M-1620 Pro
AVB/Milan・MADI・ADAT対応 アナログ16ch入力/20ch出力 AD/DAコンバーター、デジタル・パッチベイ・ルーター
2025年発売予定
M-1620 Proは、ライン・レベル・アナログ信号をMADI、ADAT、そして高精度オーディオ・ネットワーク規格のAVB/Milanへ相互変換しシームレスに統合する革新的なAD/DAコンバーター / デジタル・パッチベイ・ルータです。
16チャンネルの各入出力はチャンネルごとに最大+24 dBuまでの切替に対応し、新たに設計されたフロントパネルには、視認性に優れたLEDレベル・メーターとディスプレイ、さらに2つの独立したヘッドフォン出力を備えます。
これらすべてが19インチの1Uラック・サイズに収められ、最先端のコンバーター技術と柔軟な内部ルーティング機能により、ネットワーク・オーディオの次世代を見据えた圧倒的なパフォーマンスを提供します。
M-1620 Proは、イマーシブ録音・再生、プロフェッショナルなレコーディング・スタジオやライブ・サウンド、ポスト・プロダクションから、放送設備やハイエンド・オーディオ・システム構築に至るまで、あらゆるシーンでその真価を発揮します。
ライン入力 × 16 |
ライン出力 × 16 |
ヘッドフォン出力 × 2 |
ADAT入出力 × 4 |
MADIオプティカルSFP × 1 |
リダンダント電源 × 1 |
ワード・クロック入出力 × 1 |
MADIコアキシャル入出力 × 1 |
ギガビット・イーサーネット(802.3準拠)× 2 |
USB端子 × 1 |
M-1620 Proは、高い信頼性を実現するために3つのリダンダント仕様を備えています。2つのネットワーク・ポート、2つのMADI入出力端子(オプティカル端子は、オプションのオプティカルMADI SFPモジュールを使用)、ACおよび12V DC電源を搭載。システムに異常が発生すると即座に通知されるため、シームレスな運用をサポートします。
さらに、スタンドアローン機能により、デバイス本体で直接設定を操作し、素早い設定変更やユーザー定義のプリセットを簡単に呼び出すことができます。
M-1620 Proは、Milan認証モデルであり、ディタミニスティック(確定的)なネットワーク環境のもと、48 kHzで最大128チャンネル、96 kHzで最大96チャンネル、192 kHzで最大64チャンネルの音声信号を低遅延で送受信します。 MilanはAVBの規格のひとつで、厳格なフォーマットの統一をすることで互換性の問題を解決します。よってMilan対応機器同士の完全な互換性を保証し、信頼性の高い相互運用を提供します。
MilanにはIEEE 1722.1 ATDECCというオープン規格が含まれており、接続の制御だけでなくオーディオ・デバイス全体の制御も可能です。このオープン規格を利用してd&b audiotechnikとL-Acousticsが共同開発した「Milan Manager」を使用することで、直感的でわかりやすい操作が可能です。
M-1620 Proは、ADAT、AVBネットワーク入出力(ギガビット・イーサネット対応)、MADI(コアキシャル、オプティカルはオプションのSFPモジュールを使用)、そしてアナログの各入出力を備えており、この1台でデジタルとアナログ入出力をシームレスに統合します。
さらに、M-1620 Proはコンバーターのエイリアシング・フィルターを手動で調整可能で、最適なインパルス応答と周波数特性を設定できます。これにより、非常に精密でクリアな音質を提供し、プロフェッショナルなオーディオ環境に求められる高品質なサウンドを実現します。
また、ワードクロック用の独立したBNC端子を装備しており、SteadyClock FS技術によりデジタル信号のジッターを効果的に低減。これにより、安定した信号伝送が可能となり、スタジオやライブ環境など、様々なシーンで信頼性の高いパフォーマンスを発揮します。
M-1620 Proは、フロント・パネルからデバイスの状態を直接コントロール可能で、すべての機能に直感的にアクセスできます。
さらにRMEのAVBデバイスは、あらゆるネットワーク・リンク(Wi-Fiを含む)を介したWebインターフェイスを利用して、完全にリモート制御することができるため、ゲイン・グループの作成、ファンタム電源切替、ヘッドフォン出力への信号のルーティングなどの操作を迅速に行えます。統合されたルーティング・マトリックスにより、全てのアナログ入力とすべてのデジタル信号やAVBストリームを、ヘッドフォン出力に直接ルーティング可能。これにより、オーディオ信号やクロッキング、接続などを分かり易く確認しながら、トラブル・シューティングを迅速に行えます。
デジタル・オーディオでは、オーディオ・ビットとリファレンスとなる時間軸の間に相関関係を要するため、クロック周波数は重要な要素です。しかしながら、クロック周波数は常に安定しているとは限りません。M-1620 Proは、SteadyClock FS回路を搭載し、ジッター値をフェムト秒(1000兆分の1秒)単位の精度で抑制させることができます。よって全てのクロック・モードにおいて高品質なアナログ・コンバージョンを提供します。RME製品のデジタル・コンバージョンは、一切のデータ損失や音質劣化なく行われ、またSteadyClock FSは音像が劣化しないことを保証します。より深い奥行きと、クリアな音像により、録音とミックス作業を正しく精密に行うことができます。
オプションで利用可能なMADI SFPモジュールにより、オプティカルSFPトランシーバーをM-1620 Proに追加できます。
これにより最大64チャンネルのオーディオ信号を他のMADIデバイスとの間で送受信可能になります。
MADI SFPモジュールは、マルチモード・バージョンもしくはシングルモード・バージョンから選択可能で、RMEのMADIデバイスの電源がオンになっている場合、電源を切らずに挿入・取り外しが可能です。
RME製品の保証期間を通常の1年保証から3年保証へ変更させて頂き、末長くご使用頂けるようご提供させて頂きます。
*3年保証を受けるためには製品登録が必要です。
MADI SC-LC Single Mode DX(3m、5m、10m):SC端子 x 2系統 <> LC端子 x 2系統 デュプレックス
MADI SC-LC Multi Mode DX(3m、5m、10m):SC端子 x 2系統 <> LC端子 x 2系統 デュプレックス
MADI LC-LC Single Mode DX(3m、5m、10m):LC端子 x 2系統 <> LC端子 x 2系統 デュプレックス
MADI LC-LC Multi Mode DX(3m、5m、10m):LC端子 x 2系統 <> LC端子 x 2系統 デュプレックス
MADI SC-SC Single Mode DX(3m、5m、10m):SC端子 x 2系統 <> SC端子 x 2系統 デュプレックス