HDSPe ExpressCard
Multiface、Multiface AE、Digiface、RPM用ExpressCard/34インターフェイス
製品概要
RMEは2001年にカードバスとI/Oボックスで構成するHDSPシステムを発表し、モバイルオーディオレコーディングに革新をもたらしました。RMEのHDSPシステムは、その後も継続的なファームウェアやドライバのアップデートによって、常に最先端の製品として比類のないパフォーマンスを提供して来ました。
HDSPe ExpressCardはそのHDSPシステムの性能をフルに発揮し、Multiface AE、Multiface、Digiface、RPMをExpressCardスロット搭載の最新のノートパソコンで使用可能にします。
HDSPe ExpressCardはExpressCard/34規格に準じ、定評のあるPCMCIAバージョンと同等の機能を搭載します。PCIバージョンでも使用されたRME独自のハイスピード・シリアルオーディオ・データバスを搭載し、Multiface AE、Multiface、Digiface、RPMインターフェイスと動作しますので、より高速なPCI Expressコンピュータへのアップグレードをスムーズに行うことができます。すでにRMEインターフェイスをお持ちの方はI/Oボックスをそのまま使用しながら、CardbusからExpresscardインターフェイスへ移行することができます。
HDSPe PCI CardとHDSPe ExpressCardはプロフェッショナル・オーディオの最高のインターフェイスであり、低レイテンシーと低CPU負荷に関して他のどのソルーションも追いつくことはできません。RME HDSPシステムは未だに他の追随を許さない、最も柔軟で、力強く、パフォーマンスの優れた、拡張性の高いソルーションです。
主な特長
RMEのHDSPe ExpressCardは、既存のPCIテクノロジーをPCI Expressへ対応させたのではなく、新たに開発された純粋なPCI Expressソリューションです。この新しいフォーマットの利点を最大限に活かすことにより、マルチトラックオーディオでの飛躍的なパフォーマンスを実現しています。
PCI Express Base Specification v.1.1を基にしたHDSPe ExpressCardは、1レーンPCI Expressエンドポイントデバイスで、2.5Gbpsのラインスピードに対応します。パケットベースの全二重通信により、各方向につき最大500〜 250 MB/sの伝送レートを提供します。
ExpressCardとI/Oボックスの接続には一般のFireWireケーブル(IEEE 1394、6ピン)を使用します。データ転送はFireWireプロトコルではなく、RME独自のバスプロトコルで行います。製品には4mの FireWireケーブルが付属します。また、I/OボックスにはExpressCardから電源供給されないため、コンパクトで軽量なスイッチングAC アダプタが付属します。
インターフェイス
- 規格:ExpressCard 34mm、1レーンPCI Expressエンドポイントデバイス v.1.1
- 伝送レート: 一方向につき250 MB/s
- 入出力:Multiface、Multiface AE、Digiface、RPMいずれかのI/Oボックスが必要
- IEEE 1394を使用したRME独自のバス・プロトコルで接続
一般
- Secure BIOS Technology:フラッシュアップデートエラー時にも完全に機能
- 付属品:IEEE1394aケーブル(4メートル)、スイッチングACアダプタ 100 V - 240 V / 12 V - 1.25 A
- RoHS指令 対応済
- ISO 9001認証
- CE認定
- FCC認定
動作環境
Windows
- ExpressCard/34に対応した空きスロット x 1
- デバイス・ドライバ:ASIO、WDM(すべてマルチクライアント対応)。最新のOS対応状況は - Windowsドライバ - をご確認ください
Mac
- ExpressCard/34に対応した空きスロット x 1
- Mac OS X (IntelMac) 10.4.8以降
- デバイス・ドライバ:Core Audio、Core MIDI。最新のOS対応状況は - Macドライバ - をご確認ください
※ オーディオ・アプリケーションの動作環境に従った十分なCPUとメモリが必要です
アクセサリ
Multiface II: 18ch 96kHZ HDSP インターフェイス
Digiface: 26ch 96kHZ HDSP デジタルインターフェイス