匠ワークショップは、次世代を担う若者たちを対象に、音楽に係る仕事のプロフェッショナルを招聘して業界の現状や仕事内容、仕事の魅力、エピソードなどを紹介するイベントで、TOA株式会社が主催してシリーズで開催しています。
今回は、大阪フェスティバルホールの元チーフエンジニアで、音響プランナー/音響コンサルタントの堀江正(ほりえ ただし)氏と、東芝EMIの元チーフ・レコーディングエンジニアで、現在もレコーディングエンジニア/プロデューサーとして活躍する行方洋一(なめかた よういち)氏のお二人をお招きします。
堀江正氏は日本PA技術者協議会の(現日本舞台音響家協会)名誉理事長でもあり、イベントの第一部では世界の第一線の舞台芸術を支えてきた同氏にPA(舞台音響)の仕事についてお聞きします。また、第二部では、東芝EMIのチーフ・レコーディングエンジニアとして、日本のレコード業界を創生期から支え続けてきた行方洋一氏に、レコーディングの仕事についてお聞きします。そして第三部ではお二方にご登場頂き、現場でのノウハウやエピソードと共に、昨年開催された「神戸JAZZ2010」の音源やご自身の作品を例に、実際に「堀江サウンド」「行方サウンド」を体感できる内容でお届けします。
「PA」「レコーディング」と音を扱う環境は異なりますが、同じ"音屋"として、還暦を過ぎた今もなお現役でご活躍のお二方から、これからの音楽業界を支える若い方へのメッセージをお伝えできればと思います。
日時 | 2011年2月19日(土) 開場:13:30 開演:14:00 |
会場 | ジーベックホール 神戸市中央区港島中町7-2-1 |
定員 | 200名(お申し込み順) |
参加費 | 無料 |
日時 | 2011年2月26日(土) 開場:13:30 開演:14:00 |
会場 | TOA東京事務所 東京都江東区木場5-5-2 (CN-1ビル) |
定員 | 80名(お申し込み順) |
参加費 | 無料 |
主 催:TOA株式会社
企画・制作:株式会社ジーベック
制作協力:株式会社シンタックスジャパン
TEL、FAX、E-Mail、郵送(ハガキ)のいずれかにて、下記の内容を添えてお申し込みください。
お申し込み先(神戸・東京開催とも共通です):
〒650-0046 神戸市中央区港島中町7-2-1 株式会社ジーベック 匠ワークショップ係
TEL:078-303-6333 (平日10:00~18:00) / FAX 078-303-4632
E-Mail daihyou@xebec.co.jp ※「@」を半角文字に変換してお送りください。
応募〆切:2011年2月15日(火) 17時受付分まで
1936年生まれ。1958年大阪フェスティバルホールに入社後、音響に従事。カラヤン指揮ベルリンフィル、バイロイトフェスティバル、チャイコフスキー大序曲「1812年」など、フェスティバルホールで開催されるコンサート、演劇、ミュージカル、バレエなど様々な舞台芸術の音響を担当すると共に、東大寺昭和大修理落慶法要、ユニバーシアード神戸大会、大文字コンサートなどの大型イベントの音響プランナー/エンジニアとして活躍する。
フェスティバルホールを円満退社後、甲子社エイ・ブイ・シーを設立。音響コンサルタントとして全国のホールの音響コンサルティングや博覧会の音響プランナーとして活躍中!現在、関西舞台テレビテクノ&アート共同組合副理事長を務め、匠塾において後身の指導にも積極的に取り組んでいる。
1943年生まれ。東京EMI(旧東芝音楽工業)録音部に入社後、坂元九、弘田美枝子、欧陽菲菲、渚ゆう子、奥村チヨ、小川知子、浜圭介などの作品を担当。その後、制作部に移り、プロデューサー&ミキサーとして読売交響楽団、徳永二男等のクラシックから、アンリ菅野、前田憲男、ジョニー・ハートマン等のジャズまで幅広く手掛ける。
フリー転身後も、太田裕美、ゲームソフト「ドラゴンクエスト」等の音楽録音の傍、オーディオ雑誌やイベント等でのオーディション評論活動も行う。また、東芝EMI在籍時にExMFシリーズを立ち上げ、オフコース、チューリップ、アリス、甲斐バンド等のアルバム全64タイトルをリマスタリング・リリースするなど、音の世界で数々の体験をしたノウハウをベースに、ハードからソフトまで幅広い見識や、職人技的なテクニックを使う、キャリアの長いエンジニアならではの高音質音源配信のマスタリングをはじめ、大手各社のアドバイザーとして活躍中!