M-32 AD Pro II / M-32 DA Pro II
アナログ32ch MADI・AVB ADコンバーター / DAコンバーター、デジタル・パッチベイ・ルーター
2023年発売予定
ご購入の際には【国内正規製品について】を必ずお確かめください。
M-32 Pro IIは、スタジオ・レコーディング、イマーシブ・オーディオ制作、プレイバック・システム、ライブ・サウンド、オーディオ測定/解析など、多くのプロフェッショナル・アプリケーションに求められる厳しい要件を満たすべく設計されたリファレンス・クラスのAD(M-32 AD Pro II)/DA(M-32 DA Pro II)コンバーターです。
高品質なアナログ変換に加え、MADI、AVBデジタル・オーディオ・ネットワーク変換に対応します(同シリーズ「M-32 Pro II-D」はAVBの代わりにDanteを搭載)。
最先端の高解像度コンバーター・コンポーネントを搭載したM-32 Pro IIは、完全なバランス信号経路で設計されており、卓越したアナログ・パフォーマンスを提供しながら、DAコンバーターはTHD+Nを-111 dBまで改善しています。ハイ・サンプリング・レートでのインパルス・レスポンスを最適化し、デジタル / アナログ変換処理がさらに改良されました。
最大32系統のアナログ・チャンネル、リダンダント動作可能なMADI(コアキシャルおよびオプションのオプティカルSPFモジュール経由) & AVB入出力と電源ユニット、極めて低いレイテンシー、120 dB(A)のダイナミック・レンジ、自在に設定可能なチャンネル・ルーティング、シンプルな操作性を備えるM-32 Pro IIは、真のリファレンス・クラス・コンバーターです。
M-32 DA Pro II:アナログ入力 × 32 |
MADIコアキシャル入出力 × 1 |
ワードクロック入出力 × 1 |
MIDI入出力 × 1 |
ギガビット・イーサーネット(802.3互換) × 2 |
USB 2.0端子 × 1 |
MADI オプティカル SFP × 1 |
リダンダント電源 |
M-32 Pro IIはリア・パネルにD-sub 25ピン端子を4つ備え、ブレイクアウト・ケーブルを使用することで32系統のアナログ・チャンネルが使用可能です( M-32 AD Pro II:32系統のアナログ入力チャンネル / M-32 DA Pro II:32系統のアナログ出力チャンネル)。
アナログ・チャンネルはコンバーターの解像度を完全に維持しながら個別チャンネルを異なるスタジオ・レベルに切り替えて使用できるため、あらゆる機器に対して高い互換性を持ちます。0 dBFS時のレベルは+13 dBu、+19 dBuに加えて+24 dBuまで提供し、現在の多くのマルチチャンネル・コンバーターよりもさらに高いレベルのアナログ信号を扱うことができます。
M-32 Pro IIのリア・パネルには、オプティカルMADI入出力 × 1、コアキシャルMADI入出力(オプションのSFPモジュール) × 1、AVBネットワーク・オーディオ接続が可能なRJ45端子 × 2、ワードクロックBNC端子が搭載されており、高品位なAD/DAコンバーター、デジタル・フォーマット・コンバーター、マトリックス・ルーターとして動作します。
オープン・ネットワーク規格IEEE 802.1および1722.1に基づくAVBインターフェイスを備えており、最大192 kHzのサンプリングレートで32系統のアナログ・チャンネルを1本のイーサネット・ケーブル経由で伝送することが可能です。
またAVB対応のスイッチング・ハブを使用することで、AVBプロトコルの包括的な同期信号処理の恩恵を受けることができ、複雑なネットワーク構造であっても簡単でスピーディーにそして確実に、機器の追加や構成の変更を行えます。
最大128チャンネルを48 kHzで送受信し(96 kHz時は96チャンネル、192 kHz時は64チャンネル)、予め定義された固定レイテンシーで動作します。また、各デバイスはATDECC(IEEE 1722.1)を介してネットワーク全体でステータスと設定可能なオプションを共有し、ディタミニスティック(確定的)ネットワークへのシームレスな統合を可能にします。
M-32 Pro IIは、電源、MADI接続、AVBネットワーク接続において、3つのリダンダント機能を搭載し、いかなる状況でも安全で安定した運用をサポートします。
2系統の高パフォーマンス・スイッチングの電源ユニット(PSU)を内蔵し、短絡保護機能やライン・フィルターを備え、電圧変動を制御し電源の干渉を抑える機能も搭載。
オプションのSFPモジュールによりオプティカルMADIポートを追加可能です。コアキシャル・オプティカル(オプション)といった2系統の信号に対応し、信号が切断されると自動的にオプティカルMADI入力に切り替わるよう設定できます。
2つ目のネットワーク・ポートが追加され、MILAN™の推奨に基づいたAVBネットワークポートのリダンダント動作が可能になりました。
レベル・メーター付近のチャンネル・ラベルに手書きメモを書き足してチャンネルを管理するやり方は、従来のアナログ機器で慣れ親しんだ管理方法ですが、今でも日常的に行われている最も実用的でシンプルなソリューションです。 M-32 Pro IIにはパネルに挟んで使用するトレーシング・ペーパーが付属し、これにチャンネル名を自由に記入することでアナログ・チャンネルの割り当てをひと目で確認できます。また、フロント・パネルのLEDはレベル・メーターとして使用できるので、暗い環境や離れた場所からでも全チャンネルのレベルを確認できます。
トレーシング・ペーパーは予備が付属し、またプリント・アウトして使用できるようテンプレートがダウンロード可能です。
フロント・パネルに高解像度の2インチディスプレイとロータリーエンコーダーを搭載しており、すべての機能に直感的にアクセスし、デバイスの状態を直接コントロールできます。
M-32 Pro IIは、あらゆるネットワーク・リンク(Wi-Fiを含む)を介したWebインターフェイスを利用して、完全にリモート制御することができるため、ゲイン・グループの作成、ファンタム電源切替、クロックの設定などの操作を迅速に行えます。さらに、JSONベースのAPIやSysEx MIDIコマンドも使用して、各モデルを実質的にどこにでも統合することができます。
統合されたルーティング・マトリックスにより、すべてのアナログおよびデジタル入出力間でのシングル・チャネル・ルーティングが可能です。チャンネル単位で柔軟にルーティング可能なこのマトリックス機能によって、M-32 Pro IIは、アナログ、MADI、AVBのデジタル・パッチベイとしても機能します。
オーディオ信号やクロッキング、接続などを分かり易く確認しながら、トラブル・シューティングを迅速に行えます。
最初のM-32 Proコンバーターの発売以来、数多くのアップデートをリリースし、AVBトータル・ストリームとチャンネル数の増加、MILAN™の互換性のための数々の調整、プリセットの操作性など、数多くの重要な新機能の追加や機能改善を行ってきました。最新のM-32 Pro IIコンバーターも継続的にアップデートされており、将来に渡って安心して使用できます。
オプションで利用可能なMADI SFPモジュールにより、オプティカルSFPトランシーバーをM-32 Pro IIに追加できます。
これにより最大64チャンネルのオーディオ信号を他のMADIデバイスとの間で送受信可能になります。
MADI SFPモジュールは、マルチモード・バージョンもしくはシングルモード・バージョンから選択可能で、RMEのMADIデバイスの電源がオンになっている場合、電源を切らずに挿入・取り外しが可能です。
MADI SC-LC Single Mode DX(3m、5m、10m):SC端子 x 2系統 <> LC端子 x 2系統 デュプレックス
MADI SC-LC Multi Mode DX(3m、5m、10m):SC端子 x 2系統 <> LC端子 x 2系統 デュプレックス
MADI LC-LC Single Mode DX(3m、5m、10m):LC端子 x 2系統 <> LC端子 x 2系統 デュプレックス
MADI LC-LC Multi Mode DX(3m、5m、10m):LC端子 x 2系統 <> LC端子 x 2系統 デュプレックス
MADI SC-SC Single Mode DX(3m、5m、10m):SC端子 x 2系統 <> SC端子 x 2系統 デュプレックス