SteadyClock™ - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
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RMEの歴史、技術背景、MADI開発の秘話を、創業メンバーであり開発者の1人でもあるマティアス・カーステンズが語る。

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テクニカル情報

SteadyClock(ステディークロック)

驚異的なジッター抑制をFPGA内で実現

 

ジッターとは

デジタル・オーディオの世界においてクロック周波数は、オーディオ・ビットと時間基準の相関関係を生み出す重要な役割を担っています。残念ながらこのクロック周波数は、期待する周波数値で常に安定している訳ではありません。クロック周波数にはナノ秒単位のわずかな変動があり、これを“ジッター”と呼びます。ジッターはあらゆるデジタル・オーディオ伝送にとって天敵とも言える存在で、音質の劣化や高音域の定位の不安定さだけでなく、クリックやドロップアウトの原因になるなど、オーディオ信号に様々な悪影響を及ぼします。RMEはこれらの問題を解決するため、デジタル・オーディオ信号の同期とジッター抑制に関する全く新しいテクノロジー、SteadyClockを開発しました。

黄色がジッターの乗った信号。青色がSteadyClockで抑制された信号。
黄色がジッターの乗った信号。青色がSteadyClockで抑制された信号。

SteadyClockが生まれた背景

SteadyClockは、ジッターの生じやすいMADI信号からクリーンで安定したクロックを得るために開発された技術です。MADI信号に含まれるクロックは、125 Mhzの時間解像度が引き起こす約80 nsものジッターの脅威に晒されています。一般的なジッター値は5 ns程度であり、非常に優れたクロック・ソースの場合は2 ns以下です。AESやSPDIF、ワード・クロック、ADATなどその他ののデジタル入力ソースを使用した場合、80 nsにまでジッター値が高くなることはまずあり得ません。

そのためSteadyClockはどんなに汚れたクロックにも即座に反応し、信号を綺麗にする能力を備えています。その他の技術と比較しても、SteadyClockの反応速度はかなり高速です。入力信号を瞬時にロックし、極端なバリピッチ変更にも位相精度で追従します。28 kHz~200 kHzの範囲で直接ロック可能です。

RME独自のテクノロジーSteadyClockは、クロック・モードに関わらず優れたパフォーマンスを保証します。非常に高いジッター抑制能力があらゆるクロック信号をリフレッシュし、クリーンアップされたクロック信号をリファレンス・クロックとしてワード・クロック出力から提供します。また、アナログ変換も最高レベルの精度で行われます。使用するリファレンス・クロックの品質や種類の影響は受けません。リフレッシュされたジッターフリーの極めてクリーンな信号を、あらゆる場面でリファレンス・クロックとして使用することができます。外部入力クロックの品質について悩む必要はもうありません。

SteadyClock FS -
卓越したパフォーマンスが更に進化

SteadyClockの最新版、SteadyClock FSは、これまで通りの優れたパフォーマンスに加え、より効率的なフィルタリングや超低ジッター・リファレンス・クロックによる設計など、細かい改良が追加されています。SteadyClock FSは、ADI-2 DAC FS 以降の機器に搭載されています。SteadyClockに改善すべき点はほとんどありません。これまで長年に渡り多くのRMEデバイスで完璧に動作し、内部クロックと外部クロックで全く同じサウンドが得られることが証明されています。高いジッター抑制能力に加え、あらゆるデジタル・インターフェイス・フォーマットを模範的に扱うことができます。

RME ADI-2シリーズ、ハイエンド・フォーマット・コンバーターRME Audio ADI-2シリーズ、ハイエンド・フォーマット・コンバーター

 

SteadyClock FSの開発は、SteadyClockの自己ジッターを極限まで抑制することに焦点が当てられてました。2番目のアナログPLL回路を改良し、ダイレクト・デジタル・シンセシスとPLLを低位相ノイズのクォーツ振動子で動作させることでこれを実現しています。DA変換における自己ジッターは、一般的にマスター・クォーツ・クロック・モードでしか得られない程の低い数値を、PLLモードでも実現しています。内部クロックでも外部クロックでも、全く同じサウンドを得ることができます。低位相ノイズのオシレーターが改善された回路をドライブし、ピコ秒(ps)以下のフェムト秒(FemtoSecond)=1000兆分の1秒と呼ばれる領域のジッターを実現しました。SteadyClock FSの名前は、この“フェムト秒”に由来しています。

フェムト秒(fs)と呼ばれるナノ秒(ns)またはピコ秒(ps)以下の低ジッターによる高精度のシグナル変換
フェムト秒(fs)と呼ばれるナノ秒(ns)またはピコ秒(ps)以下の低ジッターによる高精度のシグナル変換

フルレンジのサウンドを
余すこと無くキャプチャー

パフォーマンスへの徹底的な拘りで知られるRME製品は、世界中のオーディオ・プロフェッショナル達の第1の選択肢です。精密なドイツのエンジニアリング精神と飽くなき音への探求心が、あらゆる場面で最高品質の結果を保証します。

あらゆるディテールを録音し、ミックスをありのまま再生
あらゆるディテールを録音し、ミックスをありのまま再生

RMEのマイク・プリアンプコンバーターは、演奏のあらゆるニュアンスを色付けせずにキャプチャーできるよう設計されています。すべてのディテールを余すことなく録音可能です。ニュートラルな変換により、まるで演奏した場所にいるかのようなリアルなサウンドを出力できます。録音時にコントロール・ルームで聴いた音をそのまま最終的な作品に落とし込むことができます。また RME製品のデジタル・フォーマット変換は、劣化や損失を一切生じません。サウンド・イメージはSteadyClockによってオリジナルのまま保たれます。

現代の進歩した音楽制作環境は、ユーザーが信頼性とパフォーマンスを妥協しなくて良いという利点があります。これは商用にオーケストラを収録する場合でも、ワールドワイドな中継現場でも、自宅スタジオでデモを制作する場合でも同じことです。

RME製品は、様々なジャンルでプロフェッショナル達の日々の業務に幅広く使用されています。レコーディング・スタジオから放送局、研究機関、ライブPA、ウェストエンドの劇場作品、国営の芸術施設など、分野は多岐に渡ります。それだけでなく、海底石油掘削装置の周辺でのクジラの活動監視システムでもRME製品は使用されているのです!スタジオ、砂漠、海上、自宅など、場所は問いません。RME製品は最高の品質と信頼性をあなたにお届けします。

デジタル・オーディオでジッターが引き起こす問題については、「ジッターがオーディオに引き起こす問題とは」をご覧ください。

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