Faithful Sound Quality - OctaMic XTC
エンジニア/プロデューサーのミック沢口氏が主宰するレーベル UNAMAS から、ヴィヴァルディの「四季」を題材に作編曲家・土屋洋一によりサラウンド・アレンジされた弦楽四重奏を、バイオリン・竹田詩織(リーダー)、春日井久美子、ビオラ・飯野和英、チェロ・西方正輝といった新進気鋭のアーティストで構成された「The Quartet Four Seasons」によって演奏、24bit/192kHz サラウンド・ハイレゾ録音で収録された作品「The Four Seasons」が2014年6月20日にリリースされました。
スタッフ・ブログ
万能ナイフといえば、やはりスイスアーミーナイフ。1本持っていると便利ですよね。RMEのOctamic XTCもスイスアーミーナイフのように1Uのスリム・ボディーからは想像ができない位に多機能なマイクプリです。多機能だからといって、肝心要のマイクプリとしての性能には一切の妥協がありません。
製品レビュー
OctaMic XTCがサウンド&レコーディン・マガジンで紹介されました。
「〜高域が奇麗に伸びており、低域は引き締まっていて余計な色付けがありません。周波数特性のバランスが非常に良好です。また、A/Dの質もかなり高いと感じました。音が全く奥まらず、前に出てきます。特に歌声とエレピが好印象で、“さすがはRME!”といったところでしょうか。〜」
Online Catalogue
8チャンネル デジタル制御マイクプリアンプ & マルチ・フォーマットI/O
OctaMic XTCは、単なるマイク/ライン/インストゥルメント対応プリアンプにとどまらず、A/Dコンバーター、デジタル・パッチベイ、フォーマット・コンバーターとしても機能し、さらにiPad®の柔軟なフロントエンド機器としても使用できる、新世代のデバイスです。
8つのマイク/ライン入力を持ち、うち4つはHi-Zモードとしてギター等の楽器を直接接続できます。また、ADAT、AES/EBUからMADI(オプティカル)まで、他の追随を許さない幅広いデジタル・フォーマットに対応しています。
アナログ変換にはRMEの最新のコンバーター技術が注ぎ込まれています。RMEのコンバーターの特徴である高品位な音質と周波数特性はそのままに、並外れたゲイン・レンジ、超低レイテンシー、驚異的な等価入力ノイズ・レベル(EIN)と、S/N比を実現しています。
アナログ入力に加えて、64chのMADI、8chのAES/EBU、8chのADATといったデジタル入力を、TFT液晶ディスプレイにより、自由に簡単に任意のアウトプットへパッチングすることができ、さらに24chのUSB 2.0クラス・コンプライアント対応のオーディオ・インターフェイスとしてもご使用いただけます。
TotalMix FXを搭載したRMEのオーディオ・インターフェイスでは、MIDI(DIN, MIDI over MADI, USBのいずれか)を使用して、OctaMic XTCの制御系統をTotalMixの入力チャンネル・ストリップに統合してリモート・コントロールすることができます。例えば、Fireface UFXとOctaMic XTCをADATとMIDIケーブルで接続することで、マイクプリが8ch分増強された一台のオーディオ・インターフェイスのように取り扱うことができるようになります。また、MADIface USBなどのTotalMix FXを搭載したMADIインターフェイスでは、MIDI over MADIによりMADIケーブルの接続だけでOctaMic XTCのリモートコントロールが可能になります。
本体の機能はすべてリモートからコントロールすることができるので、本体をアナログ・ソースのなるべく近くに設置して、離れた場所から設定の変更、書き込みや読み込みが行えます。
クラス・コンプライアント・モードでは、24チャンネルの入出力を持つ最もフレキシブルで先進的なオーディオ・インターフェイスとしてiPad(要Apple Camera Connection Kit)で使用することができます。
* MADIオプティカル端子は標準ではマルチ・モード仕様です。シングル・モードをご希望の場合は「RME MADIシステム構築 ご相談フォーム」、もしくは「 RME Premium Lineディーラー」までお問い合わせください。
OctaMic XTCはフル・レンジのハイエンド・プリアンプとリファレンス級のAD/DAコンバーターを搭載し、完全なリモート・コントロールが可能なマイク・プリアンプです。標準的な19インチ1Uの筐体に、Intelligent Clock Control(ICC)、SyncCheck、SteadyClock、QuickGain、AutoSet、MIDI over MADI、USB/MADI/MIDIによるリモート・コントロール、といった数々の機能が搭載されています。8チャンネルのアナログ入力は、192kHz/24bit対応、ハイクラスのマイク/ライン・プリアンプによりRMEクォリティでAD変換されます。歪みを極限まで抑え、最良のS/N比、完璧なまでのリニア周波数特性により、マイク信号の特性をそのままに信号の伝送、増幅が行われます。
OctaMic XTCには、8つのノイトリック製XLR/TRSコンボジャックによるマイク/ライン入力が搭載されています。うち4つはTRSによるバランス入力、別の4つはTSによるアンバランス入力またはギター等のインストゥルメント入力に対応しています。フロント・パネルのボタンやエンコーダー・ノブ、TFT液晶ディスプレイにより、すべての機能に簡単にアクセスしてコントロールすることができます。
8チャンネルのAD変換、4チャンネル(ステレオ2系統)のDA変換は192kHzまで対応しています。デジタル変換された信号は、ADAT(S/MUX対応2系統)、D-sub 25ピン・コネクター(AES/EBU4系統)、MADIオプティカルのそれぞれに同時に出力可能です。USBポートも搭載しており、Mac OS XまたはiPad™では、24チャンネル入出力のクラス・コンプライアント・モードのオーディオ・インターフェイスとしてご使用いただけます。
RMEの誇るSteadyClock™により、外部のシンク・ソースからのジッターがほぼ完全に除去され、完璧なAD/DA変換が実現します。またデジタルの入出力はAD/DA変換においてすべて同時に使用でき、柔軟なルーティング・オプションにより、OctaMic XTCは単なるマイクプリアンプとしてだけではなく、ADAT/AES/MADIといった複数のデジタル・フォーマットに対応したAD/DAコンバーターとして機能します。
最新のADコンバーターを搭載することにより、OctaMic XTCは超低ノイズ、超低THD特性、超低レイテンシー(0.28ms以下)を実現します。
QuickGain それぞれのチャンネルはフロントパネル上で2つずつペアとなっており、Selectボタンと2つのエンコーダー・ノブにより、入力ゲインの調整が素早く行うことができます。
AutoSet 過大な入力信号が入ってきた際にゲイン・レベルを下げてオーバーロードを回避します。個々のチャンネルに個別に適用することもできますし、グループとして適用させることも可能です。
Groups 各チャンネルは最大4つまでグループ化することができます。ゲイン値をチャンネル個別に適用するか、グループ内の相関関係を保ちながら調整することができます。
判りやすいインジケーター 信号の感知、オーバーロード、ファンタム電源のON/OFF、PAD/INSTの切替などは専用のLEDにより表示され、TFT液晶ディスプレイでも詳細を確認することができます。
モニタリング 高出力のTRSステレオPhone出力が搭載され、ハイ・インピーダンスのヘッドフォンなどでも高い出力を得ることができます。OctaMic XTCで取り扱うすべての信号を選択してモニタリングすることができます。
高解像度カラー液晶 高精細なディスプレイと2つのエンコーダー・ノブにより、素早く簡単な操作を実現します。ディスプレイにはすべての入力のレベル・メーター、設定メニュー/ページ、入力ゲイン値、デジタル・ルーティング、モニタリングなどの各種情報が表示されます。
MIDIコントロール MIDIポート(DIN)、MIDI over MADI、USBにより、すべての機能がMIDIコントロール可能です。
デジタル同期 すべてのデジタル入力またはワード・クロックでデジタル同期することができます。
デジタル入出力 OctaMic XTCは一般的なデジタル・フォーマット:AES/EBU、ADAT(オプティカル)、MADI(オプティカル)の入出力に対応しています。USBポートでは、WindowsまたはMacからファームウェア・アップデートを行うことができ、Mac OS XまたはiPadを接続すると、24chのクラス・コンプライアント・モード・オーディオ・インターフェイスとして使用できます。
アナログ入力 8つのハイエンドなデジタル制御マイク・プリアンプを搭載しています。うち4つはPAD機能を備え、最大+32 dBuの入力レベルに対応します。他の4つはHi-Zモードに切替え可能で、ギター等のインストゥルメントを直接接続して使用することができます。また、TRSで接続した場合はファンタム電源は流れません。優れた入力回路設計により、OctaMic XTCは85 dBものゲイン・レンジを実現し、あらゆる入力ソースに対応します。
OctaMic XTCはMADIポート(オプティカル)を標準搭載していますので、MADIface XTのようなMADIオーディオ・インターフェイスを介してノートPCに接続すれば、一人でも手軽に運べる程の軽量の機材で最高24bit/192kHz対応の商用レベルの高品位レコーディングを実現するシステムを組むことができます。
MADIの接続例
MADIは1本で64チャンネル分のオーディオ信号を直径2〜3ミリ程度の光ファイバーで最大2000mまで引き延ばすことができるため、プリアンプをステージ脇に設置してアナログのマイク回線の距離を極限まで短くすることができ、OctaMic XTCでAD変換されたオーディオ信号は、MADIを介して離れた録音ブースにあるMADIface XTまで劣化することなく伝送されます。ライブ会場でしばしば問題となるステージの調光機ノイズの影響も受けません。
音声の入口から出口まで、MADIの実用化を切り拓いてきたRMEだからこそご提供できる、モバイル・レコーディングの究極のソリューションです。
電源ケーブル、接地アダプター、オプティカル・ケーブル(TOSLINK)、OctaMic XTC 日本語ユーザーガイド
アナログ マイクロフォン1~8
AES/EBU
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MADI
AES/EBU
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※仕様は予告なく変更になる場合がございます。