MADI Everywhere
クラシック音楽録音に関する特別な技能や知見を身に付けたトーンマイスターから、そのノウハウを直々に享受できる「トーンマイスターワークショップ2019」が開催されました。
Linn Recordsと契約する唯一の日本人アーティストである加藤訓子とエンジニアの寒河江ゆうじ氏が、マリンバのための無伴奏作品集「J.S. Bach: Solo Works for Marimba」とスティーヴ・ライヒの70年初頭の大作「Reich: Drumming」の録音について語ります。
MADI Information
MADIはサンプル単位の精度でマルチチャンネルの長距離オーディオ伝送を最もシンプルな手段で提供する便利なインターフェイス・テクノロジーです。
近年のサラウンド・プロダクションをはじめとするオーディオチャンネル数の増加がMADIが生まれた背景にあり、典型的な導入メリットとしては長距離伝送、設置コストの削減、全体的なメンテナンスの軽減があげられます。
32/16チャンネル ハイエンド アナログ > MADI / ADATコンバーター
M-32 ADは、32チャンネルのハイエンドADコンバーター。広範囲に渡る機能群を装備し且つシンプルなオペレーションを実現しています。優秀なアナログ回路設計に加え、RMEのジッター抑制機能「SteadyClock」を搭載することで最新鋭のADコンバージョンを可能にしています。
本製品の開発にあたって、RMEの持つすべての経験と、多くのプロフェッショナルユーザーからの要望が取り入れられました。その結果、従来のRME製品同様に、極めてコストパフォーマンスの高いユニークで卓越したハイエンドデバイスを実現しています。
アナログリミッター、最大+24dB/3段階の切り替えが可能なハードウェアレファレンスレベル設定、MADI/ADATにおいて最大192kHzに対応、6.3mm TRSとD-sub入力、MIDI/MADIリモートコントロールなど様々な機能が2Uサイズのラックに収められています。搭載されるリミッターは、業務用スタジオ、放送での使用向けにデザインされており、最大17 dBのオーバーロード入力を歪みなくコンバートすることが可能です(最大入力レベルは+30dB)。
M-32はリファレンスクオリティーでマルチチャンネルコンバージョンを行い且つ、類を見ないコストパフォーマンスを実現しています。
* M-16 ADは以下を除きM-32 ADと同様:
* TASCAM ピン配列/インチネジ使用
* MADIオプティカル端子は標準ではマルチ・モード仕様です。シングル・モードをご希望の場合は「RME MADIシステム構築 ご相談フォーム」、もしくは「 RME Premium Lineディーラー」までお問い合わせください。
M-32 ADには、ADI-8 QSに搭載されるバランスアナログ入力が導入され、全てのレベル設定においても高音質、低歪み率、高S/N比を実現しています。3段階のレベル設定が可能です。最新のコンバーター技術によって最大192kHz対応、すべてのチャンネルにおいてS/N比116 dBAのハイスペックなユニットが完成しています。
デジタル信号にはサンプリング・クロックの時間的なゆらぎによるジッターが生じます。現在その抑制こそがデジタルオーディオ機器の大命題とされています。
SteadyClock™はすべてのクロックに対して驚異的なジッター抑制を行います。SteadyClock™はいかなるクロックもリフレッシュして抜群の再生クオリティーを保つだけでなく、理想的なリファレンス・クロックとしてすべてのデジタル出力から送信できます。
RMEはリファレンスコンバーターであるADI-8 QS用にリリースタイムをデジタルコントロールするフル・シンメトリック回路を新しく開発し、M-32 ADにはこれと同じ回路を搭載しました。アナログリミッターは常に信号パスの中に存在しますが、コントロール信号が発生しない限り完全に透過的な状態を維持し、ノイズや歪みを引き起こすことはありません。この特徴により、オフモード時にもスレッショルドを+3dBに定義することが可能になり、ADコンバーターにおける3dB以上のオーバーロードを防ぐことができます。極端なオーバーロードを避けるだけでなく、ADコンバーターの破損も防ぎます。
フル・シンメトリック設計とリリースタイムのデジタルコントロールにより、ピークリミッターの「避け難い“歪み”」 (コントロールエレメントの直線性エラーやCV発生など)を減じることができます。いかなるレベル/周波数においても、歪み値は約0.3%にとどまります。
さらに特筆すべき特徴として、極端に高いレベルを取り扱うことが可能です。レベルリファレンスを+24dBu、+19dBu、+13dBuに設定した場合は、最大+30dBuまで供給でき、信号は適切にリミットされ(-3 dBFS)、スレッショルドも0.3%となります。+4.2dBuに設定した場合でのクリップ歪みを生じない最大入力レベルは+24 dBuです。20dB以上のオーバーロードが可能ということになります。
Mシリーズは全ての設定をMIDI経由でリモートコントロールすることが可能で、同時にデバイスのステータスを PCから確認することもできます。各ユニットにはそれぞれIDを割り当てられますので、1つのMIDIチャンネルで複数ユニットを個別にリモートコントロール することができます。また、MADI経由でも同様に完全リモートコントロールすることが可能になります。
1 本のケーブルで最大64chまでの伝送が可能なMADI信号の入出力に対応。また、MADI入力信号は、付加的なクロックソース(OPTN、クロックセクション)やスルー・インプットとしても使用するこができます。複数台を接続した場合、結合された全64チャンネルは最後のユニットのMADI端子から出力されます。
Mシリーズはオプティカルとコアキシャル端子から有効な入力信号を自動的に探知して入力端子を切り替えるリダンダンシー機能を搭載。双方に常時同じ信号を入力することで、片方の入力信号が欠落した際に即座にそれを探知して他方の入力に自動的に切り替えます。
M-32 (16) ADは、ワードクロックやMADI信号が利用できない場合に備えて、クロック同期のためのADATオプティカル入力を搭載しています。含まれるオーディオデータは処理されません。
また本機には4 (2) のADATオプティカル出力が搭載されています。48 kHzまでのサンプルレートで使用する場合、出力は32(16)チャンネルあります(ポートごとに8チャンネル)。それより高いサンプルレートはS/MUXで伝送されます。従ってチャンネル数はダブルスピードでは16(8)チャンネル、クワッドスピードでは8(4)チャンネルに減少します。
ADAT出力は、192 kHzまで利用できます(MADI出力と並列)。上記と同様にチャンネル数が制限されます。
接続には標準的なTOSLINKケーブルを使用できます。
M-16 ADとM-32 ADは自由に組み合わせられます。従って、16、32、48、64(またはその倍数)チャンネルのADコンバーターとしてカスタマイズ設計することができます。コンバーターは自動的にディレイ補正機能をアクティブにするので、すべてのユニット間でプレイバックがサンプル単位で同期します。
RMEのフラッシュ・アップデートテクノロジーにより、既存のファームウェアを更新させる事が可能。機能拡張、調整、修正させることができ、常に最先端のOSやその他のソフトウエア環境に対応させることが可能です。
※ファームウェアのアップデートは、有償でのファームウェア・アップデート代行サービスでのみ可能です。代金は13,200円(送料別、税込み)です。お申し込みはこちらのフォームよりお申し込みください。製品の状態によっては別途修理が必要になる場合がございます。
電源ケーブル、接地アダプター、オプティカル・ケーブル(TOSLINK)、日本語ユーザーガイド
アナログ
アナログリミッター
AD変換
デジタル入力ADATオプティカル
ワードクロック
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デジタル出力
MADI
ワードクロック
デジタル
MIDI
MADI
一般
M-32 AD
M-16 AD
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RME社製MADI製品およびAVB製品を含むPremium Lineシリーズは、開発に際して多くのメーカーとの互換性を最大限に考慮し、事前の互換性検証を長年に渡って行っております。よって多くのメーカーの製品と安心してシステムを構築することができます。互換性未検査製品との互換性をお約束するものではございません。システム導入をご検討の場合は、事前に互換性のテストを行って頂くことをお勧めいたします。検証機の貸出につきましては、法人窓口から承っております。