米カリフォルニア州のアナハイム・コンベンションセンターにて、2020年1月16日〜19日の日程で開催される、世界最大規模の楽器の祭典「The 2020 NAMM Show」。
RMEは、次世代ネットワーク・オーディオ「AVB」と既存のマルチチャンネル伝送規格「MADI」の双方をサポートし、拡張性の高いシステムを構築可能にする製品郡など、今後の音響市場に大きな変化をもたらす重大な発表をしました。
ADI-2 Pro FS R Black Editionは、ハイエンド仕様のADDA コンバーターと1000兆分の1秒単位のジッター抑制機能をもつSteadyClock FSを搭載し、プロフェッショナル・スタジオ品質のデュアル・ヘッドホン・アンプ、マルチ・フォーマット・コンバーター(AES/EBU、SPDIF、ADAT)、DSD録音/ 再生機能、音声計測表示機能を備え、最大768kHzに対応するなど、マスタリング、およびHi-Fi市場向けてデザインされています。
ADI-2 DAC FSで採用された高機能で便利なリモート・コントローラーが付属し、最適なリスニング・ポイントから立ち上がることなく手元で主要な操作を行えます。ADI-2 Pro FS R Black Editionのリモコン(MRC)には、スタンバイ・オン/オフ、音量、バランス、入力選択(光デジタル、同軸、USB)、ミュート、ラウドネス・オン/ オフ、B/T、EQ用の各ボタンが搭載され、さらに柔軟性を高めるために32の機能とコマンドにアクセスできる4つのプログラム可能なボタンを備えます。
また、コンバーターにはAK4493が採用され、S/N比が117 dBから120 db (123dBA)に向上し、歪みはフル・デジタル・レベルで-120 dB に達しています。アナログXLR出力、RCAには2.5 dBのヘッドルームが追加され、これにより歪みのないサンプル間ピークの上限が+4 dBFSまで上昇します。
RME史上最高スペックを誇る2チャンネルAD/DAコンバーター「ADI-2 Pro FS」の性能をそのままに、プレイバック専用にカスタマイズされた「ADI-2 DAC FS」がアップデートされます。 新しくなったリモート・コントローラー「MRC」は、スタンバイ・オン/ オフ、音量、バランス、ベース/ トレブル、入力選択(光デジタル、同軸、USB)、ミュート、ラウドネス・オン/ オフ、B/T、EQ用の各ボタンが搭載されています。 さらに柔軟性を高めるために32の機能とコマンドにアクセスできる4つのプログラム可能なボタンを搭載。
DAC/ヘッドフォン・アンプ製品ではリモコンを付属しない製品も多くありますが、最適なリスニング・ポイントから立ち上がることなく手元で主要な操作を行い、音楽をお楽しみいただけます。
コンバーターにはAK4493が採用され、S/N比が117 dBから120 db (123dBA)に向上。歪みはフル・デジタル・レベルで-120 dBに到達し、すでに世界で類を見なかった低ノイズのIEM出力は-118 dBuからさらに-120 dBuに改善されています。アナログXLR出力、RCAには2.5 dBのヘッドルームが追加され、これにより歪みのないサンプル間ピークの上限が+4 dBFSまで上昇します。
また日本国内におきましては、旧リモート・コントロールが付属されるADI-2 DAC FSをご購入頂きました国内正規流通品ユーザー様に、新しいリモート・コントローラー「MRC」を無償でお届けいたします。
12Mic(トゥエルブ・マイク)は、12系統のマイクおよびライン入力のデジタル・プリアンプで、一切妥協のないスタジオ・クオリティーのコンバージョンを実現。ゲインのリモート・コントロール、MADIおよびAVB接続をはじめとする多くの機能群を搭載し、様々なプロフェッショナル・レコーディングに対応するように精密にデザインされています。
マイク入力は75 dBのゲイン・レンジを持ち、最大+18 dBu の信号に対応。コンバージョンは、全てのチャンネルにおいて121.2 dB(A)という驚異的なS/N比を実現しています。フロントパネルに配置された12系統のすべてのXLR端子はマイク、およびライン・レベルの入力に対応します。1〜4チャンネルの端子はTRSの接続が可能で、ハイ・インピーダンス(Hi-Z)の楽器入力にも対応します。
MADIコアキシャルとMADIオプティカル(SFPモジュール経由)の入出力端子はリダンダント接続としても利用でき、デイジー・チェーン接続で複数の機器を超低レイテンシーで接続できます。3系統のADATは、シングル・スピードで最大24 チャンネル、ダブル・スピード(96kHz)で最大12チャンネルの出力が行え、マイク入力、MADI、AVB信号をの同時出力に対応。また、これらの信号をミックスダウンし、ADAT経由でDACやヘッドフォン・アンプへ出力してミックスをモニタリングすることも可能です。
MILAN規格が推奨する、RME製品で最初となるリダンダント・ネットワーク端子を装備します。RMEのAVBコアは、オーディオ・ストリーミングやデバイス検知とコントロールのIEEEスタンダードを細部まで実装し、全てのAVBコントローラーからの検知や操作が可能なため、メーカーによって異なるコントロール・プロトコルの世界から解放されます。12Micに入力されるすべての信号は、固定のレイテンシーと保障された帯域幅でネットワークにストリーミング可能で、ネットワーク・スイッチ(ブリッジ)の設定は一切必要ありません。
搭載されるすべての機能はフロントパネルのエンコーダーとボタンで操作可能です。RMEの全てのAVBデバイスはネットワーク経由(ワイヤレスを含む)でウェブ・ブラウザからリモート・コントロールが可能で、チャンネルのグルーピング、ファンタム電源の操作、ヘッドフォンやモニターへのルーティングをスムーズに行えます。
また信号、クロック、接続などの問題が発生しても一目で特定し解決可能な優れたインターフェイスを実装しています。
AVB Tool(エーブイビー・ツール)は、MADIと次世代の確定的(ディターミニスティック)ネットワーク・オーディオであるAVBを、4系統の高精度マイク・プリアンプ、楽器およびライン・レベル入力、ヘッドフォンおよびライン・レベル出力と組み合わせた多目的のツールです。
RMEの掲げる最大限の汎用性と接続性を実現する概念に従い、ハーフラック・サイズの筐体には、さらに128 チャンネルのMADI I/Oが収められています。
AVB Toolは、コントロール・ルーム、レコーディング・スタジオ、ステージで最も必要とされるアナログ信号を扱うことのできる、理想的なアナログ・コンバーターです。4つのXLR-TRSコンボ入力は、75dB のゲインを1 dBステップでリモート制御可能で、+18 dBuの入力ライン・レベル感度を備え、全チャネルでハイ・インピーダンスの切り替えが可能。さらにステレオ・ヘッドフォン出力を搭載し、切基準レベルを+4 / +19 dBuでり替え可能な2 つのアナログ・ラインレベル出力を備えます。
電力は外部電源(ロック・コネクタ付き)によって供給されます。また、盗難に対するセキュリティ対策としてKスロット・ロックを備えます。
全てのMADI信号はシームレスなリダンダント動作に対応。セカンダリMADIポートは同軸MADI入力と同じ信号でミラーリングされます。リダンダントが不要な場合、オプティカル・シングルまたはマルチモードMADIモジュール(オプション)は、個別のMADI入出力として使用できます。
AVB は、RME AVBコアで利用可能なストリームの数が、AM824(レガシーAVB)または高性能AAF(MILAN 互換)形式の8 ストリームに倍増し、ストリームごとにサイズとフォーマットを設定できます。すべてのストリームで合計128までのオーディオ・チャネルをAVBで送受信可能です。
AVB Toolには、12Micの最初の4チャンネルと同じ入力ステージが搭載されます。FirefaceUFX IIおよびUFX+のコンポーネントを新しいADコンバーターに統合し、切り替え可能なハイインピーダンス、TRSのバランス・ライン・レベルの入力に対応します。さらにリアパネルにはモニタリング用に背面のバランス・ラインレベル出力が2系統搭載されます。
各チャンネルにつき最大+24 dBu の切替可能なアナログ入力16系統と、出力8 系統、およびヘッドフォン出力を搭載するM-1610 Proは、様々なスタジオで必要とされるアナログ入出力を十分に備えています。MADIコアキシャル、MADI オプティカル(オプション)、
リダンダント仕様のAVB、4系統のADAT出力、およびリダンダント電源を備えた本デバイスは、市場で最も用途が広い高性能なコンバーターです。
セッションでさまざまなアナログ・エフェクトと楽器を使用するレコーディング・エンジニアのリクエストにより、RMEはM-32 Pro ADおよびDAコンバーターの卓越した性能を単一のデバイスに、且つ他に類の見ない価格で実現しました。
主に設備使用向けに設計されたM-32 Proシリーズに比べ、M-1610 Pro は、スタジオ、ライブ、放送でのシームレスな操作を考慮し、様々なユーザーフレンドリーな機能が追加されています。入力および出力TRS端子は、D-Sub入力(入力11-16)およびD-Sub 出力(出力1-2)の代替で接続できます。またリダンダント仕様のAVBネットワーク・ポート、モニタリングおよびトラブル・シューティング用のヘッドフォン出力、ソースの選択、ボリューム操作用のクイック・アクセス・ボタンが搭載されます。
内部ルーティング・マトリックスは、すべてのチャネルを並べて視覚的に制御します。最大8つのAVB ストリーム(合計128 チャネル)、MADIコアキシャルおよび(オプションの)MADI オプティカル端子(それぞれ最大64 チャンネル)、16 チャンネルのアナログ入力、10チャンネルのアナログ出力、4系統のADAT出力(32 チャンネル)、合計272 入力と298 出力間の柔軟なルーティングを可能にします。超低レイテンシー・コンバーターと0.3 ms までの設定が可能なネットワーク・レイテンシーを備えた確定的なAVB ネットワーキングにより、M-1610 Pro は、複数のデバイス間でも驚くべき速度でサンプルを配信することができます。
ADフィルターとDAフィルターは、RMEの哲学である「正確」さと「透明性(何も足さない、何も引かない)」に重点を置き、異なるサンプリング・レート毎に慎重に最適化されています。RMEの超低ジッター・デジタル・クロック・テクノロジーであるSteadyClock FSとの組み合わせにより、アナログ間のコンバージョンは、すべてのデジタル・フォーマットにおいて最先端です。同様のデバイスとの顕著な違いとして、チャンネルごとに3 つのアナログのライン・レベルを切替可能なため、常にベストなダイナミック・レンジを確保することができます。