HDSPe AIO Pro
14入力 / 16出力チャンネル 192kHz対応 PCI Express オーディオ・インターフェイス
HDSPe AIO Proは、業務用スタジオ、放送市場で世界的に絶大な支持を得ているPCI Expressオーディオ・インターフェイス「HDSPe AIO」の後継機種です。前機種に引き続き多様なアナログおよびデジタル入出力I/Oを搭載し、さらに最新技術が惜しみなく採用され、先進のPCI Expressカードとして完全に再設計されました。
パワフルなデスクトップPCにHDSPe AIO Proを搭載することで、ハイエンド且つ高精度の音響再生、編集、AD/DAコンバージョンを可能にします。HDSPe AIO Proは音楽制作、放送、システム設計、研究開発の分野のほか、ライブ配信システムの構築やゲーミングPC、ホーム・シアター・システムの中核としても活躍し、高解像度で明瞭な迫力あるサウンドをお楽しみ頂けます。
RMEが20年の実績を元に積み上げたHammerfall DSPシリーズの最新モデルHDSPe AIO Proは、Advanced I/Oを備えるAll In Oneリファレンス・オーディオ・インターフェイスです。
* 付属のアナログ・ブレイクアウト・ケーブルは、アンバランス(RCA)仕様、およびヘッドフォン端子(TRS)を搭載します。オプションのXLRのブレイクアウト・ケーブル(BO9632XLRMKH:別売)でバランス仕様でお使いいただく事ができます。
HDSPe AIO Proは、最新のテクノロジーを元に新たに一から再設計されました。SPDIF(コアキシャル)、AES/EBU(XLR)を含む全ての入出力は同時に動作します。RMEが誇る比類のない柔軟性を持つルーティング・ミキサー「TotalMix FX」、1000兆分の1秒の精度で外部クロックのジッターを抑制する「SteadyClock FS」も搭載されています。
HDSPe AIO Proは、ハイエンドAD/DAコンバーター「ADI-2 Pro」の技術を継承し、リファレンス・プロセッサーAK5572およびAK4490を搭載。アナログ入力範囲(+24 / +19 / +13 / +4 dBu)もADI-2 Proの回路設計を導入しています。さらに出力リファレンス・レベル(バランス: +24 / +19 / +13 / +4 dBu、アンバランス:+19 / +13 / +4 / -2 dBu) を強化することによって、より多様なオーディオ・システムを構築することが可能になりました。HDSPe AIO Proは、出力セクションに専用のアッテネーターを備えているため、S/N比が向上し、低基準レベルでの出力インピーダンスが低くなります。
HDSPe AIO Proのもう一つの大きなハイライトとして新開発の非常に強力で透明なサウンドを提供するヘッドフォン出力が搭載されました。さらに、切り替え可能な出力レベルを含むミュート・リレーにより、コンピューターの電源を入れたときにヘッドフォン出力、さらにアナログXLRおよびRCA出力で不要なノイズの発生を防ぎます。
HDSPe AIO Proは、既存のPCIテクノロジーをPCI Expressへ対応させただけではなく、新たに開発された正真正銘のPCI Expressソリューションです。この新しいフォーマットのアドバンテージを最大限に利用し、マルチトラック・オーディオにおいて飛躍的なパフォーマンスを実現しています。
PCI Expressは、Point-to-Pointコネクションであるため、バンド帯域を他と共有することなく、2点間のデータ転送を行うことができます。
PCI Express Base Specification v.1.1がベースのHDSPシステムPCI Expressインターフェイスは、1レーンPCI Expressエンドポイント・デバイスで、2.5Gbpsのライン・スピードに対応します。バンド幅は5Gbpsで、従来のPCIの3〜4倍にあたります。パケット・ベースのフル・デュプレックス・コミュニケーション(全二重通信)により、各方向につき最大500〜200 MB/sの伝送レートを提供します。
HDSPシリーズは、サンプル・バッファーの概念では不可能とされていた驚異的、圧倒的な低レイテンシー設定を実現したことで、その地位を確立しました。コンピューター・ベースの音楽製作、収録環境において、必ず発生するレイテンシー(音の遅れ)を8段階で設定可能。最小0.7msまで抑えることができます。
デジタル・オーディオでは、オーディオ・ビットとリファレンスとなる時間軸の間に相関関係を要するため、クロック周波数は重要な要素です。しかしながら、クロック周波数は常に安定しているとは限りません。
HDSPe AIO Proは、ADI-2 Pro FSに実装されたSteadyClock FS 回路を搭載し、ジッター値をフェムト秒(1000兆分の1秒)単位の精度で抑制させることができます。よって全てのクロック・モードにおいて高品質なアナログ・コンバージョンを提供し、一切色付けの無い「ありのまま」の音をモニタリングすることが可能です。
RME製品のデジタル・コンバージョンは、一切のデータ損失や音質劣化なく行われ、またSteadyClock FSは音像が劣化しないことを保証します。より深い奥行きと、クリアな音像により、録音とミックス作業を正しく精密に行うことができます。
DSPベースでコンピュータのCPUに負荷をかけない、RME独自のTotalMix技術に基づいたパワフルなデジタル・リアルタイム・ミキサー「TotalMix FX」を装備。
全14入力と16出力チャンネルは物理的な16の出力へ自由にルーティング / ミックスでき、最大で448通りのルーティングを可能にします。ルーティングのコピー&ペースト、フェーダーの同時操作やグルーピング、操作性に優れたマトリックス画面など、様々な機能を装備します。ミキサーは完全MIDIコントロールも可能。さらに全オーディオ・チャンネルに搭載されるRMS、ピークレベル・メータはDSPハードウェア処理によってCPUへの負荷をかけません。
HDSPe AIO Proは、PCIカード史上もっとも強力なルーター / ミキサーを搭載することにより、単なるコンピュータのI/O機器として以上の使用用途を提供します*。
*HDSPe AIO ProのTotalMix FXにはEQ、ダイナミックス、リバーブ、エコーなどのDSPエフェクト機能は搭載されません。
TotalMix Remote
さらにTotalMix Remoteを併用すると、イーサネットや無線LANを用いてRMEオーディオ・インターフェイスのすべてのミックス状態、ルーティング、そしてレベル・メーターをリアルタイムでiPadやコンピューターに表示し、コントロールできます。
RMEはマルチチャネル・オーディオのリーデイング・カンパニーであり、プロフェッショナルなパフォーマンスを実現した最初の企業です。信頼性が高く、安定したドライバーの開発と定期的な更新を行い、製品の音質への揺るぎないこだわりを持ち可能な限りの技術を惜しみなく提供し続けます。よって常に時代に応じて更新され、長くお使いいただける製品となります。
RMEのフラッシュ・アップデート・テクノロジーにより、既存のファームウェアを更新させる事が可能。機能拡張、調整、修正させることができ、常に最先端のOSやその他のソフトウェア環境に対応させることが可能です。
最新のドライバーは、最大3台のHDSPe AIO Proの同時使用に対応します。HDSPおよびHDSPe システムのすべてのカードは、同じドライバーを使用するため、同時に使用可能です。
ワード・クロック拡張ボード「9632WCM」(別売)を追加することにより、HDSPe AIO Proオーディオ・システムにワード・クロック入出力を追加することができます。
*アナログ入出力拡張ボード「AI4S-192 AIO」、「AO4S-192 AIO」は非対応。
RMEの非常に強力なデジタル・オーディオ用メーター/アナライザー/測定ツールDIGICheckを利用頂けます。
これによりHDSPe AIO Proは、精密なオーディオ測定器としても利用可能です。
DIGICheckはマルチトラック・レコーダー機能に加えてハードウェア上で動作するPeak/RMSメーター、さらにはソフトウェアの仕様に依存せずに再生音を解析できるアナライザーといった機能が含まれています。
* Mac環境ではDIGICheckの機能に一部制限があります。
Windows XP以降、Mac OS X Intel(10.6以降)
PCI Expressインターフェイス:PCI Expressスロット、1レーン、バージョン1.1
アナログ入力RCA(標準:D-sub ブレイクアウト・ケーブル)
下記を除きRCA と同様:
アナログ出力RCA(標準:D-sub ブレイクアウト・ケーブル)
下記を除きRCA と同様:
下記を除きRCA と同様:
|
デジタル入力AES/EBU
|
※仕様は予告なく変更になる場合がございます。
BO9632XLRMKH:アナログ・ブレイクアウト・ケーブル(D-sub 15ピン - Neutrik XLR x 4系統、MIDI入出力 x1系統、ヘッドフォン端子)
12Mic
MADI & AVBネットワーク・オーディオ対応12チャンネル・デジタル制御マイク・プリアンプ
RME 12Mic(トゥエルブ・マイク)は、長年に渡る技術力と経験、そして音に対する情熱を注ぎ込み入念に設計された12チャンネル・マイク・プリアンプです。世界中から圧倒的な支持を得るRME のハイエンド・マイクプリアンプ・シリーズの最新機種として、精密&高解像度のA/D変換、アナログの操作性とデジタルの利便性を併せ持つ設計、MADI&AVBによるマルチチャンネル・システム、268x282チャンネルの内部ルーティング、そしてジッター抑制機能SteadyClock FSを搭載し、現代のプロ・レコーディング現場のニーズに答えます。
ヘッドフォン出力 x 1 | XLR/TRS (マイク/楽器/ライン)入力 x 4 |
XLR(マイク/ライン)入力 x 8 |
リダンダント電源 x 1 | ワード・クロック入出力 x 1 |
MADIコアキシャル 入出力 x 1 |
ADAT出力 x 3 |
MADI オプティカル SFP x 1 (オプション:シングルモード or マルチモード) |
ギガビット・イーサーネット(802.3互換)x 2 |
USB (ファームウェア更新・リモート・コントロール用) |
12Micの余計な抵抗の無いPADフリー設計のマイク入力ステージは、75 dBのゲイン・レンジを備え、最大+18 dBuの信号を受信可能。コンバーターは、すべてのチャンネルで卓越したS/N比を誇り、フロントの12すべてのXLR接続がマイク / ライン・レベル信号に対応します。さらに、最初の4つの端子はTRSも接続可能で、楽器用に切り替え可能なハイ・インピーダンス(Hi-Z)を備えています。
MADIコアキシャルおよびオプティカル(オプションのSFPモジュール経由)MADI入出力は、独立またはリダンダント操作が可能で、MADI信号を非常に低いレイテンシーでデイジー・チェーン、マージ、変換することができます。 3系統のオプティカルADAT出力は、シングル・スピードで最大24チャンネルのオーディオ(例:マイク入力、MADI、AVB信号の組み合わせなど)、または96 kHzサンプリング・レートで12出力チャンネルを提供し、様々なオーディオ・インターフェイスとの互換性を保証します。 さらに、ADAT端子を使用して、AVBまたはMADI入力からDAC /ヘッドフォン・アンプなどにモニター・ミックスを送信することも可能です。
12Micは、MILANの推奨に基づいたAVBデバイスです。RMEのAVBコアは、「オーディオ・ストリーミング」、「検出」、「制御」に関するIEEE標準規格の実装に細心の注意を払っており、あらゆるAVBコントローラーによってRMEデバイスを検出および完全に制御できます。メーカー固有の制御プロトコルは過去のものです。 12Micに到達する信号はすべて、固定レイテンシーと保証されたバンド幅でネットワークを介したルーティングやストリーミングを行えます。他のネットワーク・オーディオの様にスイッチング・ハブ側で設定する必要はありません。
また、AVB、MADI、電源は全てリダンダント仕様で、クリティカルな現場でのリスクを軽減します。
フロント・パネルからデバイスの状態を直接コントロールでき、すべての機能に直感的にアクセスできます。RMEのAVBデバイスは、あらゆるネットワーク・リンク(Wi-Fiを含む)を介したWebインターフェイスを利用して、完全にリモート制御することができるため、ゲイン・グループの作成、ファンタム電源切替、ヘッドフォン出力への信号のルーティングなどの操作を迅速に行えます。統合されたルーティング・マトリックスにより、全てのアナログ入力とすべてのデジタル信号やAVBストリームを、ヘッドフォン出力に直接ルーティング可能。これにより、オーディオ信号やクロッキング、接続などを分かり易く確認しながら、トラブル・シューティングを迅速に行えます。
デジタル・オーディオでは、オーディオ・ビットとリファレンスとなる時間軸の間に相関関係を要するため、クロック周波数は重要な要素です。しかしながら、クロック周波数は常に安定しているとは限りません。12Micは、SteadyClock FSによって完全なパフォーマンスを提供し、ジッター値をフェムト秒(1000兆分の1秒)単位の精度で抑制させることにより、最低レベルのクロック・ジッターと最高のジッター耐性を実現します。
全てのクロック・モードにおいて卓越したパフォーマンスで動作し、高品質なアナログ・コンバージョンにより、一切色付けの無い「ありのまま」の音をモニタリングすることが可能です。RME製品のデジタル・コンバージョンは、一切のデータ損失や音質劣化なく行われ、またSteadyClock FSは音像が劣化しないことを保証します。より深い奥行きと、クリアな音像により、録音とミックス作業を正しく精密に行うことができます。
MADI SFPモジュールによりオプティカルSFPトランシーバーを12Micなどの互換性のあるRMEデバイスに追加できます。これにより最大64のオーディオ・チャンネルを他のMADIデバイスとの間で送受信可能になります。 RME SFPモジュールは、マルチモード・バージョンとシングルモード・バージョンで利用でき、RME MADIデバイスの電源がオンのときにもデバイスの電源を切る必要なく挿入および取り外しが可能です。
曲:Cry アーティスト:Mei ( https://paradeartist.com/artists/artist/mei )
192/24 2Mix
右クリックでファイルをダウンロードいただけます。
※音源は全て192kHz/24bit Stereo となります。
※比較用録音のため、レベルとパンニングのみの簡易ミックスになります。
MADIは、1本の光ファイバーケーブルで最大64チャンネルの伝送に対応します。多くの機器が対応している上、ポイントtoポイント接続なため、シンプルにアナログ同様イン、アウトを接続していきます。音質劣化や電磁波の影響を受けずに正確な接続が可能です。最大2000mの長距離伝送に対応しています。マイクプリをステージ脇に設置しアナログ・ケーブルの引き回しを最小限にすることでよりノイズの少ない録音が可能になります。またiPadのTotalMix RemoteからTotalMix FXのリモートコントロールにも対応します。
AVBはMADIやその他のアナログ、デジタル機器と異なりスイッチング・ハブを中心に繋げていくスター接続で設置します。1地点から全体のシステムをコントロールできるだけでなく、大量のトラフィックがあっても確実なタイミングで伝送ができるため、より大規模なシステム設計に適しています。トラフィック・コントロールはAVBハブが行うため、Danteの様にITエンジニアのスキル、知識は一切必要ありません。またiPadのTotalMix RemoteからTotalMix FXのリモートコントロールにも対応します。TotalMix FXでミックスされた新たなオーディオ信号をネットワークへ送り返すことも可能です。
全てのアナログ入力は+18 dBu、 75 dB ゲイン・レンジ
• アナログ入力SN 比:> 117 dB RMS unweighted、> 120 dB(A)
• アナログ入力THD @ 30 dB gain:< -110 dB、< 0.00032 %
• アナログ入力THD+N @ 30 dB gain:< -104 dB、< 0.00063 %
• アナログ出力DR:115 dB RMS unweighted、118 dBA
• アナログ出力周波数特性 @ 44.1 kHz、-0.5 dB:9 Hz ~ 22 kHz
• アナログ出力周波数特性 @ 96 kHz, -0.5 dB:9 Hz ~ 45 kHz
• アナログ出力周波数特性 @ 192 kHz、-1 dB:8 Hz ~ 75 kHz
• アナログ出力THD+N:< -100 dB、< 0.001 %
• 全ての信号をモニタリング可能なヘッドフォン出力 ( ステレオもしくはバランス・モノラル)
• MADI 入力のリダンダント ( オプションのSFP モジュールが必要)
• ADAT × 3(24チャンネル@ 48k、最大192 kHz 対応)
• RJ45 1 GigE AVB × 2、双方向で8 ストリーム ( 最大16チャンネル) 、リダンダント仕様
• 268 x 282チャンネルの内部ルーティング
• すべての機能に簡単に直接アクセス可能なコントロール・ノブと4 つのボタンを備えた1.54インチのフルカラー・ディスプレイ
• 16のプリセット機能
• ステージ脇の録音に便利なダーク・モード
• HTTP / JSON / IEEE 1722.1 AVDECC / *MIDI over MADI 経由のリモート・コントロール (*後日対応予定)
• SteadyClock FS:超低ジッターのデジタル・クロック・テクノロジー
• 内部電源、オプションのACアダプター(NTCB-XT)で12Vのリダンダント電源を利用可能
• サイズ:19 インチ、1U
• USB(ファームウェア更新・リモート・コントロール用)
アナログ入力XLR入力 1 - 12:
以下を除き上記と同一:
アナログ出力Phones 1/2:
|
デジタル入力MADI:
デジタル出力ADAT:
MADI:
ワード・クロック:
一般:
|
※仕様は予告なく変更になる場合がございます。