DURec技術情報 - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]

DURec 技術情報

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概要

DURec(デュレック)はDirect USB Recordingの略で、Fireface UFXシリーズやFireface UCX IIなどのRMEオーディオ・インターフェイスを業務用のUSBレコーダー/プレイヤーに変貌させる画期的な機能です。この機能の登場により内部DSPにより動作する、RMEオーディオ・インターフェースは、コンピューターを必要としない独立したデジタル・レコーダーとして、ライブ録音、バックアップ録音、リハーサルの確認録音を可能にします。これによって高価なマルチチャンネル・レコーダーを別途用意する必要がなくなります。

DURec対応製品
Fireface UFX III Fireface UFX II Fireface UCX II

 

 

 

94入力/94出力 192 kHz対応
ハイエンドUSB 3.0 オーディオ・インターフェイス
30入力/30出力 192 kHz対応
USBオーディオ・インターフェイス
20入力/20出力 192 kHz対応
アドバンスUSBオーディオ・インターフェイス

RMEは、多チャンネルの録音を如何にリスクを少なく録音できるかという問題に真剣に向き合い、安定したドライバを開発し続けるだけではなく、DIGICkeckに含まれるGlobalRecordソフトウェアを開発しました。この思想を受け継ぎ、独立したレコーダーをして活用できるように進化したものがDURecです。

MADIなどをはじめとする多チャンネルのオーディオ・データをディスクに別々のファイルとして書き込む場合、ハードディスク自体に大きな負荷がかかり、時間とともにフラグメンテーションを起こします。その結果伝送時間のロス、ディスクの書き込みエラーにつながります。ランダムなドロップアウトは予測が不可能です。

DURecは、すべてのオーディオデータを一つのストリーム、いわゆる「インターリーブ」としてまとめて録音することでこの問題を解決します。このストリームをディスクにインターリーブファイルとして一回で書き込むことで、ハードディスクのカタログに記載されているスペック通りのパフォーマンスや信頼性を実現できます。

2時間を超える録音も可能で、ディスクに容量がある限り録音を続けることができます。録音終了後、必要であれば個々のチャンネルを別トラックとして書き出してDAWソフトウェアで編集する事も可能です。

DURec機能を搭載するRMEオーディオインターフェイスに最大2TBの容量のUSBサムドライブやHDD、SSD、そして、USBアダプターを使用したマイクロSDカードを接続することで、接続される全ての入力及び内部ミキサーからの出力チャンネルを録音することが可能です。

また、CCモードでiPadと併用することでより操作性の高いレコーダーとしてご利用いただくことも可能です。

DURecは、USBメディアのパフォーマンスによって録音できるチャンネル数が変わってきますが、V30に対応するマイクロSD USBアダプターや、SATA HDDをUSB接続するアダプターを使うことで最大76チャンネル(ダブル・スピードは1/2、クアッド・スピードは1/4)の録音に対応します。


 

活用例

 

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典型的な3〜4ピース・バンドをスタジオで仮録音する際のシステム例です。パソコンを用意せずに2Uサイズのシステムで構築することが可能です。また、iPadをFireface UFX+に接続することでTotalMix FXを快適に操作することが可能です。

ライブ録音ではFOHからの最大64chの信号をMADIで受け、アンビエント・マイクを追加します。メインの録音はDAWで行い、バックアップをDURecで行うことで、2つのパソコンを用意することなく、安全に録音を行うことができます。


 

PAの現場ではライブ前日のリハーサルをDURecで録音しておくことで、リハ終了後もじっくりと本番に向けて準備することが可能になります。

DURecの使用方法、動作確認済みメディアなどについては、DURecのチュートリアルご参照ください。

DURecチュートリアル