Fireface UCXとBabyfaceは、CC(クラス・コンプライアント)モードにすることで、Apple iPad Camera Connection Kit経由でiPadに接続して、オーディオ入出力デバイスとして利用することが可能となっています。 そこで、この記事ではお勧めのiPad Appをご紹介していきます。
※本稿でご紹介するAppは実際にFireface UCX / Babyfaceで動作の確認を行っておりますが、個別の動作の保証・サポート等をご提供するものではございません。
手軽にiPadを楽器やシンセサイザー、アンプ・シミュレーター等として利用でき、尚かつ本格的なサウンドを楽しめるAppが様々なディベロッパーからリリースされています。Fireface UCXやBabyfaceの高品位入出力を利用すれば、これらのAppの性能を最大限に引き出すことができます。また、AppがMIDIまたはCore MIDI(iOS 4.2以降から利用可能)に対応している場合は、Fireface UCXやBabyfaceのMIDI入出力端子を利用してMIDI鍵盤やコントローラーを接続してAppを操作することも可能です。
開発:WaveMachine Labs, Inc.
https://itunes.apple.com/jp/app/wavegenerator/id554998576?mt=8
http://wolfgangpalm.com/?p=595
PPG WaveGeneratorは、メモリが記憶した波形を切り換えることで音色を変化させる「ウェーブテーブル」方式を採用した元祖とも言えるシンセサイザー「PPG」を開発したWolfgang Palmがリリースした、最新のiPad向けウェーブテーブル・シンセサイザーです。
PPG WaveGeneratorにはたくさんのウェーブテーブルが付属し、サウンド素材には、オリジナルのPPGの波形モデルや様々な分析ツールから生成された波形、また手作業により編集された波形が含まれます。ウェーブテーブルを気軽に作成して瞬時にそれを試聴することができ、倍音を重ねていきながら正確な音作りをすることも可能です。さらに、写真を読み込んでそれを波形に変換する魅力的な使い方も用意されています。波形は256のフィールドを持つグリッドに集められ、3つのオシレーターから任意に独立してアクセスできます。
3D表示では、サウンドがどのように展開していくかを視覚的に見ることができ、生成された3Dイメージを様々な方向から眺めたり、拡大縮小できます。
シンセサイザーのパラメーターはモジュールに分けられ、簡単かつ強力に編集可能。3つのオシレーターでは、ピッチと波形を個別にコントロールします。それぞれのオシレーターは独立したグライドを持ち、ダイナミックなサウンドを生成します。洗練されたルーティング・システムにより、様々なモジュレーション・ソースをすべての重要なコントロール・ポイントへ接続できます。
キーボードは、自由に設定することができるので、既存のすべての音階(スケール)だけでなく、どんな特殊な音階にも対応します。
PPG WaveGeneratorは、iPadのメリットを最大限に活用し、例えば鍵盤を叩いた後に縦横方向に指を動かして音をコントロールしたり、スペクトラム・コントロールで2本指を使用したりといったことが可能です。
また、使いやすいブラウザーを搭載し、サウンド素材をカテゴリー分けしたりレートを付けたりして管理できます。
PPG創設者ウォルフガング・パーム氏の開発者ストーリー The Story of PPG もぜひご覧ください。
PPG Wave Generatorで作られたデモ音源をこちらで試聴することができます。
動作検証が済んだAppを順次公開いたします。今後もお楽しみに。