12Mic
MADI & AVBネットワーク・オーディオ対応12チャンネル・デジタル制御マイク・プリアンプ
オープンプライス 市場予想価格:400,000円 (税込) 発売時期:2021年1Q
RME 12Micは、アナログの操作性とデジタルの利便性を併せ持つ新しいコンセプトで生まれたマイク・プリアンプです。世界中から支持を得るRMEのハイエンド・マイクプリアンプ・シリーズの最新機種として、一切妥協のないA/D変換と統合されたMADI・AVB接続を搭載し、プロ・レコーディング現場の力強い味方となるべく入念に設計された数多くの直感的な機能を備える、リモート・コントロール可能な12チャンネル・マイク・プリアンプです。
12Micの余計な抵抗の無いPADフリー設計のマイク入力ステージは、75 dBのゲイン・レンジを備え、最大+18 dBuの信号を受信可能。コンバーターは、すべてのチャンネルで卓越したS/N比を誇り、フロントの12すべてのXLR接続がマイク / ライン・レベル信号に対応します。さらに、最初の4つの端子はTRSも接続可能で、楽器用に切り替え可能なハイ・インピーダンス(Hi-Z)を備えています。
MADIコアキシャルおよびオプティカル(オプションのSFPモジュール経由)MADI入出力は、独立またはリダンダント操作が可能で、MADI信号を非常に低いレイテンシーでデイジー・チェーン、マージ、変換することができます。 3系統のオプティカルADAT出力は、シングル・スピードで最大24チャンネルのオーディオ(例:マイク入力、MADI、AVB信号の組み合わせなど)、または96 kHzサンプリング・レートで12出力チャンネルを提供し、様々なオーディオ・インターフェイスとの互換性を保証します。 さらに、ADAT端子を使用して、AVBまたはMADI入力からDAC /ヘッドフォン・アンプなどにモニター・ミックスを送信することも可能です。
完全にリダンダントな2つのネットワーク端子
12Micは、MILANの推奨に基づいた完全にリダンダントな2つのネットワーク端子を備えるAVBデバイスです。
RMEのAVBコアは、「オーディオ・ストリーミング」、「検出」、「制御」に関するIEEE標準規格の実装に細心の注意を払っており、あらゆるAVBコントローラーによってRMEデバイスを検出および完全に制御できます。メーカー固有の制御プロトコルは過去のものです。 12Micに到達する信号はすべて、固定レイテンシーと保証されたバンド幅でネットワークを介したルーティングやストリーミングを行えます。スイッチング・ハブを設定する必要はありません。
フロント・パネルからデバイスの状態を直接コントロールでき、すべての機能に直感的にアクセスできます。RMEのAVBデバイスは、あらゆるネットワーク・リンク(Wi-Fiを含む)を介したWebインターフェイスを利用して、完全にリモート制御することができるため、ゲイン・グループの作成、ファンタム電源切替、ヘッドフォン出力への信号のルーティングなどの操作を迅速に行えます。統合されたルーティング・マトリックスにより、全てのアナログ入力とすべてのデジタル信号やAVBストリームを、ヘッドフォン出力に直接ルーティング可能。これにより、オーディオ信号やクロッキング、接続などを分かり易く確認しながら、トラブル・シューティングを迅速に行えます。
デジタル・オーディオでは、オーディオ・ビットとリファレンスとなる時間軸の間に相関関係を要するため、クロック周波数は重要な要素です。しかしながら、クロック周波数は常に安定しているとは限りません。12Micは、SteadyClock FSによって完全なパフォーマンスを提供し、ジッター値をフェムト秒(1000兆分の1秒)単位の精度で抑制させることにより、最低レベルのクロック・ジッターと最高のジッター耐性を実現します。
全てのクロック・モードにおいて卓越したパフォーマンスで動作し、高品質なアナログ・コンバージョンにより、一切色付けの無い「ありのまま」の音をモニタリングすることが可能です。RME製品のデジタル・コンバージョンは、一切のデータ損失や音質劣化なく行われ、またSteadyClock FSは音像が劣化しないことを保証します。より深い奥行きと、クリアな音像により、録音とミックス作業を正しく精密に行うことができます。
オプティカルMADI SFPモジュール(オプションで利用可能)
MADI SFPモジュールによりオプティカルSFPトランシーバーを12Micなどの互換性のあるRMEデバイスに追加できます。これにより最大64のオーディオ・チャンネルを他のMADIデバイスとの間で送受信可能になります。 RME SFPモジュールは、マルチモード・バージョンとシングルモード・バージョンで利用でき、RME MADIデバイスの電源がオンのときにもデバイスの電源を切る必要なく挿入および取り外しが可能です。
• 全てのアナログ入力は+18 dBu、 75 dB ゲイン・レンジ
• アナログ入力SN 比:> 117 dB RMS unweighted、> 120 dB(A)
• アナログ入力THD @ 30 dB gain:< -110 dB、< 0.00032 %
• アナログ入力THD+N @ 30 dB gain:< -104 dB、< 0.00063 %
• アナログ出力DR:115 dB RMS unweighted、118 dBA
• アナログ出力周波数特性 @ 44.1 kHz、-0.5 dB:9 Hz ~ 22 kHz
• アナログ出力周波数特性 @ 96 kHz, -0.5 dB:9 Hz ~ 45 kHz
• アナログ出力周波数特性 @ 192 kHz、-1 dB:8 Hz ~ 75 kHz
• アナログ出力THD+N:< -100 dB、< 0.001 %
• 全ての信号をモニタリング可能なヘッドフォン出力 ( ステレオもしくはバランス・モノラル)
• RJ45 1 GigE AVB × 2、双方向で8 ストリーム ( 最大16 ch.) 、リダンダント仕様
• MADI 入力のリダンダント ( オプションのSFP モジュールが必要)
• ADAT × 3 (24 ch. @ 48k、最大192 kHz 対応)
• 268x282 チャンネルの内部ルーティング
• サイズ:19 インチ、1U
• すべての機能に簡単に直接アクセス可能なコントロールノブと4 つのボタンを備えた1.54 インチのフルカラー・ディスプレイ
• SteadyClock FS:超低ジッターのデジタル・クロック・テクノロジー
• HTTP / JSON / IEEE 1722.1 AVDECC / MIDI over MADI 経由のリモート・コントロール
• 内部電源、オプションで12V のリダンダント電源を利用可能
• ステージ脇の録音に便利なダーク・モード
• 16 のプリセット機能入出力
• ヘッドフォン出力 x 1
• XLR/TRS(マイク/ 楽器/ ライン)入力 x 4
• XLR(マイク/ 楽器)入力 x 8
• リダンダント対応電源 x 1(オプション)
• ワードクロック入出力 x 1
• MADI コアキシャル入出力 x 1
• MADI オプティカル SFP x 1(オプション:シングルモード or マルチモード)
• ADAT 出力 x 3
• ギガビット・イーサーネット(802.3 互換)x 2
• USB(ファームウェア更新・リモート・コントロール用)