Babyface Pro 製品レビュー
レビュー記事がサウンド&レコーディング・マガジンに掲載されました。
「〜その点Babyface Proは、しっかりと芯があり立体的、それでいてギスギスした誇張の無い音がしている。スタジオで出会う作家が一様に“RMEは音が扱いやすい”と言うが、本当にその通りだと感じた。〜」
Nagie(ANANT GARDE EYES)
Babyface Proの「製品開発ストーリー」がサウンド&レコーディング・マガジンに掲載されました。 RMEの創業者であり製品開発のトップのマティアス・カーステンズとプロダクト・マネージャーのマックス・ホルトマンが、開発の背景やBabyface Proの魅力を余すところ無く伝えています。
お気に入りのアーティストの5.1チャンネルのライブDVD映像や映画DVDをコンピューターで再生して、Babyfaceに接続した4本のスピーカーから臨場感のあるサラウンドの音を気軽に楽しむことができます。
12イン/12アウト 24bit/192kHzサポート USBバスパワー対応 プロフェッショナル・オーディオインターフェイス
2011年に登場したBabyfaceは、大きなエンコーダーと見やすいLEDによる優れた操作性、192kHz対応で驚異的なジッター抑制を実現するSteady Clock、独自ドライバによる超低レイテンシー等々、プロフェッショナルの現場での要求に応えられる初のモバイル・オーディオ・インターフェイスとして制作・リスニング環境に革命をもたらしました。その初代Babyfaceの正統な後継機種として新たに登場したのが、このBabyface Proです。
オーディオ回路や、ドライバ開発だけではなく、そのメカニックすべてにRMEの妥協のない高いクラフトマンシップを反映し、Babyfaceに比べ大幅にオーディオ・クォリティを向上させることに成功。まさに、究極のモバイル・インターフェイスです。
Babyface Proは、新たにデザインされたアナログ回路とデジタル回路により、全高調波歪み率、ダイナミックレンジ、S/N比等、すべてのスペックにRMEの一切の妥協がない技術が体現しており、録音だけではなく、オーディオ鑑賞、さらにはヘッドフォン・アンプとしても非常に高いパフォーマンスを提供します。美しい外見でポータブル・サイズ、傑出したパフォーマンス。そして最高の音質。あなたの音楽環境に、再び革命を。
メイン入出力には、新たにモノラル2系統のXLRバランス入力・出力を装備し、安定した接続を確立。
また、ヘッドフォン出力には、完全に独立したドライバー・ステージを持つ、標準プラグとミニ・ジャックの2系統を搭載することにより、ハイ・インピーダンスを持つヘッドフォンだけではなく、ロー・インピーダンスのヘッドフォンにも完全対応。
ヘッドフォン・アンプとしてもソース本来の音を引き出すことに成功しています。
最新のAD/DAコンバーターと、RME独自の技術であるSteadyClockにより、すべてのプロフェッショナルからの要求を完全に満たす、超低レイテンシーかつ、驚異的な音質を提供するBabyface Proには、2基のマイク・プリアンプが搭載され ており、デジタル制御で1dBステップ、最大76dBまでのゲイン、また、独立した+48V ファンタム電源の供給が可能です。
また、PADはリレー回路によりコントロールされ、これにより、並外れたEIN(入力換算ノイズ)パフォーマンスの実現や、ライン・オーバーロードのプロテクションだけにとどまらず、非常に低いマイク・レベルに対しても十分なゲインを確保することが可能になります。
また、オプティカル端子にADATコンバーターを接続することにより、Babyface Proのアナログ入出力を拡張することも可能です。
例えば、RME OctaMic IIやOctaMic XTCのようなADAT対応マイク・プリアンプと組み合わせることで、12チャンネルのアナログ録音や(下図)ADI-8QSやADI-8DS Mk IIIと組み合わせて、ライブやスタジオでのマルチトラック・アプリケーションとして使用することも可能です。
Babyface Proの3&4入力には、キーボードやシンセサイザー、ドラム・マシンといったライン・レベルの楽器、またはエレキ・ギターやベースのようなハイ・インピーダンスの楽器を、ダイレクトに接続することができます。DIボックスなど追加の機材は必要ありません
BabyfaceProにはMIDI入出力も用意されています。付属のブレークアウト・ケーブルを使えば、MIDI接続が必要な音楽制作機器も接続可能です。
ユーザー・インターフェイスには旧Babyfaceの伝統を引き継ぎ、大きなエンコーダーを中心配置し、すべての機能やコンフィグレーション・モードに素早く直感的にアクセスが可能なレイアウトとなっております。
また、スタンド・アロン使用時でも、入出力のルーティング等、すべてフロント・パネルから行うことが可能です。
完全に安定した高効率なバスパワーに対応したBabyface Proであれば、外部電源が必要になることは、ほぼありません。
一切のスペックを落とすことなく、USB3もしくはUSB2ポートからの電源供給で、お気に入りのコンデンサー・マイクを使ってのモバイル・レコーディングを、ステレオで行うことができます。
Babyface Proはコンピュータを使わずにスタンドアローンの状態でも使用可能です。スタンドアローン時には「AD/DAコンバート・モード」の使用が可能であり、特別な設定を行わなくともアナログ<>デジタルの双方向変換を行うことができます。例えば、2チャンネルの高性能マイクプリアンプとして、または、お手持ちのCDプレイヤーやDVDプレイヤーを接続し、コンピューターに接続することなく音楽を楽しむ等、さまざまな目的に利用できます。
※ スタンドアローン時には、別途電源供給が必要になります。Babyface Proには、ACアダプターが同梱されておりません。電源アダプターはこちらからご購入いただけます。
RME独自のジッター抑制技術SteadyClockにより、Babyface Proは内部/外部クロックを問わずに完璧なサウンド・クオリティが保証されます。非常に高機能なジッター抑制のため、Babyface Proは外部クロックで動作している場合でも、非常に高精度な内部クロックを用いているのと同じように高いサウンド・クオリティを保つことができます。
また、SteadyClockによりBabyface Proは自身のサンプルレートを極めて自由に制御できます。設定画面では、一般的に映像やオーディオで使用されるサンプルレートが用意され、直接切替が可能です。
インテリジェント・クロック・コントロールはすべての入力ソースの動作クロックの状態をリアルタイムで検知し、外部クロックに問題があった場合でも最後に正常だった状態を保持します。同じくRMEのテクノロジーであるSyncCheckとの組み合わせで、クロック同期の問題を迅速に調査できます。
RMEの非常に強力なデジタル・オーディオ用メーター/アナライザー/測定ツールDIGICheckは、Babyface Proでも利用可能です。DIGICheckはマルチトラック・レコーダー機能に加えてハードウェア上で動作するPeak/RMSメーター、さらにはソフトウェアの仕様に依存せずに再生音を解析できるアナライザーといった機能が含まれています。
* Mac環境ではDIGICheckの機能に一部制限があります。
TotalMixのミキサー機能はBabyface Pro本体のDSP上で処理されており、すべての入力および再生チャンネルを、同時にすべてのハードウェア出力へ、ミキシング/ルーティングすることができます。つまり、すべてのアウトプットに対して、独立したルーティングを自由に組むことができるということになります。
また、便利なControl Roomセクションにより、TalkBackやDim、スピーカーA/B切り替えといった、比類無きモニタ環境を提供します。
すべての入力チャンネルと出力チャンネルにはフルスケールのデジタル・コンソールに匹敵する充実した機能が実装されています。
3-bandのパラメトリックEQ、ローカット、MS処理、位相反転などの効果をチャンネルごとに設定できます。Reverb/Echoのエフェクト機能は、ステレオのsend/returnバスによりすべてのチャンネルに提供されます。
これらのエフェクトは192kHzを含むすべてのサンプル・レートでご使用いただけます。
なお、Babyface上に搭載されたDSPには、DSPオーバーロード自動検出機能が搭載されており、より高いサンプル・レートに変換する際には、DSPの処理能力を超えるすべてのエフェクトが自動的に解除され、DSPオーバーロードになるのを防ぎます。
これによりモニター・スピーカーを破損することも防ぐことができます。
TotalMix FXのエフェクト機能はレコーディング・チェーンに柔軟性をもたらすだけでなく、CPU負荷の高いソフトウェア・エフェクトの代替としても機能します。また、スタジオ・モニタ用と、ボーカル・ブースのヘッドフォン用に別々のエフェクトをかけるなど、レコーディングの現場での需要に的確に応えることができる究極のソフトウェア・ミキサーがTotalMix FXなのです。
さらに新たにリリースされたTotalMix Remoteを併用すると、イーサネットや無線LANを用いてRMEオーディオ・インターフェイスのすべてのミックス状態、ルーティング、FX設定、そしてレベルメーターをリアルタイムでiPadやコンピューターに表示し、コントロールすることができます。
* 画像はイメージです。
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※ご購入の際には【国内正規流通製品について】をお確かめください。
アナログ入力(AD):マイク/ライン入力1〜2
アナログ入力(AD): ライン/インストゥルメント入力3〜4
下記を除きマイク/ライン1~2と同一:
アナログ出力(DA): ライン出力1〜2
アナログ出力(DA): ヘッドフォン(Phones)3〜4
下記を除きDAライン出力と同一:
MIDI
デジタル概要
デジタル入力
ADAT オプティカル
SPDIF オプティカル
デジタル 出力
ADAT オプティカル
SPDIF オプティカル
一般
Windows
Mac
※WindowsとMac OS Xで、それぞれのドライバはまったく同等の機能と動作を提供します。DIGICheckのいくつかの機能はMac版では使用できません。