DMC-842 - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
マイクプリアンプ
AD . DA . DD . MADI
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Faithful Sound Quality - DMC-842

Kuniko Kato x Yuji Sagae - 現代音楽をレパートリーに世界的な大ヒットを収める加藤氏の目指す音楽

Linn Recordsと契約する唯一の日本人アーティストである加藤訓子とエンジニアの寒河江ゆうじ氏が、マリンバのための無伴奏作品集「J.S. Bach: Solo Works for Marimba」とスティーヴ・ライヒの70年初頭の大作「Reich: Drumming」の録音について語ります。

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RME マイク・プリアンプ・オンライン・カタログ

RME Mic Preamp

ヨーロッパの伝統的なクラシック、教会での録音をはじめ、現代的なポップス、ジャズシーンで鍛えられたRMEのマイク・プリアンプは、一切の妥協を排してただただ忠実に録音することに徹し、超低ノイズ、幅広い入力レンジ、良質なS/N値、マイク特製を失わないクリアな音質、定評のあるADコンバーターなどRMEならではの設計思想で、妥協のない品質、コスト・パフォーマンスを実現しています。

DMC-842
8チャンネル 192kHz AES42デジタルマイクロフォンインターフェイス
DMC-842

製品概要

DMC-842は、最大8チャンネルのデジタル・マイクロフォンをコントロールし、同時にAES-42信号を ADAT、AES/EBU、アナログ、MADI(オプション)フォーマットにコンバートすることができます。8つそれぞれの入力に搭載される切替式の高品位サンプル・レート・コンバーターにより、柔軟なクロック制御、AES3、AES/EBU信号入力に対応することができます。

DMC- 842の開発にあたり、RMEは確実な互換性と最大の機能性を提供するためにマイクロフォンメーカー各社と連携を密にしました。その結果、DMC-842 は、市場で最も柔軟且つ互換性の高いAES-42インターフェイスとなることに成功し、本デバイスの登場によって新しいデジタル・マイクロフォン技術の導入が現実的なものとなります。

DMC-842は、MIDI、AES、 MADI(オプション)経由で、完全にリモートコントロールすることができます。オプションのMADIカードを搭載することにより、最大8台までの DMC-842にシリアル・パススルーすることができ、最後のデバイスからは全64のオーディオ信号が1本のMADIケーブルから出力されます。このようなカスケード接続はMicstasyやADI-8 QSとも行う事ができます。DMC-842を通過した信号はアナログ出力されますので、旧式の高価なステージ・スプリッターは必要なくなります。

主な機能

  • AES42に完全対応
  • 各入力に24bitサンプルレートコンバーター搭載
  • 各入力にデジタルファンタム電源搭載
  • モード1、モード2対応
  • 各チャンネル63dBのゲインレンジ:非同期モード(モード1)でも同様
  • M/Sエンコーディング/デコーディング
  • シリアル・カスケードおよびデジタル/アナログリターンパス機能搭載のオプションMADI I/O(I64 MADI Card)
  • 完全リモートコントロール可能
  • フラッシュ・アップデートによる機能拡張

入出力

  • XLR AES42入力 x 8系統 (AES3対応)
  • XLRバランス・ライン出力 x 8系統
  • AES/EBU出力 x 4系統(8チャンネル@192kHz)
  • ADAT出力 x 2系統(8チャンネル@96kHz)
  • MIDI入出力 x 1系統
  • ワードクロック入出力 x 1系統
  • オプション:MADIオプティカル入出力* x 1系統、MADIコアキシャル入出力 x 1系統

* MADIオプティカル端子は標準ではマルチ・モード仕様です。シングル・モードをご希望の場合は「RME MADIシステム構築 ご相談フォーム」、もしくは「 RME Premium Lineディーラー」までお問い合わせください。

主な特長

AES42インターフェイス

DMC-842は、AES42スタンダードのデジタルマイクロフォンのコントロール・デバイスおよびパワーサプライとして機能します。すべての入力は AES42で定義されるモード1、モード2に対応します。非同期オペレーションのモード1ではサンプル・レート・コンバーターを経由する必要があり、 DMC-842には全入力にサンプル・レート・コンバーター(SRC)が搭載されています。モード2では同期オペレーションが可能になります。両方のモードにおいても、DMC-842はゲイン、指向性、ハイパス・フィルター、コンプレッション等のコントロールデータをマイクへ送信することができ、マイクからステータスデータを受信することができます。AES42スタンダードでは、さらに多くの機能が定められていますが、各マイクによりそれぞれ異なります。すべてのマイクパラメーターは、DMC-842のフロントパネルから操作することができます。デジタル・ファンタム電源(DDP)は各チャンネルでオン/オフの設定ができ、また一般的なAES3、AES/EBU信号も同時に扱うことができます。

リモートコントロール制御

DMC-842は、同梱のDMCコントロールソフトウェア(Windows)によってMIDI経由で全機能を簡単にリモートコントロール制御することができ、全てのステータスもMIDI経由で受信します。複数のデバイス(最大8台)を使用する場合でもそれぞれにID番号を割り振る事で1つのMIDIチャンネルから各デバイスを別々にコントロールすることができます。デバイスに名前を割り当てる事も可能です。DMCコントロールソフトウェアは、フロントパネルの操作だけではなく、セットアップ・メニューおよび接続されたマイクに搭載されるAES42機能のコントロールにも対応します。

ダウンロードはこちら

Remote

MADI入出力

I64 MADI Card
I64 MADIカードは、DMC-842に64チャンネルのMADI入力および出力を追加します。搭載されるMADIオプティカルとMADIコアキシャル出力からはAES/EBUとADATと同じデータが出力されます。オプティカルとコアキシャル端子から有効な入力信号を自動的に探知して入力端子を切り替えるリダンダンシー機能を搭載。双方に常時同じ信号を入力することで、片方の入力信号が欠落した際に即座にそれを探知して他方の入力に自動的に切り替えます。

MADI 入力はクロックソースとして使用することができます。また、デバイスが使用する8チャンネル以外の56チャンネルに含まれる信号はそのままパススルーされますので、最大8台までのデバイス(DMC-842、Micstasy、ADI-8 QS、ADI-642)をカスケード接続することができ、その場合最後のデバイスのMADI出力からは64チャンネル分のオーディオ信号が出力されます。

I64 MADIカードを搭載するDMC-842は、MADI経由でリモートコントロール制御することができ、つまり最大2000mはなれた地点からデバイスを制御することができます。

また、I64 MADIカードを使用することで、オーディオをMADIからAES/EBU、ADAT、アナログに出力することができ、よって8チャンネルのリターンパスとしても機能させることができます。例えばステージ/スタジオモニターをDMC-842から送り込む際に便利です。 MADI出力は、アナログ入力信号とその他の送り込まれた入力データを伝送し続けます。

自動ディレイ補正機能

複数のデバイスをシリアル接続する際には各ユニットで3サンプルの遅れが生じます。DMC-842はこの問題を解消する「ディレイ補正機能(Delay Compensation)」を搭載し、 各デバイス間の遅れによって生じるオフセットを自動的に補正します。

アナログマイクとデジタルマイクの併用

DMC-842は、RME Micstasyとの併用に最適なデバイスです。Micstasyと同じインターフェイス、端子(ADAT S/MUX、AES/EBU、MADIオプション)を搭載し、デジタルマイクとアナログマイクを併用するシチュエーションに置いてもトラブルフリーでセットアップすることができるのです。さらにDMC-842は、ラインレベルのアナログ出力を搭載しますので、アナログデバイスが含まれるセットアップにおいても重宝します。

SyncCheck

SyncCheckテクノロジーは、完全な同期を確保しエラーを明白に探知します。またワードクロックを使用することにより、複数のデバイス間の精密な同期オペレーションが可能になります。すべての設定は、電源を落としてもデバイス内に保存されます。

ジッター抑制機能「SteadyClock」

デジタル信号にはサンプリング・クロックの時間的なゆらぎによるジッターが生じます。現在その抑制こそがデジタルオーディオ機器の大命題とされています。SteadyClock™はすべてのクロックに対して驚異的なジッター抑制を行います。SteadyClock™はいかなるクロックもリフレッシュして抜群の再生クオリティーを保つだけでなく、理想的なリファレンス・クロックとしてすべてのデジタル出力から送信できます。

ほとんどのMADIベースの機器が追加のワードクロックやAES回線を必要とする中、DMC-842は、SteadyClock™でMADI信号から直接リファレンスクロックを最小限のジッターで抽出しますので、長距離接続をより一層便利に行えます。

フラッシュアップデートによるハードウェアの更新

RMEのフラッシュ・アップデートテクノロジーにより、既存のファームウェアを更新させる事が可能。機能拡張、調整、修正させることができ、常に最先端のOSやその他のソフトウエア環境に対応させることが可能です。

※ ファームウェア更新の可否は製品のリビジョンにより異なります。更新をご希望される場合はこちらのフォームよりお問い合わせください。

同梱物

電源ケーブル、接地アダプター、オプティカル・ケーブル(TOSLINK)、DMC-842 (M) 日本語ユーザーガイド

技術仕様

DAコンバーター
  • S/N比 (SNR) @ +24 dBu 44.1 kHz: 116.0 dB RMS unweighted、119 dBA
  • S/N比 (SNR) @ +19 dBu: 116 dB RMS unweighted、119 dBA
  • S/N比 (SNR) @ +13 dBu: 116 dB RMS unweighted、119 dBA
  • 周波数特性 @ 44.1 kHz、-0.5 dB:5 Hz - 22 kHz
  • 周波数特性 @ 96 kHz、-0.5 dB:5 Hz - 34 kHz
  • 周波数特性 @ 192 kHz、-1 dB:5 Hz - 50 kHz
  • THD:< -104 dB、< 0.00063 %
  • THD+N:< -100 dB、< 0.001 %
  • チャンネルセパレーション: > 110 dB
デジタル
  • クロック設定:内部クロック、AES入力、ワードクロック入力、オプション(MADI)入力
  • 低ジッター設計:< 1 ns PLLモード、全入力
  • 内部クロック: 800 ps ジッター、ランダム・スペクトラム拡散
  • 外部クロックのジッター抑制値:> 30 dB (2.4 kHz)
  • DAコンバート時のクロックジッター:ほぼゼロ
  • 100ns以上のジッターでもPLLによりドロップアウトゼロを保証
  • 対応サンプルレート: 28 kHz から200 kHz
AES/EBU入出力AES1, D-sub入力
  • 1 x D-sub25ピン、トランスバランス型、ガルバニック絶縁、AES3-1992に基づく
  • 高感度入力部 (< 0.3 Vpp) 、SPDIF対応 (IEC 60958)
  • コンシューマー/プロフェッショナル両形式に対応
  • ロック範囲: 27 kHz 〜 200 kHz
  • 入力信号同期時のジッター:< 1 ns 、ジッター抑制: > 30 dB (2.4 kHz)
AES42, XLR入力
  • 8 x XLR、トランスバランス型、ガルバニック絶縁
  • AES3とAES/EBUに対応
  • AES1と同様の技術仕様、さらに デジタルファンタム電源(10 V), 入力ごとに切り替え可能
  • 同期とコントロールパルスの送信
AES/EBU出力
  • 4 x トランスバランス型、ガルバニック絶縁、AES3-1992に基づく
  • 出力レベル: 4.5 Vpp
  • 形式:プロフェッショナル AES3-1992訂正4に基づく
  • シングルワイヤ:4 x 2チャンネル、24ビット、最高192 kHz
ADAT出力
  • 2 x TOSLINK
  • 標準:8チャンネル、24ビット、最高48 kHz (MAIN出力使用)
  • S/MUX:8 チャンネル 24 ビット 96 kHz(MAIN/AUX出力使用)
  • S/MUX4:4 チャンネル 24 ビット 192 kHz(MAIN/AUX出力使用
ワードクロック入出力
  • BNC、非ターミネーション (10 kΩ)
  • 内部ターミネーションスイッチ 75 Ω
  • 自動ダブル/クワッドスピード検知とシングルスピードへの変換
  • SteadyClockTMにより低ジッター同期を保証、バリスピード動作時を含む
  • 入力部:トランスカップリング、ガルバニック絶縁
  • ネットワーク上のDCオフセットに影響されないSignal Adaptation Circuit:自動信号センタリングとヒステリシスによる信号の再生成
  • 過剰電圧保護
  • レベル範囲: 1.0 Vpp - 5.6 Vpp
  • ロック範囲: 27 kHz - 200 kHz
  • 入力信号同期時のジッター: < 1 ns
  • ジッター抑制: > 30 dB (2.4 kHz)
  • 最大出力レベル:5 Vpp
  • 出力レベル@ 75 Ω : 4.0 Vpp
  • インピーダンス:10 Ω
  • 周波数帯域:27 kHz 〜 200 kHz
MADI入出力(オプション)
  • BNCコアキシャル、75 Ω, AES10-1991に準拠
  • 出力レベル:600 mVpp
  • ケーブル長(コアキシャル):100 mまで
  • 高感度入力部 (< 0.2 Vpp)
  • オプティカル: FDDI duplex SCコネクタ(62.5/125 と 50/125 に対応)
  • ケーブル長(オプティカル): 500 m以上
  • 56チャンネルと64チャンネルモード、96kフレームに対応
  • シングルワイヤ: 最大64チャンネル24ビット48 kHz
  • ダブルワイヤ/ 96kフレーム:最大32チャンネル24ビット96 kHz
  • クワッドワイヤ: 最大16チャンネル24ビット192 kHz
  • ロック範囲: 28 kHz - 54 kHz
  • 入力信号に同期の際のジッター: < 1 ns
  • ジッター抑制: > 30 dB (2.4 kHz)
  • 56チャンネル(48kフレーム時)のユーザービットを使用し「不可視」送信
MIDI
  • 16チャンネルMIDI、DIN5ピン端子
  • オプトカップリング、グラウンドフリー入力
一般
  • 電源部:内部スイッチング電源、 100 - 240 V AC、60 W
  • 通常時の電力消費量: 24 W
  • 最大電力消費量: < 40 ワット
  • サイズ:(ラック耳含む)(WxHxD): 483 x 88 x 242 mm (19" x 3.46" x 9.5")
  • サイズ:(ラック耳含まず)(WxHxD): 436 x 88 x 235 mm (17.2" x 3.46" x 9.3")
  • 重量: 3 kg
  • 動作温度:+5 〜 +50° C
  • 相対湿度:< 75%、結露なきこと
  • RoHS指令 対応済
  • ISO 9001認証
  • CE認定
  • FCC認定

ブロックダイアグラム

※仕様は予告なく変更になる場合がございます。

アクセサリ

各種 D-Sub 25ピン AES/EBUケーブル

D-Sub25 pin AES/EBU

ALVA AES/EBUデジタル・ケーブル

NTCB-XT:スイッチングACアダプタ

NT-ADI24ProSE:スイッチングACアダプタ

NTCB-XT:スイッチングACアダプタ

各種 MADIケーブル / MADIケーブル・ドラム

MADI Cable

ALVA MADIケーブル / MADIケーブル・ドラム