孤高のピアニスト深町純のラスト・レコーディングを同じ場所、同じ機材で完全再現

第12回目を迎えるPCオーディオコンサートは、孤高のピアニスト故深町純氏がラスト・レコーディングを行った日東紡音響サウンド・ラボ試聴室で、サウンド・エンジニアのミック沢口氏の録音による最後のアルバム「黎明（Reimei）」の24ビット96kHzサラウンド録音マスターを、実際に演奏が行われた場所にて最高の再生環境で聴いていただくという趣向でお届けいたします。

2010年7月7日（七夕）、ミック沢口氏より千葉にある日東紡音響サウンド・ラボ試聴室に素敵なスタインウェイのピアノが設置されたとの連絡をいただき、深町純氏に演奏をお願いしました。ミック沢口氏が新たに導入したDAWソフト"Pyramix Native"と"RME Fireface"という国内で初めての組み合わせを採用した24ビット96kHzサラウンド録音でした。「楽譜無し、リハーサル無し」の深町純氏らしい緊張感のある「即興一期一会録音」となった現場では、録音が終わると同時に参加者全員で演奏の素晴らしさに多数の感嘆詞が発せられました。 しかし、ミックスダウンも終わり深町純氏に録音成果物を試聴いただいた矢先の2010年11月22日、深町純氏は早すぎる死を迎えました。録音に関係したスタッフは皆しばし呆然自失の状態でした。

この度、三回忌を目前にした2012年8月22日、奥様の深町布美子様の熱意とプロデューサー宗像和男氏のご尽力により、東芝EMI当時から深町純氏の旧友である行方洋一氏のマスタリングで、「黎明（Reimei）」を含むCDアルバム三部作が発売の運びとなりました。

一方で、10月にはDRM（Digital Right Management）フリーの高音質ミュージックとして24ビット96kHzサラウンド版と2chステレオ版が、HQMとe-onkyo musicから配信されます。今回のPCオーディオコンサートはその「黎明」24ビット96kHzサラウンド版を一足先に試聴できる絶好の機会となります。

ご来場者には抽選でEMIの三回忌記念アルバム三部作を始め、様々な記念品もプレゼントされる予定です。お席が限られておりますので早めのご予約をお願いいたします。

主催：株式会社シンタックスジャパン
協賛：日東紡音響エンジニアリング株式会社、Mick Sawaguchi (Mick Sound Lab)、EMI Music Japan、深町布美子、宗像和男（敬称略）