。
主にレコーディングのシチュエーションでは、アナログケーブルをできるだけ短くすることで、音質劣化、ノイズが乗ることを防ぐ事ができます。
その為、多くのレコーデインング・エンジニアは、マイクプリを演奏者の近くに配置し、デジタル・ケーブルでコントロール・ルームまで長距離伝送します。
通常はMADIやネットワーク・オーディオの規格が使われますが、システム全体がその規格に対応している必要があります。
ADX-16を導入する事で、MADIやネットワーク・オーディオに対応しない機器でも長距離伝送が可能になり、またADAT信号経由でワードクロック信号をマイクプリに送ることも可能です。
Appsys ProAudio(アプシス・プロオーディオ)は、2007 年にスイス・チューリッヒで創立したプロオーディオ機器メーカーで、今日の音のプロフェッショナルの現場に必要とされるツールをワールドワイドに展開しています。多様なフォーマット・コンバージョンを実用的且つ高性能に実現するテクノロジーを採用し、細部までこだわり抜いた設計がなされた製品群は、ブロードキャストや制作現場で定評を得ています。Appsys ProAudio製品は全てスイスでデザイン設計され、ドイツで製造されており、徹底した品質管理とスピードのある生産体制が整えられています。
ADX-16-Sトランスミッター(電源入力付)、ADX-16-Rレシーバー(電源入力なし)、ACアダプター、ユーザー・ガイド(日本語)
※仕様は予告なく変更になる場合がございます。