Babyface クラス・コンプライアント・モード - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
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RMEの歴史、技術背景、MADI開発の秘話を、創業メンバーであり開発者の1人でもあるマティアス・カーステンズが語る。

Babyface CCモード設定方法

Babyface CCモード設定手順

BabyfaceのCCモード設定手順をビデオで解説します。

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CCモード検証レポート(スタッフ・ブログ)

Cubasis - Babyface検証

Fireface UFX / Fireface UCX / Babyfaceと3機種がCCモード対応しましたので、実際iPadでどこまでの作業ができるのか、話題のアプリを使って検証を行ってみました。今回は、BabyfaceでSteinbergのCubasisを試してみました。

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Babyface CCモード日本語 Tech Info(PDF)

Babyface CCモード対応

Babyface CCモード日本語Tech Info(PDF)は、本ページでご紹介した接続手順の他、接続時のヒントやトラブル・シューティング、スタンドアローン時の使用例、本体の操作方法等、さらに詳細な情報を記載しています。

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iPad 「DAW」App解説

iPad DAW App

iPad Appにはレコーディング用途を主としたDAW系のAppが幾つかのディベロッパー(制作者)からリリースされていて、シンプルなステレオ録音のものから、本格的なマルチ・トラック録音可能なものまでが存在しています。ここではFireface UCXで使うことを前提に、ある程度以上のクオリティを搭載したAppに絞ってご紹介します。

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iPad「オーディオ測定」App解説

iPad App解説「オーディオ測定」

iPad Appにはオーディオ測定のためのAppが幾つかのディベロッパー(制作者)からリリースされています。簡単な動作のものから本格的な計測を前提としたものまでが存在していますが、ここではFireface UCXで使うことを前提に、ある程度以上の機能や精度を搭載したAppに絞ってご紹介します。

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Babyface クラス・コンプライアント・モード(CCモード)に対応

Babyface CCモード対応

Babyfaceがファームウェアのバージョン・アップによりクラス・コンプライント・モードに対応しました。

これにより、Babyfaceのプロフェッショナルなアナログ入出力や、卓越したマイク・プリアンプ、プロフェッショナルなライン出力、ハイ・インピーダンス・ヘッドフォンでも優れた音質を発揮するハイパワー・ヘッドフォン出力、ゲイン / レベル調整、SPDIF / ADAT 入出力、96 kHz / 24 bit 対応、そしてもちろんSysex 対応のMIDI 入出力をiPad に追加することができます。

尚、BabyfaceをCCモードでご使用いただくには、後述の「経緯と概要」を良くお読みの上、最新のファームウェアをダウンロードしてください(ファームウェア ver.203、2012年12月12日現在)。また、「Babyface CCモード日本語 Tech Info(PDF)」には、本体の操作方法等の重要な情報が記載されています。こちらも合わせてご覧ください。

現在お使いのBabyfaceのドライバー/ファームウェア・バージョンは、Babyfaceをコンピューターに接続して表示されるSettingsダイアログでご確認いただけます。ファームウェアのインストールは下記のダウンロード・ページの手順に従って正しく行ってください。

Babyface Windowsファームウェア・ダウンロード・ページ

Babyface Macファームウェア・ダウンロード・ページ

動作環境

  • CCモードで起動したBabyface
  • iOS 5以上のApple iPad(iPhoneとiPod Touchは利用できません)
  • Apple iPad Camera Connection Kit(Doc / Lightning to USBタイプ)

経緯と概要

Babyfaceはファームウェア200以降、iPadに接続できるクラス・コンプライアント・モード(CCモード)とBabyface単体で動作するスタンドアローン・モードに対応しました。Babyfaceの開発当初はiPadへの接続は考慮されていなかったため、今回クラス・コンプライアントを実現するに当たっては、Babyface本体が正常に動作するための電源の確保が大きな課題となりました。一般的にiPadが外部機器に対して供給する電源が約20 mAです。したがって、USBバス・パワーで動作するBabyfaceを接続すると、iPadにデバイスが対応していない、または消費電力が大きすぎる旨のエラー・メッセージがiPad上に表示されます。20 mAはBabyfaceが必要とする電源の500 mAには遠く及びません。

上記の理由から、BabyfaceをCCモードでiPadに接続して安定動作させるためには、別途RMEが提供する電源アダプター(6〜12ボルト、約1A)をBabyface本体に接続する必要があります(RME推奨)。その他には、後述するBabyface付属のY字USBケーブルやオーロラサウンドのBusPower-Pro等のUSBパスパワーを使って、基本的な操作を行うこともできます。接続手順については本ページの「操作」をご覧下さい。

Babyfaceをスタンドアローンで動作させる場合は、外部電源ではなく、USBバスパワーを使用します。iPhoneやiPad等の充電で用いる様なUSB電源アダプターに直接USBケーブルを接続します。

ファームウェア200以降、Babyfaceは3つのモードで動作します:ドライバー・ベースのUSB 2、スタンドアローン、そしてCCモードです。CCモードはWindowsやMac OS X、Linuxにネイティブに標準サポートされる規格で、専用ドライバーが必要なく、CCモードが有効になるとデバイスが直接認識されます。もちろん、RMEのドライバー・セットと比較した場合、例えばTotalMix やエフェクト等の機能等は使用できず制限されます。

BabyfaceはiPadには搭載されないプロフェッショナルなアナログ入出力や、卓越したマイク・プリアンプ、プロフェッショナルなライン出力、ハイ・インピーダンス・ヘッドフォンでも優れた音質を発揮するハイパワー・ヘッドフォン出力、ゲイン / レベル調整、SPDIF / ADAT入出力、96 kHz / 24 bit対応、そしてもちろんSysex対応のMIDI入出力をiPadに追加します。

また、iOS 5以降、マルチチャンネル・レコーディングに対応し、さらにiOS 6ではマルチチャンネル再生にも対応しています。現時点ではAlgoriddimのdjayのみが2出力以上に対応していますが、Auria等の他のAppも近い将来対応する予定です。

操作

1. BabyfaceをCCモードで起動

Babyfaceの「Select」ボタンと「Recall」ボタンを同時に押しながら、Babyfaceの電源を入れます(起動の際にBabyfaceの両レベルメーターが一瞬上昇してBabyfaceがCCモードで起動したことを示します)。

通常モードに切替える場合は、Babyfaceの電源をオフにし、「Select」ボタンと「Recall」ボタンを押しながら再度電源を入れます(起動の際に両レベルメーターは上昇しません)。

 

2. iPadへ接続

※ Babyfaceに外部の電源アダプターを接続して使用する手順(RME推奨)

BabyfaceはCCモードでiPadと接続した際に電源アダプターを使用しないでY字ケーブル経由でUSBバス・パワーを供給して比較的良好に動作します。しかし、残念ながら、例えばiPad接続時に本体のファンタム電源をオンにするなどの電流に負荷を掛ける動作を行うと、通信のドロップアウトが生じる可能性があります。iPadが電流のスパイクを検知して、CCデバイスを一時的に無効にするようです。そのため、RMEはBabyfaceをiPadで使用する際には、別途外部の電源アダプターを接続することを強くお勧めします。外部電源を使用することにより、上記の様なトラブルを回避できます。尚、Babyfaceの製品内容に電源アダプターは含まれません。下記のMI7 STOREより別途お求めいただけます。

http://store.mi7.co.jp/23category7_detail157.html

 

接続手順は次の通りです:

  1. 「1.BabyfaceをCCモードで起動」の手順に従ってBabyfaceをCCモードで起動します
  2. Babyfaceに電源アダプターを接続し、電源アダプターを電源に接続します
  3. BabyfaceにUSBケーブルを接続します
  4. 接続したUSBケーブルにCamera Connection Kitを接続します
  5. 最後にCamera Connection KitをiPadに接続します

以上でiPadはCCモードのBabyfaceをオーディオI/Oとして認識します。必ず上の手順で接続してください。先にiPadにCamera Connection Kitを接続すると、iPad上に「接続中のアクセサリは消費電力が大きすぎます。」等のエラーメッセージが表示され正常に動作しません。

 

 

※ Babyface付属のY字USBケーブルで電源を供給して使用する手順

電源アダプターを使用しないで、Y字ケーブルでiPadと接続して音を再生してみたい方は以下の方法で接続が可能です。

  1. 「1.BabyfaceをCCモードで起動」の手順に従ってBabyfaceをCCモードで起動します
  2. BabyfaceにY字USBケーブルを接続します
  3. Y字USBケーブルの先にApple Camera Connection Kitを接続します
  4. Y字USBケーブルの電源供給端子にUSB電源アダプター*を接続し、USB電源アダプターを電源に接続します。(*USB電源アダプターはiPhoneやiPad等の充電で用いる様なUSB電源アダプターを使用できます)
  5. 最後にApple Camera Connection KitにiPadに接続します。

以上でiPadはCCモードのBabyfaceをオーディオI/Oとして認識します。必ず上の手順で接続してください。先にiPadにCamera Connection Kitを接続すると、iPad上に「接続中のアクセサリは消費電力が大きすぎます。」等のエラーメッセージが表示され正常に動作しません。

 

 

※ オーロラサウンド社のBusPower-Proで電源を供給して使用する手順

電源アダプターを使用しないで、バスパワー強化電源を使用してiPadと接続して音を再生してみたい方はオーロラサウンドのBusPower-Proを使用した以下の方法で接続が可能です。

オーロラサウンドのBusPower-Proの詳細

  1. 「1.BabyfaceをCCモードで起動」の手順に従ってBabyfaceをCCモードで起動します
  2. BabyfaceとUSBケーブルとBusPower-Proを接続します
  3. BusPower-Proに接続したUSBケーブルの先にApple Camera Connection Kitを接続します
  4. 最後にApple Camera Connection KitにiPadに接続します。

以上でiPadはCCモードのBabyfaceをオーディオI/Oとして認識します。必ず上の手順で接続してください。先にiPadにCamera Connection Kitを接続すると、iPad上に「接続中のアクセサリは消費電力が大きすぎます。」等のエラーメッセージが表示され正常に動作しません。

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システム・インテグレート、お見積もりや資料請求、社内プレゼン資料の作成など、法人購入に関しますことは、すべてSynthax Japan取り扱い製品の販売を行う株式会社エムアイセブンジャパンのお問い合わせ窓口にて承ります。どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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