Digiface Dante - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
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AD . DA . DD . MADI
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RME製品の導入事例を紹介

MADI ライブ・レコーディング 神戸JAZZ 2011

Kobe Jazz 2011

港町神戸で2005年から毎年行われている「神戸JAZZ」は、JAZZに関わる様々な体験事業を通じて、次世代を担う青少年達の心と夢を育む事を目的としたユニークなイベントだ。2年目からコンサートのライブ・レコーディングを担当しているのが、神戸JAZZの主旨に賛同されたレコーディング・エンジニアの行方洋一氏である。昨年よりRMEのMADIソリューションを活用したレコーディング・システムに切り替えた行方氏の話を交えながら、当日のライブ・レコーディングの様子をお伝えする。

 

Digiface Dante

256チャンネル 192 kHz Dante - MADI対応USB オーディオインターフェイス / コンバーター

Digiface Dante

製品概要

RME meets Dante

接続端子

  • 256チャンネル:128入力/128出力
  • Dante:64チャンネル / MADI:64チャンネル
  • Gigabitイーサネット(IEEE 802.3準拠)
  • MADIコアキシャル入出力 x 1
  • ヘッドフォン出力 x1
  • ワード・クロック入出力 x1
  • USB 3.0接続
  • 外部電源が不要
  • TotalMix FX

Digiface Danteは、USB 3、MADI、TotalMix FXといったRMEが高い信頼性と実績を誇る技術と、様々な現場で運用されているオーディオ・ネットワーク技術「Dante」とを融合させた、軽量でコンパクトなオーディオ・インターフェイスです。

PCとの接続には広帯域のUSB 3.0を採用し、MADIとDanteをあわせた合計256チャンネルにも余裕を持って対応することができるだけでなく、強力なデジタル・リアルタイム・ミキサーTotalMix FXと、リモート・コントロール・ソフト「TotalMix Remote」を使うことで離れた場所から自由にミキシング/ルーティングを変更することも可能です。コンピューターを使用しないスタンドアローン・モードでは、64chのDante<>MADIコンバーターとしてお使いいただけます。

また、RMEの提供するMADI伝送技術により、MADI機器との接続の際にはMADI信号内のクロックを認識するため、別途ワードクロックを接続する必要はありません。

 

 

 

Digiface Dante接続端子

主な機能

仕様概要と特長

  • すべての設定をリアルタイムに変更可能
  • バッファー・サイズ/レイテンシー設定:32~8192サンプルから選択可能
  • 64チャンネルDante(AES67)、64チャンネルMADI
  • DanteおよびMADIそれぞれで32チャンネル 96 kHz /24bit同時録音・再生
  • DanteおよびMADIで16チャンネル 192 kHz /24bit同時録音・再生
  • クロック・モード:スレーブ、マスター
  • クロック・ソース:MADI、インターナル、Dante
  • ワード接続を必要としない高精度のMADI同期
  • 4 x Gigabitイーサーネット・ポート、100 Mbit/s互換
  • TotalMix:レイテンシーの無いサブミックスと完璧なASIOダイレクト・モニタリング
  • TotalMix:内部処理46ビットの4096チャンネル・ミキサー
  • サブミックス出力も可能な独立アナログ/ライン・ヘッドフォン出力
  • DIGICheck DSP:ハードウェア・ベースのレベル・メーター、Peak/RMS計測
  • Dante - MADI間の相互変換に対応したスタンドアローン・モード
  • USBエラー解析(Settingsダイアログに表示)

Digiface Danteは、多くのRME製品で採用されている「MADI」と、様々な現場で運用されているオーディオ・ネットワーク技術「Dante」を搭載し、MADI*とDanteをTotalMix FXとDanteコントロール・ソフトウェアを用いて自由にミキシング/ルーティングできるコンパクトなオーディオ・インターフェイスです。

コンピューターとの接続はUSB 3.0を使い、オーディオ・インターフェイス市場において非常に定評のあるRMEのドライバー技術により、低レイテンシーと安定性は従来どおりに、256チャンネルものオーディオ・データを直感的に扱うことができるデバイスとなります。

さらに、その小さな筐体にはヘッドフォン出力も備わっており、ヘッドフォンによるモニタリングはもちろん、ステレオ・ライン出力として活用することもできます。

Danteネットワークと接続を行うイーサネット・ポートを4つ搭載し、リダンダント・モードでは冗長性を備える2系統のポートとして、スイッチド・モードでは4系統のポートとして活用することができます。 また、コンピューターとの接続を行わないスタンドアローン・モードにも対応しており、スタンドアローン時は、シンプルな「Dante<>MADIコンバーター」として機能します。また事前に設定しておくことで、任意のミックスをヘッドフォン・モニタリングすることも可能です。

* MADIコアキシャル入出力端子はワード・クロック入出力端子と切り替えて使用します。

TotalMix FXとTotalMix Remote

TotalMix Remote

他のRMEオーディオ・インターフェイスと同様に、Digiface Danteでも強力なデジタル・リアルタイム・ミキサーTotalMix FXを使用することができます。TotalMix FXは、すべての入力および再生チャンネルを同時にすべてのハードウェア出力へ事実上無制限にミキシング/ルーティングすることが可能です*。

なお、TotalMix FXには、Talkback、メイン出力とヘッドフォン出力、フェーダー・グループ、ミュート・グループを備えるコントロール・ルーム・セクションがあり、MackieやOSCプロトコル、その他様々な方法でリモート・コントロールを行なうこともできます。

さらにTotalMix Remoteを使った、iPad、Windows、Macからのリモート・コントロールにも対応。TotalMix Remoteの設定は、TotalMix FXが動作しているホストのIPアドレスを入力するだけで完了し、自宅スタジオから大型ライブ会場まで使用する環境にかかわらず、どこからでもTotalMixをコントロール**することができます。

* Digiface DanteはDSPを用いたFX機能に非対応です。
** TotalMix FXを動かすコンピューターと、TotalMix Remoteを動かすコンピューターまたはiPadが、同一のネットワークに接続している必要があります。

TotalMix FXの詳細を確認する TotalMix Remoteの詳細を確認する

使用例

Dante - MADI変換

Digiface Danteは、シンプルなスタンドアローンのDante - MADIコンバーターとしてご利用いただけます。MADI機器との接続の際にはMADI信号内のクロックを認識するため、別途ワードクロックを接続する必要はありません。

Digiface Dante1台で4台のDante機器を接続できるハブとしても機能します。

また、USBでパソコンと接続することで、TotalMixを使って信号のルーティング・パッチベイとしてご利用いただくことも可能です。

M-32 DA Proの詳細

Dante - MADI変換

PAシステム - 中継車

ネットワークで組まれたライブシステムをコントロールするパソコンの安定したインターフェイスとしてお使いいただき、DAWで高品位な録音を行うことができます。

また、MADI経由でバックアップPCでの録音と、中継車への伝送を行うことができます。この場合も同期信号はMADIストリーム経由で行うことができるため、別途ワードクロックを接続する必要はありません。

MADIface XTの詳細

Ferrofish Pulse16 DXの詳細

PAシステム - 中継車

ライブ録音

DanteをベースとしたPAシステムから録音用に回線を分配し、アンビエントマイクを別途追加してライブ録音システムを構築することができます。もちろんこの場合もワードクロック接続は必要ありません。

Miacstasyの詳細

PAシステム - 中継車

技術仕様

ギガビット・イーサネット・ポート

  • RJ45
  • 100 Mbit/s, 1 Gbit/s
  • 標準ポートLED:接続(黄)、データ伝送(緑)
  • ストレートおよびクロスオーバー・ケーブル対応(Auto MDI-X
  • ネットワーク経由のリモート・コントロール(TotalMix Remote

 

MADI入力

  • コアキシャル(BNC75オーム、AES10-1991準拠
  • 高感度の入力段(<0.2 Vpp
  • 56/64チャンネルモード、96 kフレーム対応
  • 標準:最大64チャンネル24 bit 48 kHz
  • S/MUX32チャンネル 24 bit 96 kHz
  • S/MUX416チャンネル 24 bit 192 kHz
  • 同期帯域:25 kHz 54 kHz

 

MADI出力

  • コアキシャル(BNC75オーム、AES10-1991準拠
  • 出力電圧 400 mVpp
  • ケーブル長:最大50 m
  • 56/64チャンネルモード、96 kフレーム対応
  • 標準:最大64チャンネル24 bit 48 kHz
  • S/MUX:最大32チャンネル 24 bit 96 kHz
  • S/MUX4:最大16チャンネル 24 bit 192 kHz

 

ワード・クロック入力

  • BNC、ターミネーション無し(10 kオーム)
  • 75オーム内部ターミネーション機能
  • ダブル/クアッド・スピード自動検出/シングル・スピード変換

ワード・クロック出力

  • BNC
  • 最大レベル:5 Vss
  • 75オーム・ターミネーション・レベル:4.0 Vss
  • 内部インピーダンス:10オーム

アナログPhones出力129/130

  • ダイナミック・レンジ(DR):110 dB RMS unweighted113 dBA
  • 周波数特性@ 44.1 kHz-0.5 dB0 Hz 20.8 kHz
  • 周波数特性@ 96 kHz-0.5 dB0 Hz 45 kHz
  • 周波数特性@ 192 kHz-1 dB0 Hz 89 kHz
  • THD @ -1 dBFS- 96 dB, 0.0016 %
  • THD+N @ -1 dBFS-95 dB, 0.0017 %
  • チャンネル分離:100 dB以上
  • 出力:6.3 mm TS端子、アンバランス
  • 出力インピーダンス:2オーム
  • 出力レベル(0 dBFS, 1 kオーム・ロード):  +9.5 dBu
  • 最大電力 @ 0.1% THD50 mW

 

デジタル

  • クロック:インターナル、Dante、ワード・クロック、MADI
  • 対応サンプリング・レート:44.1 kHz 192 kHz 
一般
  • 電源アダプター:USBバスパワー、または外部電源
  • アイドル時の消費電力:3ワット
  • 5 Vバス・パワー動作時の電力:600 mA
  • アイドル時の最大消費電力:6ワット(1.2 A
  • 寸法(WxHxD):170 x 26 x 84 mm
  • 重量:500 g
  • 動作温度:+5°+50°C
  • 相対湿度:75%以下、結露なきこと

仕様は予告なく変更になる場合がございます。

RME社製MADI製品およびAVB製品を含むPremium Lineシリーズは、開発に際して多くのメーカーとの互換性を最大限に考慮し、事前の互換性検証を長年に渡って行っております。よって多くのメーカーの製品と安心してシステムを構築することができます。互換性未検査製品との互換性をお約束するものではございません。システム導入をご検討の場合は、事前に互換性のテストを行って頂くことをお勧めいたします。検証機の貸出につきましては、法人窓口から承っております。

動作環境

Windows

  • Windows 7以降 *
  • USB 3ポートまたは
  • USB 2.0ポート(Intel Core i3以上のCPUを搭載するコンピューターが必要です。チャンネル数の制限あり)


Mac

  • Mac OS X 10.11以降 *
  • USB 3ポートまたは
  • USB 2.0ポート(Intel Core i3以上のCPUを搭載するコンピューターが必要です。チャンネル数の制限あり)


* 2018年12月現在の情報です。最新のOSの対応状況につきましては、ドライバーページをご確認ください。

アクセサリー

NTCB-XT:スイッチングACアダプタ

NT-ADI24ProSE:スイッチングACアダプタ

NTCB-XT:スイッチングACアダプタ