Octamic II - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]

Octamic II

8チャンネル マイクプリアンプ & AES/EBU . ADAT ADコンバーター

Octamic II

製品概要

RME OctaMic IIは、厳選された精巧なパーツと信頼のRMEテクノロジーによって完成された、24ビット / 192 kHz 8チャンネル ハイクラス マイク/ラインアンプです。

OctaMic-Dの後継機種にあたるOctaMic IIは、AES/EBU、ADAT出力を標準搭載します。歪みを極限まで抑え、最良のS/N比、完璧な線形周波数応答によって、マイク信号をありのまま忠実に伝送、増幅します。

主な機能

  • バランス XLR/TRS マイク / ライン入力 × 8 系統
  • ゲインレンジ:54 dB
  • アナログ入力レベル:-41 dBu 〜 +22 dBu
  • 広周波数レンジ:> 200 kHz、特殊EMI入力フィルター搭載
  • マイク・プリアンプ EIN:-130 dBu
  • ライン出力:1/4” TRS (6.3 mm ステレオ・ジャック )、 サーボバランス
  • 最大出力レベル:+21 dBu
  • 出力インピーダンス:75 Ω
  • 出力レベル切替:Hi Gain / +4 dBu / -10 dBV
  • ワード・クロック入力
  • AES Sync 入力
  • AES/EBU 出力 D-sub × 4 系統、8 チャンネル @192 kHz
  • ADAT 出力 × 2 系統、8 チャンネル @96 kHz
  • クロック・モード:スレーブおよびマスター
  • 高度なマスター / スレーブ・クロックを自動切換え
  • SteadyClock :ジッターの影響を受けない非常に安定したデジタル・クロック

入出力

マイク / ライン プリアンプ入力(XLR/TRSコンボジャック) × 8(ADコンバーター 最大192 kHz × 8) ライン出力(TRSバランス)× 8 ADAT出力 × 2、8チャンネル @ 96kHz(S/MUX)

マイク / ライン プリアンプ入力(XLR/TRSコンボジャック) × 8
(ADコンバーター 最大192 kHz × 8)

ライン出力(TRSバランス)× 8

ADAT出力 × 2
8チャンネル @ 96kHz(S/MUX)

 
AES/EBU出力 × 4(D-sub 25ピン*経由)、8チャンネル@192kHz AES/SPDIF同期入力 × 1 ワードクロック入力 × 1 (ターミネーションスイッチ搭載)

AES/EBU出力 × 4
(D-sub 25ピン*経由)
8チャンネル@192kHz

AES/SPDIF同期入力 × 1

ワードクロック入力 × 1 (ターミネーションスイッチ搭載)

* TASCAM ピン配列/インチネジ使用

主な特長

Octamic / Octamic-Dからの変更点

  • Neutric製コンボXLR は、ファンタム電源を使用しないバランスライン(TRS)入力としても使用可能:改良された入力設計により、最大入力レベル +22 dBu、ゲインレンジ 6 dB 〜 60 dBまで対応
  • S/N比の向上:ADC 110 dB
  • さらに高いゲイン値にて歪み率を向上
  • 機体設計の改善により最適化された熱放散
  • ラインフィルター搭載の内部ワイドレンジ電源:電圧変動に影響されない設計
  • 秀逸な安定度を誇る短絡保護の48 Vファンタム電源

入力端子

OctaMic II入力端子

OctaMic IIは、バランスのXLRマイクおよびTRSライン入力を接続する8系統のNeutric製コンボジャックを搭載し、各チャンネルに48 Vファンタム電源、ローカット・フィルター、位相反転機能を装備します。6 〜 60 dBの増幅に対応します。

上部には入力信号、クリップ、ファンタム電源の有無を表示するLEDを装備し、ユニットの動作を一目で確認できます。クリップ・ホールド・モードでは、クリップ後1秒毎に点滅しますので、使用中常にLEDを確認し続ける必要がありません。またLED点滅中のオーバーロードに対しても同時に正確に反応します。

出力リファレンスレベル

OctaMic II入力端子

OctaMic IIの出力リファレンス・レベルは、 -10 dBV、+4 dBu、Hi Gain(+19 dBu)の3段階で切り替えが可能です。 アナログ出力に接続されたデバイスに対して最適なレベルを維持するため、8 つの出力のリファレンス・レベルをすべて同時に変更するスイッチを備えています。 OctaMic II は歪みなしに+21 dBu という最大レベルを生成できます。Clip LED はAD コンバーターの最大入力レベルに達する2 dB 手前(-2 dBFS)で点灯します。アナログ出力については、LED は選択されたリファレンス・レベルの2 dB 手前、そして9 dB のヘッドルームに達した場合に点灯します。

選択されたリファレンス・レベルはデジタル出力には関係ありません。AD 変換はClip LED が点灯すると直ちに-2 dBFS になるように設計されています。

設定 リファレンス Clip LED 実際のクリップ ADC レベル
Hi Gain +19 dBu +17 dBu +21 dBu -2 dBFS
+4 dBu +13 dBu +11 dBu +15 dBu -2 dBFS
-10 dBV +2 dBV 0 dBV +4 dBV -2 dBFS

ハイパフォーマンス電源

特別開発されたハイパフォーマンスの内部スイッチモード電源によって、100 〜240V ACのレンジでの動作に対応します。短絡保護、ラインフィルターを搭載。電圧変動などの障害からの影響を抑えます。

ADコンバーターセクション

OctaMic IIに搭載される8つのADコンバーターは、最大192 kHzに対応します。全てのデジタル出力は常にアナログ出力と同時に出力されますので、分配としての役割も果たします。2系統搭載されるADAT出力端子はS/MUX対応、最大96 kHzをサポート。D-Sub 25ピンのAES/EBU出力は、AES/EBU × 4 = 8チャンネルを最大192 kHzで出力可能です。デジタル同期は、内部生成(マスター)、もしくはワードクロック、AES/EBU、SPDIF経由で(スレーブ)行う事ができます。

ジッター抑制機能「SteadyClock」

 

デジタル信号にはサンプリング・クロックの時間的なゆらぎによるジッターが生じます。現在その抑制こそがデジタルオーディオ機器の大命題とされています。SteadyClock™はすべてのクロックに対して驚異的なジッター抑制を行います。SteadyClock™はいかなるクロックもリフレッシュして抜群の再生クオリティーを保つだけでなく、理想的なリファレンス・クロックとしてすべてのデジタル出力から送信できます。

同梱物

  • 電源コード
  • オプティカル・ケーブル (TOSLINK)
  • ゴム足
  • OctaMic II 日本語ユーザーガイド
  • 保証書

技術仕様

アナログ

マイク/ライン 1-8(ライン出力へ)
  • 入力:Neutrik XLR/TRS コンボジャック、電子バランス
  • XLR 入力インピーダンス:3.3 kΩ
  • TRS 入力インピーダンス: 8.4 kΩ バランス、4.2 kΩ アンバランス
  • 周波数特性 –3 dB @ +6 dB Gain:7 Hz 〜 500 kHz
  • 周波数特性 –3 dB @ +60 dB Gain:12 Hz 〜 500 kH
  • THD @ 30 dB Gain:< -106 dB、< 0.0005 %
  • THD+N @ 30 dB Gain:< -100 dB、< 0.001 %
  • チャンネルセパレーション:> 110 dB
  • CMRR 20 Hz 〜 20 kHz:> 55 dB
  • EIN @ 30 dB Gain、150 Ω、A-weighted:-125.5 dBu
  • EIN @ 40 dB Gain、150 Ω、A-weighted:-128.5 dBu
  • EIN @ 50 dB Gain、150 Ω、A-weighted:-130.2 dBu
  • EIN @ 60 dB Gain、150 Ω、A-weighted:-130.5 dBu
  • ゲイン・レンジ:+6 dB 〜 +60 dB
  • XLR 最大入力レベル、Gain +6 dB:+13 dBu
  • XLR 最大入力レベル、Gain +60 dB:-41 dBu
  • TRS 最大入力レベル、Gain +6 dB:+22 dBu
  • TRS 最大入力レベル、Gain +60 dB:-32 dBu
  • Clip LED:-2 dBFS
  • SIG LED:-50 dBFS
ライン出力 1-8
  • 出力:6.3 mm TRS ステレオ・ジャック、サーボバランス
  • 出力レベル切替:Hi Gain(+19 dBu) / +4 dBu(+13 dBu) / -10 dBV(+4.2 dBu)
  • 出力インピーダンス:75 Ω
  • 最大出力レベル:+21 dBu
AD変換(マイクプリを含む)
  • 解像度:24 bit
  • S/N 比 (SNR):110 dB RMS unweighted、112 dBA
  • 周波数特性 @ 44.1 kHz、-0.1 dB:20 Hz - 20.3 kHz
  • 周波数特性 @ 96 kHz、-0.5 dB:12 Hz - 44.3 kHz
  • 周波数特性 @ 192 kHz、-1 dB:8 Hz - 75 kHz
  • THD+N:< -102 dB、< 0.0008 %
  • チャンネル・セパレーション:> 110 dB

一般

  • 電源部:内部スイッチング電源、100 - 240 V AC、30 W
  • アイドル時の消費電力:10 W
  • 通常時の消費電力:14 W
  • サイズ :(ラック耳含む) (W×H×D):483 × 88 × 242 mm (19” × 3.46” × 9.5” )
  • サイズ :(ラック耳含まず) (W×H×D):436 × 88 × 235 mm (17.2” × 3.46” × 9.3” )
  • 重量:3.08 kg
  • 動作温度:+5° 〜 +50° C
  • 相対湿度:< 75%、結露なきこと

デジタル入力

AES/EBU
  • 1 × D-sub25 ピン、トランスバランス、ガルバニック絶縁、AES3-1992 に基づく
  • 高感度入力ステージ (< 0.35 Vpp)
  • SPDIF 対応 (IEC 60958)
  • コンシューマー / プロフェッショナル両形式に対応
  • ロック・レンジ:27 kHz 〜 200 kHz
  • ジッター抑制:> 50 dB (> 130 Hz)
  • ワード・クロック
  • BNC、非ターミネーション (6.3 kΩ)
  • 内部ターミネーションスイッチ 75 Ω
  • 自動ダブル / クワッドスピード検知とシングルスピードへの内部変換
  • SteadyClock により低ジッター同期を保証、バリスピード動作時を含む
  • ネットワーク上の DC オフセットに影響されない
  • Signal Adaptation Circuit:自動信号センタリングとヒステリシスによる信号の再生成
  • レベル・レンジ:1.2 Vpp 〜 5.6 Vpp
  • ロック・レンジ:27 kHz 〜 200 kHz
  • ジッター抑制:> 50 dB (> 130 Hz)

デジタル出力

AES/EBU
  • 4 × トランスバランス、ガルバニック絶縁、AES3-1992 に基づく
  • 出力レベル:プロフェッショナル 4.0 Vpp
  • AES3-1992 Amendment 4 に準拠したプロフェッショナル・フォーマット
  • 出力レベル:コンシューマー 2.0 Vpp
  • IEC 60958 に準拠したコンシューマー・フォーマット(SPDIF)
  • シングルワイヤ:4 × 2 チャンネル 24 ビット最高 192 kHz
ADAT
  • 2 × TOSLINK
  • 標準:8 チャンネル 24 ビット最高 48 kHz
  • S/MUX:16 チャンネル 24 ビット 48 kHz、 8 チャンネル 24 ビット 96 kHz

デジタル

  • クロック:インターナル、AES 入力、ワード・クロック入力
  • 外部クロックのジッター抑制値:> 50 dB (> 130 Hz)
  • ADコンバート時のクロック・ジッターの影響:ほぼゼロ
  • 100 ns 以上のジッターでも PLL によりドロップ・アウトゼロを保証
  • 対応サンプル・レート:28 kHz から 200 kHz

 

※仕様は予告なく変更になる場合がございます。

アクセサリ

各種 D-Sub 25ピン AES/EBUケーブル

D-Sub25 pin AES/EBU

ALVA AES/EBUデジタル・ケーブル