Octamic II - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
マイクプリアンプ
AD . DA . DD . MADI
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Faithful Sound Quality

沢口真生 - 「なにも引かず、足さず」OctaMic IIとピラミックスDAWシステムでのライブ録音

プロサウンド誌でサラウンド寺子屋塾のレポートを執筆されている沢口真生氏は実は大のJAZZファン。趣味が講じて三鷹にLIVESPACE『ウナマス (UNA MAS)』をつくってしまった。『ウナマス(UNA MAS)』に一歩足を踏み入れると、その静寂さに客は驚く。さりげない吸音材の設置や壁や天井の素材選び、音響レイアウトにプロサウンドエンジニアとして長年培った燻し銀的経験が随所に生かされている。

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RME マイク・プリアンプ・オンライン・カタログ

RME Mic Preamp

ヨーロッパの伝統的なクラシック、教会での録音をはじめ、現代的なポップス、ジャズシーンで鍛えられたRMEのマイク・プリアンプは、一切の妥協を排してただただ忠実に録音することに徹し、超低ノイズ、幅広い入力レンジ、良質なS/N値、マイク特製を失わないクリアな音質、定評のあるADコンバーターなどRMEならではの設計思想で、妥協のない品質、コスト・パフォーマンスを実現しています。

Octamic II
8チャンネル マイクプリアンプ & AES/EBU . ADAT ADコンバーター
Octamic II

製品概要

RME OctaMic IIは、厳選された精巧なパーツと信頼のRMEテクノロジーによって完成された、24ビット / 192kHz 8チャンネル ハイクラス マイク/ラインアンプです。

OctaMic-Dの後継機種にあたるOctaMic IIは、AES/EBU、ADAT出力を標準搭載します。歪みを極限まで抑え、最良のS/N比、完璧な線型周波数特性の伝送、増幅によってマイク信号に全く変化を与えません。

主な機能

  • バランス XLR/TRS マイク/ライン入力 x 8系統:各チャンネルに位相、ローカット、ファンタム電源搭載(クリップホールドメモリ装備)
  • ゲインレンジ :54dB
  • アナログ入力レベル: - 40dBu 〜 + 21 dBu
  • 広周波数レンジ:200 kHz 、特殊EMI入力フィルター搭載
  • 入力インピーダンス:XLR 2 kOhm、TRS 5 kOhm
  • THD:0.0005%以下 @ゲイン30 dB
  • チャンネルセパレーション:110 dB以上
  • 周波数特性 -0.5 dB: 5 kHz 〜 200 kHz
  • ライン出力: 1/4" TRS(6.3 mmステレオジャック)、サーボバランス型
  • 最大出力レベル:+21 dBu
  • 出力インピーダンス:75Ohm
  • 出力レベル切替:Hi Gain、 + 4 dBu、 -10 dBV
  • SNR ADC:110 dBA以上
  • ADC サンプルレートレンジ:28 kHz 〜 200 kHz
  • THD AD:0.00032 %以下、-110 dB以下

入出力

  • マイク / ライン プリアンプ入力(XLR/TRSコンボジャック) x8系統
  • ライン出力(TRSバランス)x 8系統
  • ADコンバーター(最大192kHz) x 8
  • ADAT出力 x 2系統 = 8チャンネル @ 96kHz(S/MUX)
  • AES/EBU出力 x 4 系統(D-sub 25ピン* x 1系統)= 8チャンネル@192kHz
  • AES/SPDIF同期入力 x 1系統
  • ワードクロック入力 x1系統 (ターミネーションスイッチ搭載)


* TASCAM ピン配列/インチネジ使用

主な特長

Octamic / Octamic-Dからの変更点

  • Neutric製コンボXLR は、ファンタム電源を使用しないバランスライン(TRS)入力としても使用可能:改良された入力設計により、最大入力レベル +21 dBu、ゲインレンジ 6 dB 〜 60 dBまで対応
  • S/N比の向上:ADC 107.5 dB
  • さらに高いゲイン値にて歪み率を向上
  • 機体設計の改善により最適化された熱放散
  • ラインフィルター搭載の内部ワイドレンジ電源:電圧変動に影響されない設計
  • 秀逸な安定度を誇る短絡保護の48 Vファンタム電源

入力端子

入力端子
OctaMic IIは、バランスのXLRマイクおよびTRSライン入力を接続する8系統のNeutric製コンボジャックを搭載し、各チャンネルに48 Vファンタム電源、ローカットフィルター、位相反転機能を装備します。6 〜 60 dBの増幅に対応します。

上部には入力信号、クリップ、ファンタム電源の有無を表示するLEDを装備し、ユニットの動作を一目で確認できます。クリップホールドモードでは、クリップ後1秒毎に点滅しますので、使用中常にLEDを確認し続ける必要がありません。またLED点滅中のオーバーロードに対しても同時に正確に反応します。

出力リファレンスレベル

リファレンスレベル
出力レベルは、 -10 dBV、+4 dBu、Hi Gainの3段階切替ができ、Multiface、HDSPシリーズ、ADI-8コンバーターシリーズなどのRMEデバイスのレベル設定と素早く一致させることができます。また、設定値によってS/N比が最適化され、ADI-8シリーズのクリップLED(0 dBFSから2 dB下)と完全にマッチさせる事ができます。

ハイパフォーマンス電源

特別開発されたハイパフォーマンスの内部スイッチモード電源によって、100 〜240V ACのレンジでの動作に対応します。短絡保護、ラインフィルターを搭載。電圧変動などの障害からの影響を抑えます。

ADコンバーターセクション

OctaMic IIに搭載される8つのADコンバーターは、最大192kHzに対応します。全てのデジタル出力は常にアナログ出力と同時に出力されますので、分配としての役割も果たします。2系統搭載されるADAT出力端子はS/MUX対応、最大96kHzをサポート。D-Sub 25ピンのAES/EBU出力は、AES/EBU x 4 = 8チャンネルを最大192 kHzで出力可能です。デジタル同期は、内部生成(マスター)、もしくはワードクロック、AES/EBU、SPDIF経由で(スレーブ)行う事ができます。

ジッター抑制機能「SteadyClock」

デジタル信号にはサンプリング・クロックの時間的なゆらぎによるジッターが生じます。現在その抑制こそがデジタルオーディオ機器の大命題とされています。SteadyClock™はすべてのクロックに対して驚異的なジッター抑制を行います。SteadyClock™はいかなるクロックもリフレッシュして抜群の再生クオリティーを保つだけでなく、理想的なリファレンス・クロックとしてすべてのデジタル出力から送信できます。

同梱物

電源ケーブル、接地アダプター、OctaMic II 日本語ユーザーガイド

技術仕様

マイク/ライン 1〜8
  • 入力:Neutrik XLR/TRS コンボジャック、電子バランス型
  • 入力インピーダンス:XLR 2 kOhm, TRS 10 kOhm バランス
  • 周波数特性 −0.1 dB:20 Hz 〜100 kHz
  • 周波数特性 −0.3 dB:10 Hz 〜 150 kHz
  • THD @ 30 dB Gain:< -106 dB, < 0.0005 %
  • THD+N @ 30 dB Gain:< -100 dB, < 0.001 %
  • チャンネルセパレーション: > 110 dB
  • CMRR 20 Hz − 20 kHz:> 55 dB
  • EIN @ 30 dB Gain @ 150 Ohm:122 dBu
  • EIN @ 40 dB Gain @ 150 Ohm:126 dBu
  • EIN @ 50/60 dB Gain @ 150 Ohm: 128 dBu
  • EIN @ 30 dB Gain @ 0 Ohm:122.5 dBu
  • EIN @ 40 dB Gain @ 0 Ohm:128.8 dBu
  • EIN @ 50/60 dB Gain @ 0 Ohm:130.3 dBu
  • ゲインレンジ:+6 dB up to +60 dB
  • 最大入力レベル XLR、ゲイン+6 dB:+14 dBu
  • 最大入力レベル XLR、ゲイン+60 dB:-40 dBu
  • 最大入力レベル TRS、ゲイン+6 dB:+21 dBu
  • 最大入力レベル TRS、ゲイン+60 dB:-33 dBu
ライン出力1〜8
  • 最大出力レベル:+21 dBu
  • 出力:6.3 mm TRSジャック、サーボバランス型
  • 出力インピーダンス:75 Ohm
  • 出力レベル切替:Hi Gain、+4 dBu、-10 dBV
ADコンバート
  • 解像度:24 bit
  • S/N比(SNR) :110 dB RMS unweighted、114 dBA
  • 周波数特性 @ 44.1 kHz、-0.5 dB:5 Hz 〜 20.6 kHz
  • 周波数特性 @ 96 kHz、-0.5 dB:5 Hz 〜 45.3 kHz
  • 周波数特性 @ 192 kHz、-1 dB:5 Hz 〜 90 kHz
  • THD+N: < -110 dB、< 0.0003 %
  • チャンネルセパレーション:> 110 dB
デジタル
  • クロック設定:内部クロック、AES入力、ワードクロック入力
  • 低ジッター設計:< 1 ns PLLモード、全入力
  • 内部クロック: 800 ps ジッター、ランダム・スペクトラム拡散
  • 外部クロックのジッター抑制値:> 30 dB (2.4 kHz)
  • ADコンバート時のクロックジッター:ほぼゼロ
  • 100ns以上のジッターでもPLLによりドロップアウトゼロを保証
  • 対応サンプルレート: 28 kHz 〜 200 kHz
AES/EBU入出力
  • 入力:1 x D-sub25ピン、トランスバランス型、ガルバニック絶縁、AES3-1992に基づく
  • 高感度入力部 (< 0.3 Vpp)
  • SPDIF対応 (IEC 60958)
  • コンシューマー/プロフェッショナル両形式に対応
  • ロック範囲: 27 kHz 〜 200 kHz
  • 入力信号同期時のジッター:< 1 ns
  • ジッター抑制: > 30 dB (2.4 kHz)
  • 出力ボルテージ プロフェッショナル 4.5 Vpp
  • 形式:プロフェッショナル AES3-1992訂正4に基づく
  • シングルワイヤ:4 x 2チャンネル、24ビット、最高192 kHz
ワードロック入力
  • BNC、非ターミネーション (10 kΩ)
  • 内部ターミネーションスイッチ 75 Ω
  • 自動ダブル/クワッドスピード検知とシングルスピードへの変換
  • SteadyClockTMにより低ジッター同期を保証、バリスピード動作時を含む
  • 入力部:トランスカップリング、ガルバニック絶縁
  • ネットワーク上のDCオフセットに影響されないSignal Adaptation Circuit:自動信号センタリングとヒステリシスによる信号の再生成
  •  過剰電圧保護
  • レベル範囲: 1.0 Vpp 〜 5.6 Vpp
  • ロック範囲: 27 kHz 〜 200 kHz
  • 入力信号同期時のジッター: < 1 ns
  • ジッター抑制: > 30 dB (2.4 kHz)
ADAT出力
  • 2 x TOSLINK
  • 標準: 8チャンネル 24 bit、最高48 kHz
  • S/MUX: 2 x 8チャンネル24 bit / 48 kHz
  • 8チャンネル24 bit / 96 kHz
一般
  • 電源部:内部スイッチング電源、 100 - 240 V AC、20 W
  • 通常時の電力消費量: 14 Watts
  • サイズ:(ラック耳含む)(WxHxD):483 x 44 x 242 mm (19" x 3.46" x 9.5")
  • サイズ:(ラック耳/ハンドル含まず)(WxHxD): 436 x 44 x 235 mm (17.2" x 3.46" x 9.3")
  • 重量:2 kg ( 4.4 lbs)
  • 動作温度:+5°〜 +50° C
  • 相対湿度:< 75%、結露なきこと
  • 保証期間:1年
  • RoHS指令 対応済
  • ISO 9001認証
  • CE認定
  • FCC認定

ブロックダイアグラム

※仕様は予告なく変更になる場合がございます。

アクセサリ

各種 D-Sub 25ピン AES/EBUケーブル

D-Sub25 pin AES/EBU

ALVA AES/EBUデジタル・ケーブル

NTCB-XT:スイッチングACアダプタ

NT-ADI24ProSE:スイッチングACアダプタ

NTCB-XT:スイッチングACアダプタ