68イン/68アウト USB MADIインターフェイス
製造完了製品
2015年にリリースされたBabyface Proは、その優れた音質と使いやすさによって瞬く間にプロデューサーやエンジニア、アーティストといったユーザーの新しい選択肢として定番となりました。
そして登場から一年、RMEはBabyface Proを次のレベルへと引き上げました。MADIface Proは、精密に造り込まれたハウジングや限りなくピュアで透明な音質を実現するアナログ回路などはそのままに、Babyface ProのADATポートをMADIオプティカル・ポートへと換装しました。これにより、デジタル入出力が8chから64chへと大幅に強化されました。たった一本の光ファイバーにより64chものオーディオ信号を送受信できるMADIを搭載した、最も手軽で多機能なMADIオーディオ・インターフェイスの誕生です。
MADIface Proは、スタジオ・ユースに留まらず、ライブ・レコーディング、放送中継、音響計測などのミッション・クリティカルかつ可搬性が求められる現場での最適なソリューションとなります。
コンパクトな筐体に充実したアナログ・ポートを備えるMADIface Proは、2つのアナログXLR入出力ポートを搭載し、XLR入力はマイクプリアンプ機能を装備します。さらに2つのTS入力ポートは、ライン入力だけでなくインストゥルメント入力にも対応。また、TRSステレオ出力は標準とミニの2つを搭載し、それぞれハイ・インピーダンス、ロー・インピーダンスのヘッドフォン/イヤフォンに最適化されています。
もちろん、RMEを特徴づけるTotalMix FXも搭載。思うがままのミキシングとルーティングが可能です。
ブレイクアウト・ケーブルによるMIDIポートを使用すれば、あらゆるMIDIデバイスを接続可能。さらにMIDI over MADIの機能を使用して、MIDI信号を最大で2km離れた先にMADIケーブルにより伝送し、対応するデバイスをリモート・コントロールすることも可能です。 MADIを使用しない場合は、USBバスパワーで動作しますので、モバイル環境での制作にも最適です。
オプティカルのMADI I/Oからは、64chずつの入出力(44.1/48kHz時)が可能で、サンプルレート192kHzまで対応します。アナログ入出力と合わせて、68chの入出力が可能で、すべてのチャンネルはUSB2によりPCへ伝送されます*。ヘッドフォンやライン出力が可能なMADIface Proは、ライブ・レコーディング時のモニタリングやトークバックにも対応できる、最も手軽で多機能、かつ可搬性に優れたインターフェイスです。
MADI使用時には消費電力が増えるため、MADIトランシーバーは電源投入から遅れて起動し、使用しない時は電力を消費しないように設計されています。MADI使用時にはUSBバスパワーでは容量が不足するため、MADIface ProにはACアダプターが標準で付属します。
* USB 2のリソースの制限により、192 kHz(クワッド・スピード・モード)時にはUSB経由で合計18チャンネルのみ利用可能です。MADIface Proの場合は、アナログ1〜4とMADI 1〜14で18チャンネルを使用する為、192 kHz(クワッド・スピード・モード)時には、MADI 15/16チャンネルの入出力を使用できません。
PCに接続されていない場合、MADIface Proはスタンドアロン・モードで動作します。Babyface Proでもお馴染みの4つのレベルメーターと4つの設定ボタンとエンコーダーにより、PCの画面がなくても直感的に操作することが可能です。
スタンドアロン・モードには便利なMADIモニター機能が実装されています。MADIの1〜64chの入力はそのままMADI出力へルーティングされます。アナログ出力からは、1/2、3/4といったステレオペアで任意のMADIチャンネルをルーティングして検聴することができます。
RMEが独自に開発するドライバにより、USB 2.0でも68chもの入出力チャンネルを安定して、しかも32サンプルのバッファサイズまで詰めて送受信することができます。USB3やThunderboltはレイテンシーや音質には全く影響を与えません。最も普及しているインターフェイスであるUSB2を採用することにより、ユーザーは様々な環境で高速かつ安定したオーディオ・インターフェイスを使うことができるのです。
MADIface Proはクラス・コンプライアント(CC)モードでも動作可能です。クラス・コンプライアント・モードではチャンネル数が24chまでに制限されるため、4ch分のアナログと、前から20chまでのMADIチャンネルがiPadで使用可能です。iPadで使用する場合は、App Storeで入手可能なTotalMix FX for iPadを使用することにより、TotalMix FXのすべての機能を使用可能です。
TotalMix FXのミキサー機能はMADIface Pro本体のDSP上で処理されており、すべての入力および再生チャンネルを、同時にすべてのハードウェア出力へ、ミキシング/ルーティングすることができます。つまり、すべてのアウトプットに対して、独立したルーティングを自由に組むことができるということになります。
また、便利なControl Roomセクションにより、TalkBackやDim、スピーカーA/B切り替えといった、比類無きモニタ環境を提供します。
すべての入力チャンネルと出力チャンネルにはフルスケールのデジタル・コンソールに匹敵する充実した機能が実装されています。
3-bandのパラメトリックEQ、ローカット、MS処理、位相反転などの効果をチャンネルごとに設定できます。Reverb/Echoのエフェクト機能は、ステレオのsend/returnバスによりすべてのチャンネルに提供されます。
これらのエフェクトは192kHzを含むすべてのサンプル・レートでご使用いただけます。
なお、MADIface Pro上に搭載されたDSPには、DSPオーバーロード自動検出機能が搭載されており、より高いサンプル・レートに変換する際には、DSPの処理能力を超えるすべてのエフェクトが自動的に解除され、DSPオーバーロードになるのを防ぎます。
これによりモニター・スピーカーを破損することも防ぐことができます。
TotalMix FXのエフェクト機能はレコーディング・チェーンに柔軟性をもたらすだけでなく、CPU負荷の高いソフトウェア・エフェクトの代替としても機能します。また、スタジオ・モニタ用と、ボーカル・ブースのヘッドフォン用に別々のエフェクトをかけるなど、レコーディングの現場での需要に的確に応えることができる究極のソフトウェア・ミキサーがTotalMix FXなのです。
さらに新たにリリースされたTotalMix Remoteを併用すると、RMEオーディオ・インターフェイスのすべてのミックス状態、ルーティング、FX設定、そしてレベルメーターをリアルタイムで表示し、イーサネットや無線LANを用いて離れた場所からiPadやコンピューターを使ってコントロールすることができます。
アナログAD、マイク/ライン1〜2
AD、ライン/インストゥルメント入力3〜4 下記を除きマイク/ライン1〜2と同一:
DA、ライン出力1〜2
DA、フォン3/4 下記を除きDAライン出力と同一:
MIDI
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デジタル
デジタル入力MADI
デジタル出力MADI
* USB 2のリソースの制限により、192 kHz(クワッド・スピード・モード)時にはUSB経由で合計18チャンネルのみ利用可能です。MADIface Proの場合は、アナログ1〜4とMADI 1〜14で18チャンネルを使用する為、192 kHz(クワッド・スピード・モード)時には、MADI 15/16チャンネルの入出力を使用できません。
一般
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RME社製MADI製品およびAVB製品を含むPremium Lineシリーズは、開発に際して多くのメーカーとの互換性を最大限に考慮し、事前の互換性検証を長年に渡って行っております。よって多くのメーカーの製品と安心してシステムを構築することができます。互換性未検査製品との互換性をお約束するものではございません。システム導入をご検討の場合は、事前に互換性のテストを行って頂くことをお勧めいたします。検証機の貸出につきましては、法人窓口から承っております。